表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

不思議な話

作者: 下衆人

昔はいろいろなものが身近にあって見えていたらしい。今は見えないと思う。

昔は医者は居たには居たが、現代みたいに電子機器も少なくて移動手段もほぼ徒歩であった。

曾祖父ちゃんはある日、とある患者を診てくれと頼まれていた。

曾祖父ちゃんは脱臼や出産など、少々その方面の知識があった。

頼まれていたその患者は、当時だがおそらくもう助からない類の病であったそうだ。

曾祖父ちゃんは夜中の患者の容体が急に変わったと言う知らせに、家をすぐに飛び出して夜道を走った。

しばらく走って、真っ暗な空を走りながらふいに見上げた。

空を大きい一つの流れ星が通り、消えた。

その時曾祖父ちゃんは瞬時に確信を持ったらしい。

患者が亡くなったと。

そして曾祖父ちゃんは患者の家に着いた時、ちょうど今なくなりましたと言われたそうだ。

 

昔は魂が空を駆けたらしい。

本当だろうか。


祖父ちゃんが言うのだが、魂が祖父ちゃんに礼を言いに来たのだろうと言っていて、ちょっとだけ羨ましいと思った。でも怖い。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ