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情熱になれない「男」の歴史

作者: IQ9

 自動販売機の前に立つ一人の男、何を買うか悩んでいるわけでわなく今の状況に悩んでいた。最近ついていない何もしないが生きがいに近い、プライベートに友達と遊ぶこともない、引きこもりになる手前だと思った。


「ちょっと早く買って」


呆然と立ち尽くしてた俺に後ろから声が聞こえて我に返った、あっと思い後ろを振り返る


「何? 早くしてくんない」


「あの……すいません」


急いでポケットから小銭を出したが10円足りない、後ろから聞こえてくるイライラしてるため息。状況で何も買わないのも変、しかし10円足りない、笑えない泣けない運がない。


「早く!」


「ちょっと待ってください」


どうしたらいいのかわからず小銭をすべて自動販売機に入れた、絶望の時間だったここで誰か助けに来ることはほぼ無い。俺自身知り合いがいたとしても絶対助けない。


「お金足りてないじゃん」


恥と人見知りから小さくうなずく


「はい10円」


真新しい10円玉はピカピカして綺麗だった、人からやさしくされるなんていつ以来だろうか。この状況で助けてくれるなんてどれだけいい人なんだ。


「ありがとうございます」


炭酸を買って軽く会釈してその場を去った、途端に背後から声をかけられた。見たまんま警察であった。


「ちょっといいですか?」


世間一般で言う職務質問、なんなく終わろうとした時またも背後から声がした。さっきの女の人だった。

何事だ? と思い近づいてきた、人にジロジロ見られるのは大嫌いで何だか変に緊張してしまう、何もしてないので別にいいかと心の中で思った。


「この人さっき私からお金取りました!」


ん? さっきの10円? くれたんじゃないの? 混乱混乱、くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

なんぞやなんぞや、わ、わけわからんこの女! 別にたいした事じゃないのに大事にすんなよ、クラスに絶対こーいう事するやついる。


「ちょっと来なさい」


俺の話を聞けよ1分だけでいいから、弁解させて警察コラ警察ー





つづく…かも。

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