初殺 目指せ復活!殺しまくりバトル開幕!
「さーて、今回も始まりました。早期生き返りを賭けた殺しまくりバトルロワイアル『殺ッ』!まずは初日、皆さん張り切って戦ってください!!!」
司会のマイクアナウンスが会場に響き渡る。
いわゆる、コロシアムといった風景の場所に俺、眞壁杏樹は立っている。観客は…いない。中継で観ているのだろう。さっきの司会の声が響いた後は不気味なくらい静かになっていた。
周りを見渡すとまばらに人が立っている。15人くらいだ。人となりは全然わからない。わかっていることはただ一つ。
今からぶっ殺しまくる相手だってことだ!
「先手必勝!まずは一気にスコアを稼ぐ!」
俺は両手を突き出し攻撃の態勢を取った。射程内には4人ほどいる。
「いくぜ…」
必
殺
!
俺は"殺"の発動を宣言した!
俺の後方に大きな必殺の文字が表示される!
「消し飛べぇぇぇ!」
俺の手から極太の光線が放たれる!四つの人影は光線の中で消滅していった。
「おーっと!アンジュ選手、早くも4点獲得ダァ!」
司会の声が響き渡る。幸先いいぜ俺。…周りの他の奴らも戦い始めたみたいだ。
「アンジュってば隙だらけ」
後ろから声がした。知ってる声。
「周防舞美!どうやって俺を殺る気だ?」
…舞美は答えなかった。俺をからかうみたいに肩まである綺麗な黒髪が揺れている。
「おい!なんか言えよ!質問には答えろって!」
「………」
答えない。
「なぁ、別にこのバトルに参加しても普通に接するって約束してたろ。それなのにさ!」
黙
殺
舞美が"殺"の発動を宣言した。
あ、殺られた。
薄れゆく意識の中で舞美が口を動かしてるのが見えた。
ばーか
ちっ、一回…殺られちまったな…。身体が消滅していくのがわかる。
さーて、復帰したらどうすっかな。取り敢えず舞美にお返死してやるか!




