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守護者となった退魔師と勇者の異世界譚  作者: 黒猫
生徒会総選拠篇
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新たな日常

3月11日

生徒会室ではサクラノ元会長からヒナ新会長に最後の引き継ぎ式が行われていた。フィフス学園長は笑いながら話をしていた。そしてコリー書記はそのまま在籍し、イロハとマリアは庶務に。何故かイリヤが辞退してフェルト姫が会計となり、生徒ではないイツキが副会長となった。リカは風紀委員長として活躍している。リカはトンファー持ちながら群れている生徒を脅していた。一番風紀を乱していた。

新生生徒会執行部が開始となった。前会長サクラノが溜めていた書類を必死になって処理していく。学園の雑務から来年度の予算案など様々である。イツキは2時間で1週間分の仕事を終わらした。脳をフル回転して終わらした。

普通の人間ならパンクするか死にます。


「ヒナ会長お茶です。」

「あらありがとう……ん!美味しいどこの茶葉?」

「あぁ。それは部屋の一室を改造して造っている自家製ですよ。」


そうイツキは寮の部屋の一室を『世界』の呪符にて創造して農耕や畑……動物などがおり、もう1つの世界として出来上がっていた。

閑話休題……しかし書類の量が半端ない。なぜ生徒会が教師の人事異動やら編入試験の試みや新入生の学園案内を造るのか不思議であった。ヒナ会長に尋ねたところなんでも昔からそうだったと言われた。

そして……下校時刻となりようやく皆の書類は終わっていた。フェルトはお金の計算が早く1時間で終わっていた。

3月18日、サクラノ元会長及びラルド3年生の卒業式を行い、学園を後にした。これにて新生イース学園と生まれ変わる。


月日は流れていき、2年生となった6月12日


「あーでは今日はここまで。明日で一学期に一度のテスト一週間前だちゃんと勉強しろよな。

くれぐれも夏休みに補習なんてことになって俺の手を煩わせないようにな。いいか?グレン、フレイの馬鹿二人。」


本日の授業が終了し、クロト教諭がHRで悪魔の宣告をした


「……は?いや、ちょっと待ってくださいよ先生!

俺ってそこそこの点数で赤点じゃないんですよ!?」

「赤点免れてもでもフォロー出来ないくらい酷い成績ということだ。諦めて頑張れ。あ、言い忘れてたがグレン、フレイ以外のメンバーは日頃の成績も良好でテストそのものが免除になってる。」


馬鹿の必死の抗議も先生にバッサリと切り捨てられる。

さて、馬鹿二人グレン・フレイが絶望にうちひしがれている間にこの学園のテストの方式を説明しようか。

この学園は3学期制で、地球でいう定期テストは一学期に一度しか行われない。

つまり、成績を付けるとき、テスト以外にも普段の授業の提出物、課題、小テストの結果が大きな比重を占めることになる。

そしてイロハ達魔闘祭の代表メンバーは団体戦優勝のボーナスで相当な点数が成績に加算されている筈なんだがグレンはそれでもカバー出来ないくらい酷い成績らしい。

ちなみにこの学園は変わっていて成績順位みたいなものをつけない。

進級するのに必要な単位を取れるかどうかということだけを見るとのことだ。


「それにしてもテスト免除とは思い切りましたね。」

「まあ不思議ではないけどな。」



何気にシェリカ、イリヤは学年でもトップクラスの成績(筆記、実技共に)だし、リンクは言わずもがな、そして今のメンバーは全員今からでもこの世界で学者になれるくらいの成績を誇っている。今考えると凄いな。

リカに至っては成績<は>いいが頭は残念だ。


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