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守護者となった退魔師と勇者の異世界譚  作者: 黒猫
生徒会総選拠篇
90/219

王道と草役

コリー書記は上空から偵察を行っていた。鳥の上に乗りながら、次々に絵を描いて分隊を放り込む。しかしビルの屋上にサラがいるのを忘れていたため、その隙がサラによる【雷帝之矢ライトニングスピアー】によって貫かれ脱落した。だがコリー書記はペンダントが砕け散る前に残り魔力で保険を掛けといた。この保険がどう転ぶかはわからない。

ビルからの射撃の光を見たリカは、ビルの壁を登りながらサラのいる屋上にたどり着いた。


「貴女を倒せば勝利できますので勝たせてもらいます。」

「俺はそう簡単には落ちないぜwww」


射撃特化のサラにとって近接戦闘は苦手とするが、修行のお陰でいくらかはましになったがリカには到底及ばない。短剣にてリカの首もと目掛けて振るうが見えない壁に辺り、短剣が折れてしまった。

リカは札をばら蒔き呪文を唱え、黒い棺がサラを囲んで閉じ込めた。その中ではサラは雷で感電し脱落した。リカは情報体を読み取り旗の位置を確認したところでオプションワークス『必千』の弓を取りだし、網膜にマーカーが現れ、旗の中心を確認したのち、弦を引く。放たれた矢は旗を貫くと思いきや、回復したコウガがカグツチにて矢の軌道を反らして破壊を阻止した。コウガがリカの位置を特定し、サクヤ・アヴァロンの『遠果無帝国之星シュランティルス』と呼ばれる隕石魔法で、リカのいるビルを流星群を降らせ破壊した。しかしリカはオプションギア『戦軍服リミックス』と呼ばれる1回限りの防御膜を身につけて身を守った。リカは落下しながらコウガのいる方向に目が掛けて核ミサイルを発射した。

ミサイルは爆発はしなかった。坂本龍馬に憑依し、『薩長土同盟』の能力スキルにてミサイルを封じ込め別次元に追いやった。


「嫌だ嫌だ。これだからチートは。」

「見つけたぞ。道筋を!」

ー固有結界発動ー

【天 下 不 武】


織田信長の能力を使い、鉄砲隊及び足軽、馬に乗る武人が現れる。


「固有結界ならそれで面白いし。」


リカもコウガと同じように提唱する。リカの背後にオプションワークス、オプションギアを携えた人が現れた。


「これが俺の擬似固有結界【選択武器堕人オプションワークスヒューム】だ。さぁどっちの固有結界が強いか勝負しようか?」


リカが手を上げると堕人たちが構え始める。そして合図で一斉に武者に突進する。リカは馬に乗馬し敵陣営に突っ込んでいく。槍で武者を凪ぎ払いながらシンとぶつかり合う。コウガはウラド三世に憑依して『極刑王』にて串刺しを図るが、馬の脚から火が吹き出し上空に浮かんだ。馬が変形して大型魔力砲シュータマルファルスを構えて、高速収縮を始める。コウガはアーサ王の力を憑依して、エクスカリバーとサクヤを構える。『遠く果てなき帝国(アヴァロンカリバー)』を放つ。互いの大技が衝突する。しかしアヴァロンカリバーがシュータマルファルスに呑み込まれコウガのペンダントが砕け散る。コウガの顔は何故か緩やかだ。

リカは固有結界を解除して旗の場所に向かった。

リカもまた隠してはいるが腹部に深い傷を負っていた。それを隠して勝利に貢献しようとしていた。

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