再会する戦友
「イロハ、次って何だ?」
「次は魔武器の作成。場所はさっきと同じ」
「魔武器か…俺は持ってるから「ゴンッ」なんだ?」
空から降ってきたであろう石が俺に直撃するかに思えたが、素早くキャッチした。手の中が煙を上げてるよ。
「それ魔石だよ。」
「…魔石?あぁあれね」
「………、ま、魔石は鉱石の中でも魔力の質が最も良い物。みたことあまりないけど。」
「ふーん……」
イロハから魔石を受け取ると、紙がくっついていた。えぇと何々……
『みんなのアイドル!創造神です。ごめん無かったことにして。イツキ君!あの駄神から言われたサービスを持ってきたよ。生徒たちに混ざって作ってみてね♪』
そんなことが書いてあった。そういや言ってたなサービスがあるって。
そして魔武器製作の授業が始まった。
「おーし、じゃあ授業始めるぞ。順番に魔石を取りに来い。」
「じゃ、取ってくる。場所とりお願い。」
「わかった。」
イロハが取りに行ってる間に場所を確保する。
それほど待つことなく戻ってきた。解析したところ、神様がくれたものよりも質は低い。まぁ神様がくれたのは100%という普通手に入らないものだから当然か。
「イーろーハー」
リリィが魔石を持って、一人の男子生徒と一緒にやってくる。
「久しぶりだな真理亜。」
「なんだよ。お前。消えたかと思ったかと思えば、使い魔になってるとか。そして久しぶりだな一週間振りか?」
「お前から見れば一週間か……色々あったからもっと経ってると思っていた。」
若干遠い目をするクロス君。
マリアとはよくアニメや小説の話で盛り上がっていたので、居なくなってからは少し寂しく思ってたりしてた。
「クロス君?イツキと知り合い?」
「そうだ。でもあの屑野郎と違ってはこいつといれば面白いこともあるし楽しいしな。」
「………そうだな」
「クロス君……イーステリア君照れてるよ」
「イツキでいい、リリィ。」
「おれもマリアでいい。」
リリィとも仲良くなったイツキたちであった。