突入開始
防衛戦が行われている一方、イゾルデのブリーフィングルームにて作戦会議を行っていた。ベルト支部長らエンデューロ支部の皆が殿を勤めることになり、他の皆は突入することになった。そしてシステムAI『フィリア』が間もなく到着と報告があった。
そしてエンデューロ支部らに装着型選択武装『ムラサメ』を配布する。
「作戦だが……イゾルデのステルスと魔力錯乱を解除したのち煙幕を放つ。その間に鬼人らの注意を引いている間にエンデューロ支部の皆が奇襲する。俺たちはイゾルデにて突入する。フィリアは強襲揚陸体でエンデューロ支部を支援だ。」
「『了解』」
「フィリア3分後に機能を解除しろ。総員戦闘配備……生きて皆を救うんだ!これが人類いや全種族の存亡をかけた戦いだ。作戦開始!」
どこぞの旗ファイターの台詞を言うリカ
『第1~6ハッチ解放……出撃タイミングをエンデューロ支部の皆に譲渡します。』
「了解。」
「支部長……。」
「言うな……わかってるからこれは俺たちでやらないといけない。皆……これからは死んでも守らなければならない。あえて言おう…死なよ。」
「わかってます。」
「「了解!!」」
「じゃあ行こうか……ベルト・ホーク出撃する。」
ベルト支部長の合図で各員が出撃した。ムラサメの能力であるステルスにてタイミングを計る。
3分後に機能を解除したイゾルデ。魔力を突然感じた鬼人は冷静に防衛態勢をとる。
『やはり来ましたか。さぁ遊戯の始まりです。頼みましたよ。私の騎士たちよ。』
椅子に座りながらそう言う。そして側近の鬼人
クロト、グレン、クリスらは持ち場に戻っていった。
鬼人たちはイゾルデに向けて魔法を唱え攻撃を開始する。イゾルデは煙幕を発射し撹乱する。艦首に魔力膜を展開して、速度を緩めずにそのまま突入する。
イゾルデは城の壁を破壊し突っ込んだ。イツキらはその隙に城内に潜入した。後ろから鬼人が迫ってきていた。ベルト支部長らはステルス機能を解除し鬼人らに奇襲しその場は乱れ始める。イゾルデはフィリアの自動運転により後退し変形を始め、人型となる。鬼人らに照準を定め、鬼封陣入りのミサイルと魔力弾、魔力キャノンを発射する。その攻撃を避ける鬼人らにベルト支部長らも攻撃をする。
鬼人らも負けじと応戦する。一人のオプションワークスの耐久値が安全区域を越え砕け散る。そして攻撃をくらい死亡した。
「マードック!!くぅ…あえて言ったはずだ…死ぬなと…!」
ベルトは仲間の死を嘆く暇もなく鬼人らを倒していく。数が多く捌き切れない。もしイゾルデの援護がなければ全滅していただろう。そう思いながら戦場を駆ける。