表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/219

来訪者

地球から帰還して1ヶ月がたち、いつもの日常を過ごしていたイツキらは、コウガからとんでもない話を聞かされた。


「そういえば、今日から転入生来るらしいね。リンテス聖国で召喚された勇者らしい。」

「へぇー。そんな情報は入ってきてないな。」

「フェルト姫から聞いた情報なんだけどね。」

「はい……リンテス聖国が召喚に成功したそうですよ。留学ということでここに来るみたいですよ。ですが聖国からは勇者に困っていて追い出したいのですが理由付けで留学って形ですね。」


フェルト姫の話だと飛んでもないじゃじゃ馬か昔のコウガ以上の思い込みの激しい奴が来ると核心してしまった。


「うーす屑ども。今日は編入生が来てっからじゃ、入れ。」


クロト教諭が言うと、ガラッと扉が開いて勇者と王女、その巻き込まれが入ってきた


「「「「「キャアァァァァァァァァァァァァァ!!!!」」」」」


「「「「「おぉぉぉ……!!?」」」」」


吠えるな愚民共


「うるぜぇカスども!自己紹介しろ。」


「俺からやる。俺はユウヤ・シライシ。属性は闇と風だ。魔力は4億だ。よろしく頼む」

「私はレナ・シライシです。属性は鎖と癒です。魔力は3億です。よろしくです。」

「「「「「……………」」」」」


皆様唖然でございますね

皇より魔力量が多いんだから。

それとレナという娘はあれだな。復讐系の主人公とやらか。


「リース・リンテスよ。聖国の王女…カイト様以外には興味はありません。」

「僕はカイト・ノウムです。属性は火水風地雷闇光です!魔力は16億です!」


まぁ魔力量が異常だけど普通な自己紹介だ


「あと、僕はリンテス聖国で勇者なんだ。だから僕は勇者として君たちを守るよ!あと、リースから聞いたんだけど魔物だっけ?を殺すのは間違っていると思うんだ!君達も僕を見習って魔物は殺さないようにしてね!だって魔法は幸せになるためにあるんでしょ?だったら魔物達も幸せにしないとね!殺すんじゃなくて話し合えばどうにかなるよ!」


ラリってやがる

ラリってやがる

ラリってやがる


大切なことだ

コイツラリってやがる


「「「「「「………」」」」」」


空気が死んだ

みんな

“なんだコイツ…ラリってやがる”って目で見てるよ


「さすがはカイト様!」

「カッコいい!」

「私も魔物は殺しちゃダメだと思います!」


……おー、リース聖女(笑)さんにワケわかんないやつ二人が賛成した


三人とも顔を赤くして

で、皆のそれを見た目は

“ハァ……ラリってる奴の近くにはラリってる奴等か…”

ってな感じで遠い目をしていた


「席は廊下側の一番後ろの二席とー、真ん中の一席だー」


苦笑いしながら言ったクロト教諭


「えーと、編入生達はこれから魔武器と使い魔召喚をするから闘技場に行ってこい。他のやつらはそれの見学後模擬戦だ。監督はイツキはお前がやれ。」


イツキは強制的に雑用を任された。

正直やりたくはなかった。

クロト教諭はそう告げ教室を出ていこうと扉に手をかけた。


「先生!模擬戦って戦うってことですよね?傷付け合うってことですよね?」


と立ち上がって言った勇者(爆)


「そうだねー。そうなるねー。で?それがどうかしたかなー?」


あ……嘗めきった顔だ。完全に面倒そうだ。


「魔法で傷付け合うなんて間違ってると思います!さっきも言った通り魔法は幸せになるためにあるんですよ!?」


「へぇーそうなんだー。じゃあみんなー、闘技場にしゅーごー!!」


「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」


あ一瞬でめんどくさくなったなwwwwww

つか勇者とその一行以外はみんな、逃げるように教室を出ていった


「アッハハハハハハwwwwwあのなぁwwwこの世界はお前がいたような平和ボケした世界じゃねぇんだよwwwwww」


リカは呆けている勇者にバカ笑いしながら告げて、窓から飛び降りて闘技場に向かった

あ、祐也も生徒に紛れて移動したぞ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ