表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/219

模擬試合

「いやぁwwwなんだかんだで楽しいねぇwwwカズトwww」


スイカ割りを終えた後、いろいろ遊んでいたリカがそう話しかけてくる。すっかり当たりはオレンジ色に染まりかけていようとしていた。



「さて、じゃあ私達も別荘に戻るか。」

「そうですね・・・別荘に戻って、この状況でも気絶してしまわれているクロス様を・・・フフフ・・・」


・・・フェルト姫ェ・・・

背中からなにやらドス黒いオーラを放ちながら、なにやらぶつぶつ言いながら笑っているフェルト姫に対し、内心引いていると、


「ちょっと待ってくれないか。」

「ん?なにかね」

「どうしたのぉ~~~?リンク君~~~」


突然俺達を呼び止めたリンクに対し、俺は首を傾げ、サラさんも首を傾げながらそう尋ねる。


「実はイーステリアに頼みがある……」

「俺に?」


何だろう?ってこのシチュエーションだと大抵良い頼みごとじゃ


「俺と今、ここで手合わせして欲しい」

「・・・」


・・・やっぱりかあぁ


「リンク君!?」


「前々から気になってたんだイロハの使い魔……おまえの実力今……それを知りたい・・・」


リンクの突然の模擬戦の申し立てにフェルト姫が驚くなか、リンクが途切れではあるが、そう言葉を紡ぐ。

っていうかバトルかよ!!

まぁいいか。強いやつと戦えればもっと強くなれるが…面倒い。


「良いんじゃない?リンクとイツキが戦っても。ね。皆。」

『はい!!』


い。ってえ?マスター!!


「私、イツキの強さをもっと知りたい。」

「わたしも……」

「言われてみれば、確かに。私も。是非とも拝見したいですね。」

「私もぉですーーーっ♪」

「私もぉ~見てみたいなぁ~」


突然横槍を入れてきたイロハの言葉に対し、俺が思わず固まっているなか、他の皆は口々にそう言う。


「っていうか訳だから…頑張って…イツキ。」

「っというか。イロ。」

「なに?」

「・・・私の意思は?」

「なしよ。」

「さいですか。」

「良いでしょ。別に。そんなに(身体的に)疲れてないだろうし。」

「・・・わかりましたよ・・・」


こうして俺はテイラーと模擬戦をすることになった・・・はぁ・・

「それでは。イツキ様とリンク君は所定の位置へ着いてください。」


コウガが“防死結界”を張ったのを確認した後、フェルト姫はそう俺とリンクに言う。


「来い。」

フェルト姫に言われ、所定の位置に着きながら、俺はイザナギ・イサナミを出現させる。この短剣は俺が打った剣である。


リンク「・・・・・」


対するテイラーも黒刀を取り出し、構える。


「それでは、今から私がこのコインを弾きますので、このコインが落ちたら開始です。」


フェルト姫はそう言いながら、一枚のコインを手に取り、

ピイィィイイィィィイイィィイィィィイイィンッ!!

と弾いた。

弾いたには弾いたが、光の“身体強化”をしてからやったのか、フェルト姫の弾いたコインは天高く弾かれた・・・


「よーい。アクション。」


パンッ!!


ってそっちかいコインはなんだったんだ?

ずっこけそうになったイツキだった。

フェルト姫はそう言って模擬戦開始の合図を出す。

っていうかアクションってあなたは何処の監督ですか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ