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守護者となった退魔師と勇者の異世界譚  作者: 黒猫
異世界からの訪問者
23/219

問題児は学園に編入するそうです。

悪魔召喚を潰して、捨てられ系主人公のユナ、トリップっ子のリカを保護した後日、神と会ってリカを強化してもらった。コウガよりも魔力が多く、多様な属性と能力スキルを貰った。

さらに俺は片目と嗅覚をどうにか出来ないかと聞いた。人間なら出来ないと言われ、【妖神】という妖を率いる神へと昇格した。

そんなこともあり、

学園でヒナ副会長から話を聞いたところ、悪魔召喚の関係者はゲハは死亡したため、確認することが出来なくなってしまったため迷宮入りしてしまった。

リカは俺やイロハも所属しているギルド、『夜桜』に入り、その魔力量と属性の多さで異例ではあるが、SSランクになった。

クリスさんは最初、【皇】になることを勧めたらしいのだが、


「イツキは【皇】にはならないで、SSランクで留まったんだろ?だったらオレもSSランクでいいや♪そっちの方がフリーダムがあって面白そうだし♪」


っていうことらしい。

なぜ俺基準で決めたかはスルーする。

因みにその時、リカに付いた中2ネゲフンゲフンッ!!二つ名は『草乙女ヴァルキリー

まぁ、そんなことがあった日の翌日、『イース魔術学園』、教室・・・


「おはよう。リリィ、シェリカ、イリヤ」

「おはよう♪」

「おはようございます。イロハ、イツキ。」

「おは…」


朝、登校して教室に入った後、俺とイロハはリリィ とシェリカとイリヤの三人とそう挨拶を交わす。


「あのさぁ。みんな?一応俺もいるんだけど・・・」


「あ。弄られ君。いたんだ。」

「ぐすっ・・・どうせ俺なんて・・・どうせ俺なんて・・・」シクシク


そうしてまたしても隅でいじけるフレイ(弄られ君)ですが、当然スルー


「あ。そういえば聞いた?今日、新しい編入生が来るんだって♪」


隅でいじけているフレイ(弄られ君)をスルーしながら、リリィが楽しそうにそう話題を振ってくる。

本当、フレイ(弄られ君)に対して冷たいよね。うん。

まぁ、俺も人のこと言えたことじゃないけど。


「へぇ……一体どんな子が来るのかしらね。」

「ちょっと……楽しみ。」

「俺はできることなら、可愛い女の子に来て欲しいな♪それも巨乳なら尚も良し♪」


今日、入ってくる編入生について、イリヤ、シェリカ、フレイ(弄られ君)の三人がそう言う。

まぁ、俺とイロハは編入生が誰かは知ってるんだけど・・・

っていうかフレイ。いつの間に復活した?

いつの間にか復活していたフレイ(弄られ君)に対し、俺がそう思っていると、


ガラッ!!


「おらぁ~~~さっさと席着け。かす共ぉ~~~欠席扱いにすんぞぉ~~~」


担任、クロト教諭がそう言って、教室に入ってきた。


ザッ!!


そして、それと同時に教室にいた全員が一斉に席に着く。


「よし。今日も欠席者はいないな。もう知ってる奴もいると思うが今日、このクラスに新しく編入生が入る。」

「先生!!その子は女の子ですか?男の子ですか?」


今日、入ってくる編入生の性別について、リリィが手を上げながらそう尋ねる。


「・・・喜べ。チェリー共。編入生は女だ・・・」


「「「うおぉぉおおおぉおおぉぉぉおおぉおぉぉおーーーっ!!!」」」


クロト教諭がそう言った瞬間、モテない男達の咆哮が教室内に響き渡る。


「それじゃあ、編入生。入ってこい。」


ガラッ!!


そのクロト教諭の言葉と共に教室のドアが開くが、


シーン


「「「?」」」


廊下には誰もいなかった。

あれ?リカはどこいった。


「?先生。編入生は何処ですか?」

「おかしいな。ついさっきまで一緒に来ていた筈なんだが…。」


もてない男子の問いに対し、クロト先生もそう言って首を傾げる。


<イィィヤッフゥー♪

(・ω・)ん?んん?


今、一瞬、“アイツ”の声が聞こえたような気が・・・

・・・しかも窓の外から・・・

・・・(・ω・;)まさか・・・


俺がある嫌な予感をしていると、


ガシャアアアンッ!!

(゜Д゜;)!?

「イィィヤッフゥー♪」

・・・“アイツ”が窓を蹴破って入ってきた・・・

「「「!?」」」


クルクルクルクル

窓を蹴破って入ってきた“アイツ”はその勢いを乗せたまま、クルクルクルクルと宙を舞っている。

因みに“アイツ”が今、履いているのはスカートです。

よって、宙を舞っている際、スカートの中が見えてしまう訳で、マリア、フレイを含めた教室内の男子全員がなんか必死な感じでパンチラを見ようとしています。

勇者は腕組んだまま目を瞑っていた。

俺は紳士なので見ませんよ。えぇ。


スタッ


俺がそう思っているなか、“アイツ”はクロト先生の隣に華麗に着地する。


「そこからぁ!私が来たぁ!!そして男子諸君!!オレがスカートの下に履いているのはスパッツですから!!ざぁーんねぇーん!!安心してください履いてますよ。」


長い黒髪をなびかせながら“アイツ”、トリップっ子、黒牙理科はNO.1とギターな侍を決めながらそう言った・・・

・・・チョイスがちょっと古くね?・・・


ゴツンッ!!


「あ痛っ!?」


決めた後、リカはクロト教諭からゲンコツをもらう。


「いったぁ~~~何すんですかぁ~~~?先生ぃ~~~」スリスリ

「あと、『何すんですか?』じゃねぇよ!!黒牙!!なに、窓を蹴破って入ってきてんだよ!?」

「いやぁその方が面白いと思って・・・反省も後悔もしていない。あるのは爽快感…。」


クロト教諭からのツッコミに対し、リカはそう言いながら、先程自分が蹴破った窓の方へと近づく。


「・・・“創造属性”、“クリエイト”・・・」


パチンッ!!


リカが小さな声でそう言って指パッチンした瞬間、先程リカによって蹴破られた窓があたかも何もなかったかのように修復された。


「さてと、これで問題ないだろってあれ?どうかしたか?」


先程自分が蹴破った窓を“創造属性”で直した後、なんかフリーズしていた教室の皆を見て、リカは首を傾げる。が、


「「「うおぉぉおおおぉおおぉぉぉおおぉおぉぉおーーーっ!!!」」」

「うおっ!?」


教室内のモテない男達が一斉に雄叫びを上げる。

まぁ黙ってれば美少女だとは思うが……


「美少女キターーーッ!!」

「しかも巨乳系キターーーッ!!」

「神様アリガトーーーッ!!」


リカの容姿について、モテない男達が口々にそう言う。

あと、言ってなかったけど、リカは持っている方だったりします。

個人的には多分Gくらい・・・でかいな。おい・・・

「・・・」ペタペタ

「・・・」

「「はぁ・・・」」


リカのを見た後、イロハ、イリヤのふたりが自分のを触って確認した後、そうため息を吐く。


・・・その内、良いことがあるよ。ふたりとも・・・

因みにシェリカとリリィは持っている方だったりします。

シェリカがCでリリィがBです。はい。


「っていつの間にあたしのバストを計ったの?イツキ。答えなかったら殺す。」

「見たら多少なりともわかる。っていうか最初の頃は測っただろう?心を勝手に読むな。イロハ剣を仕舞え。」

「うぅ・・・うるさ」

「うるせぇーーーっ!!!」


シェリカが言うよりも速く、クロト教諭の怒りの声が教室内に響いた・・・

・・・あんたの声が一番うるさいよ・・


シーン・・・


クロト教諭の怒りの声によって、教室内が静かになる。


「よし。静かになったな。それじゃあ、名前と“属性魔力”、ギルドランクを紹介しろ。」


リカ「ぇ、は、はい。え~と・・・オレの名前はリカ・クロキバ。“属性魔力”とギルドランクは乙女の秘密だ♪あと、屑やビッチとは仲良くなろうとは思ってないむしろ抹殺対象だからそのつもりで♪皆♪よろしくな!!」ニカッ!!


「「「ぐはあぁぁあああぁああぁぁぁああぁああぁーーーっ!!?」」」


ドカァァァンッ!!


リカが笑顔でそう言った瞬間、教室内にいたモテない男共が一斉にそう言って、大爆発を起こした・・・


・・・あれ?これってなんかデジャヴ?



「まぁいいか……それじゃあ、クロキバはツムギの横の席が空いているから、そこで決まりな。」

「はーい♪」


クロト教諭のその言葉に対し、リカは笑顔でそう答えながら、タタタッとイロハと俺の方へ近づく。


「いよ(^_^)/♪イツキ?にイロハ♪これからよろしくなぁー♪」

「よろしく。」


笑顔でそう言ってくるリカに対し、イロハと俺は普通にそう対応する。


「あ。あとそれとそこにいるんだろイツキ。」

「ん?なんですか?クロト教諭。」


透過の術を解除しクロト教諭に確認を取る。


「クロキバはまだ魔武器も使い魔も持っていないようだから放課後、おまえが面倒みてやってくれ。」

「?何故俺なんだ?」

「おまえがこのクラスで一番の暇人だろ?それにクロキバ本人からの指名だからだ。じゃ。一時間目は自習にすっから、今の内に編入生と親睦を深めておけよぉ~~~じゃ。おやすみぃ~~~グースピー♪」


クロト教諭はそう言うと同時にいつもの自前のベッドと枕で寝た。

・・・この駄目教師が・・・

誰が暇人だ。殺して野郎かな

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