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守護者となった退魔師と勇者の異世界譚  作者: 黒猫
一新紀元 退魔師のいなくなった世界で勇者は奮闘する
213/219

悪魔童話

「ハーメルンっというのは300年前に結成され子供を誘拐し、いくつもの人体実験を行った闇ギルドです。その創設者が鬼人事件の主犯【夜明けの魔剣】マスターニルス・グリモワールです。」


闇ギルド【ハーメルン】

かつて王国を襲ったテロ組織であり鬼人事件を起こした闇ギルド【夜明けの魔剣】マスターであるニルス・グリモワールが人間への復讐のために創設させたギルドである。そのギルドの主な目的は子供を拐い魔物に変貌させる人体実験を行い自身の兵隊こまにするためだ。当時の騎士団やギルドが血眼になって捜索したが見つけられずにいた。しかし勇者が拠点を見つけ壊滅に追いやったと文献に残っていたが、その生き残りが逃げ延びて現代まで息を潜めていた。それが今回の事件である勇者狩りをしていた。


「なぜそのギルドが今になって……」

「もしかしてあれでしょうか?文献に残っていたのですが彼らが信仰している悪神を復活させようとさせているのでは?」

「それを阻止すべくハーメルンは潰す。」


話しているとユウヤから念話が届いた。それは帝国にも暗殺者が現れたときた。


(すまん取り逃がした。なんとか追い詰めたが……笛の音が聞こえた途端にレナが操られ動きを止められてしまった。女の名前はラッテンっていってたな)


「笛……ラッテン……レーザァー……もしかしてハーメルンというのは」

「あぁ地球のグリム童話だろう。それの話をもとにした悪力アルガロン童話だと思う。」


悪力アルガロン童話~

稀に産まれてくる能力である。悪神の力は災厄といわれ恐れられ葬られた力である。その力を利用すべくハーメルンは人体実験をして疑似悪力を産み出そうとしていた。それを当時の勇者らによって止められた。


話し合いが行われその場は解散となったが、このことをギルドに報告すると、討伐隊が編成されることになった。コウガを始めとするメンバーが集められた。




ハーメルン拠点


「いま戻りました。」

「おっそーいレーザァー。勇者は狩れたの?」

「狩れましたが王国は駄目でしたね。いやぁ強かったですねぇ。紅薔薇」

「はいはいおしゃべりはそこまで。残りの神啓ギフトは5つ

王国最強勇者 コウガ・カグツチ

帝国護衛勇者 パール・スレイン

日ノ本第15代将軍 ミカゲ・ヒムラ

犯罪者 ヒルド・エルティーラ

放浪勇者 ジーク・アンデルセン

だ。それと可能性があるものは殺せ。」

「「はいはい!僕ヒルドさんやるぅ」」

「ヘンゼル、グレーテルはそれでいい。残りはお前たちで決めろ。俺は悪神への儀式を準備する。」


集会はこうして終わりを告げた。あの大戦から少ししか経っていないのに戦いはまだ続く。神啓ギフトを利用すべく動き出したハーメルンいやグリムグリモワールは世界をどうするのか。

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