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因縁の武闘

現世の進攻を阻止しているグレイたちは疲弊していた。何十万という大軍をたった5人で足止めしてるからだ。回復支援はグレンだったが攻撃に専念できるようユウヤがレナをそこに置いてきた。レナが必死に支援魔法を掛けているため、みんなは集中して専念できているが、いつまでレナの魔力が続くか解らなかった。そのため支援はできるだけ控えるよう話してある。


「これ……いつ終わるんだよ」

「イツキがハザマとか言うやつを倒すまでだよ!」

「口ではなく手を動かせ!」

《オプションワークス》

地氷弓アースリィーイーグルス〉【天夢の流星】



グレイがオプションワークスを発動する。空に向けて弓を氷の矢を形成して弦にかける。それを引くと矢が空で爆散し亡者目掛けて降り注いだ。亡者は避けることが出来ず直撃して消え去った。そしてもう一発放った。しかし矢は降り注ぐことはなかった。空中で矢が折られ爆発した。煙から出ててきたのは傷だらけの再生の追いついていないノールが目の前に立ちはだかった。


「よぐ……も……よぐも……俺をこけにしやかって!てめぇらは……ここで……殺してやる!」


理性が吹っ飛んだように荒ぶれていた。そして亡者らがノールの肩を掴み揉めていた。その亡者を殴り吹き飛ばした。それにより亡者らがノールから逃げだした。しかしノールは亡者らを追うように殲滅していった。それを見たグレンたちは一瞬呆然としたが現実に戻りノールの動きを止めた。


「おめぇは仲間を何だと思っている!」

「な、仲間?っは!あれが……仲間?あれは……ただの道具だ!俺が……なにようが勝手だろ?」

「道具だろうがなんだろうが亡者とて生きてる人間なんだ。それをお前は……」

「うるせぇな説教かよ……俺に……勝てねぇてめぇらがかよ」

「俺は……俺たちはお前を倒す!」


リンクたちはノール目掛けて駆け出した。ノールは術式展開して構えを取る。

それをみたグレイはノールの脚を氷付けにして足止めしてフレイとグレンは両側から攻める。ノールは妖力を高めて氷を破壊して天涯夢想てんがいむそうの構えを取る。


《拾壱之罪開廷》【天涯王てんがいおう


本来ない十王の裁きを造った。天涯王とは十王の裁判で決着が付かなかったとき次の王に回される。天涯とは自身が犯した罪を一生背負い転成させる無慈悲の裁きである。


冥王天涯めいおうてんがいみだれ


迫る二人の腕を掴み二人を叩きつける。そしてグレイの目の前に瞬間移動して乱打する。グレイは咄嗟に厚い氷の鎧を局部に張り巡らして致命傷は避けたが、麻痺が起きてしまい動けなかった。ユノは影魔法でノールの影から出現したがノールがそれをいち早く察知して裏拳にてユノを吹き飛ばした。ノールは【昇天凱】という技を発動してみんなを吹き飛ばした。その余波でレナも吹き飛ばされ気絶してしまった。リンクたちはよろめきながらも立ち上がりノールに立ち向かう。


「よくもやるなぁ……勝てないと解っておきながら……向かってくるのか」

「俺たちは負けるわけには」

「行かねぇんだよ!」

「どんな強敵だろうがなんだろうが」

「この命の灯火が消えるまでは全力でやるだけなんだよ。」


ー臨界点突破ー


グレンたちの覚悟が共鳴し、臨界者となり解放した。


【氷幻魔アイスグリード】

【炎眼魔スペリアルフレイマー」】

【風欲魔ウィングリード】

【破道魔ブレイクロード】


《術式改訂》【滅魔鬼アンチロード


ユノは自身の身体に大昔に封印しユノの家で代々使役している鬼【八瀬童子やせどうじ】を憑依させた。角が八本はえ、爪が伸び体格が変わった。


ー悪神解放ー

《トラルテクトリ》


悪魔になり戦闘が始まったかと思った。グレイの腹部をいつの間にかノールの拳が貫いていた。状況に追いついていないグレイは吐血するが患部を凍らせて動きを止める。


「今だ!っくぼ…。」


両脇からフレイとリンクが攻める。しかし無理やりノールはグレイの腹部から抜き投げ捨て、足技で応戦する。


【冥帝震魔鋼脚】

《八瀬流》【八重嵐】


その衝撃波が2人に襲うが、ユノの剣技により分散される。ユノは完全に衝撃を分散させたかと思えたが、一部を喰らってしまい血を吐いてしまった。


「貴様らに死を与えてやる。」




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