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守護者となった退魔師と勇者の異世界譚  作者: 黒猫
異世界からの訪問者
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悪魔召喚

残ってた子をリカに任せて、下へと目線を向けた。目を瞑りリクを発動する。


ー削れ六道ー

修羅道【装甲爆撃パイルバンカーの杭】


杭打ち機が出現する。床に杭を打ちつけ放つ。大きな音を立てながら穴を作り下へと削り取っていく。だいぶ奥まで開いたのを確認すると俺たちは飛び降りていく。


~ゲハ屋敷地下、儀式部屋~


ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・


地下で密かに行われている悪魔召喚部屋に、多くの子供たちが達が鎖に繋がれていた。


「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!」

「もう少しだ……もう少しで我輩の念願の夢が叶う!!」


魔方陣の中に鎖に繋がれ横たわり、魔力を強制的に抽出させられているのに対し、屋敷のゲハは魔方陣の前でからそう声高に言う。


「もっともっと魔力を!!」


パチパチパチパチ・・・


魔力を奪われた子供たちは虚ろな目をしながら、呼吸が不規則にしながらたおれている。鎖に繋がれている残った子供たちは怯え苦しんでいた。


「あらら……駄目にしちまった……でもこれでさいごだ!じゃぁ次の奴は。」

「きみの命だよね。」

「!?」


ゲハの言葉を遮りながら、天井から杭が突き破りゲハを串刺しにした。

乱入して早々、この場の状況を理解した俺は気にいらなかった。罪のない子供たちをこんな無惨にも魔力を全て取り出した野郎にはヘドが出るほど


(うわーこいつのことは合ってすぐだしわからないけどキレていること明白だ)


「き、貴様ら!!一体N」

「黙ってね……えっと誰だっけ?」


ガッ!!ドサッ!!


突然現れた杭に串刺しにされた屑野郎を、俺が平手打ちして黙らせた。


「それにしてもまぁこんなに子供たちを集めたものだなよね。」

「くっそ……」

「ざっと見る限り、百はいるな。」


それにしても百は多いな・・・


「あいつは動かないから子供たちを救うか。」

「了解~」


よし。さっそく救いますか。


ゾワッ!!


俺の未来視が発動し、屑野郎を確認すると、魔方陣に引きずりながら近づく。そして自身の血を垂らす。魔方陣がどす黒く煙があがる。


「リカちゃん。子供たちは任せたよ。」

「わかった。」


煙が晴れるとそこには一体の巨体で闇の覆われた奴が立っていた。


「ほぅ…こんなちっぽけの魔力で魔人たる我を呼び出すとは。」

「!!貴様!あいつを殺してくれ!」


屑が悪魔に向かって命令を始めた。


「ふん。誰が貴様の命令を聞くか……失せろ劣等種族が。」


そんな屑の胸に手を突き刺してそう言いながら強制的に魔力を取り出して食べた。


「ふむ不味いな……これでは足りんもっとだ……貴様のをよこせ!」

「君はドス黒い色だね。」


瞬間移動してきた悪魔が、拳を振り上げて攻撃してきた。それを軽く避けると衝撃波が生まれた。

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