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大罪

アルヴ大森林では大罪らが珍しく仕事をしていた。ベルベットとレヴィたちは雷と暴食を使用して敵部隊を殲滅していく。レヴィは油断して脇腹にくらい膝をつくが、広範囲の魔法を発動させて倒していく。

ベルフェゴールとフラスは木を飛び移りながら移動するが敵は見つからず、フラスをどうやって殺そうか遊んでいた。


「先輩~前行ってくださいよ~。さっきから殺気と痛みが酷いんですよ~。」

「嫌だね。脳天と背中どっち殺ろうか決めてんだからよ。」

「アホの隊長にパワハラで訴えます~。」

「うるせぇよ。」

「いでぇ!そんなんだから駄天使だてんしになるんすよ。」

「だれが駄天使だ。っ止まれ」


ベルがそう指示し止まるとフラスは背中に刺さっている針を抜き一本一本折りながら落としていく。ベルはカチンときて大罪動物アニマルセクターの鎌鼬のメアドを呼び足した。ベルはメアドに攻撃指示を出してフラス目掛けて飛び出した。フラスは慌ててしゃがみメアドを避けた。メアドは木の影に回り込むと黒い炎が魔族を燃やしていった。


「気づいてたんすか?」

「当たり前だろだって俺天才だし。」

「時々思うんすけど…ベル先輩ってバカだとおもうんですよ。環境破壊って聞いたことありますか。」

「知るかよ…。ほら敵がわんさかいるぞてめぇも戦えよ。」

「いいですよ。先輩も巻き込んでしまいますけどいいですか?」

「いいわけあるか!」


ベルはフラスから離れ戦い始めた。フラスは大罪動物を呼び出した。SSランクの幻獣クロエを呼び出した。クロエは幻影を魔族に掛け味方を人間に惑わせ戦い始めた。これが手を汚さずに強欲の地位に登り詰めたフラスの戦い方。さらに糸魔法で生き残った魔族を操り自決させた。


「汚い花火だな~。」

「詰まんねぇな雑魚ばっかりでな。」

「でもまだ来ますよ~」


次から次へと沸いてくる魔族に詰まらなそうに殲滅していった。

アーロンは途中で物音に気づくと立ち止まる。空から部下が傷ついた状態で落ちてきた。


「どうしたぁ!誰にやられたぁ!」

「ほ、報告します。これはサタン様に。」

「だとぉ!」

「お腹が減ったそうで肉料理を食べたいそうで」

「霜降り高級サーロインを持ってきたはず!」

「それが……中華を食べたいそうで……」

「材料があったぞ!」

「やっぱやめたとかでフランス料理を食べたいそうで用意したんですが【こんなまずい料理くえるかぁ】と地球から呼び足した有名レストランの料理長を燃やしました。」

ぶちん

聞こえてはいけない音がアーロンが聞こえた。大声で叫びだした。

「あんのぉ糞ぉボスぅ!!忙しいときになにしとんだぁ!!」

「す、すごいあれが海の皇帝…。」

「こんなペーペー如きに遅れをとってちゃあ俺たちはやってられるかよ。」

「まだくる!」


空から魔族がアーロンを狙って攻めてきた。アーロンは大罪動物である。海の皇帝カイザースクアーロを呼び出して魔族を食い散らかした。アーロンは背中に背負ってある大型の剣【傲慢剣】を取りだした。


「俺はいまぁ虫の居どころが悪いんでなぁ!」


アーロンは魔族の血を被りながらも全ての敵を殲滅していった。

お腹を空かせたサタンは我慢の限界に来ていた。


「いつまでちんたらやってんだぁ貴様らぁ。」

憤怒ボウティーロ流星ミーティア


空から幾つもの隕石が降ってきた。レヴィとベルベットは空間の裂け目に避難した。フラスはベルの影に入り込んで退避した。

【あんの糞ぉボスがぁああ】

「じゃぁ頑張って下さいね。」

【糞ガエルー!!!】

二人と残りの魔族を道連れに大森林を地図から消失させた。黒焦げになったベルはフラスを半殺しにしてから拷問する。アーロンはサタンに殴りかかろうとしたがジェラスに止められていた。こうして大森林の進行を阻止した大罪たちであった。

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