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勃発

全てのメニューが終わり一旦ダンジョンから外に出て集合する。リカが皆にこれからのことを説明する。


「お前はこれから魔族数百万と闇ギルド連合と戦わなくてはならない。イツキがいない今俺が指揮を取るしかない。生き残ろう。友のため国のため家族のため……俺らは生き残るんだ。いつもの日常に戻るために戦うんだ!」

「強くなってみんなと一緒に」

「平和な世界のために」

「驚異を取り払う。」


リカが士気をあげてる際にそれは起こった。アラームが鳴り響く。マップを開くと防衛ラインより出現する数多の軍勢が現れた。森林エリアより数万、海エリアより闇ギルド連合艦隊数百隻、帝国の城内より1名、そして上空より飛来する物体が現れた。


「なんだよこの数…!」

「フェルト防衛モードだ。」

「はい!」


フェルトが防衛システムであるアカツキⅡを発動するが出来なかった。何者かの空間魔法で阻害され邪魔されていた。リカは仕方がなく最終手段を取るしかなかった。それは王国中の市民をダンジョンへ転移させることだった。混乱する人たちがいる中で、外の状況がわかるよう大型モニターを設置して見られるようにした。

閑散とした王国では騎士団30師団および全ギルドよりギルド員は防衛線から少し離れた村にて待ち構え、前国王ラグナとその側近とマスタークラスは王国内で待ち構えるリカの発案となる総力戦となった。

そして森エリアを防衛するのはリカの使い魔7つの大罪が敵陣営のど真ん中に城を作るというぶっ飛んだ行動を行い、傲慢を司るアーロン作戦隊長が作戦を練る。海エリアはリカ一人で守ることとなった。

作戦開始となったとき上空より飛来する物体があった。いくつも張りめぐらされている結界を突き破り、イース城を潰し飛来してきた。その衝撃で美しい街並みは瓦礫の山となった。そして城だった場所には1つの巨大な門と禍々しい城があった。その城から大量に魔族が流れ出てくる。


「怯むな!作戦開始だ。スリーマンセルで行動!散開。」


スリーマンセルで動くように指示を出して回復担当が各組を支援するように動き出した。

フェルトはエルザと共に魔法の準備に取りかかる。時間が掛かるためリカが侵入不可のなどの様々な術式を展開させた。さらにディアゴを透明化させ置いておく。クロトとクリスは防衛戦に向かっていった。

そして人類の存亡をかけた大掛かりな作戦が開始される。

そんな中イツキはまだ特訓していた。一瞬感知したがイサナミとの特訓が続いている。傷だらけになりながらも強くなるために必死だった。イサナミは冷徹な目をしながら付き合ってくれている。それに答えなくてはならない。イツキは雄叫びをあげながらイサナミに向かう。

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