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武具精製

兎にも角にもイロハ、俺、リリィ、マリア、イリヤの5人で魔武器の作成をすることになった。リリィには説明したよ?ぽかーんとしてた。


「じゃあ僕からやるね!」


リリィが魔石に魔力を流し込む。すると魔石がまるで粘土みたいにぐにゃぐにゃと波打ちながら形を変えていく。

やがて粘土状から細長い棒状になっていき、光を強く放つとレイピアとなった。


「わ、ほっそ!」

「へぇ、レイピアかぁ。」

「レイピア、やったこと無いんだけど……」

「よかったら教えようか?」

「ほんと?お願いするね!」


一応出来るよ?あんまり良い思い出は無いけど……


「スキルとかあるか?」

「えぇとね……魔法術式補正、速度上昇、突属性強化、リミッター解除、後方支援魔法だよ。」

「…レイピアに合った能力だな。」



リリィのレイピアを受け取ると目を瞑り呼吸を整える。するとレイピアが光りだす。身体速度を上げてレイピアを振るう速度を上げる。音が消え去り、さらに突属性強化で突きの威力を上げる。

《細剣専用11連撃天音流槍術》

跫音空谷きょうおんくうこく

というわけだね……


「すごい!なにそれ」

「んじゃ、次は俺がやるわ」

「ネタになる武器とか止めろよ出したら絶対に笑ってやるよ。」

「えっ、勘弁して!?」


マリアが魔石に魔力を流し込む。魔石は魔力を流し込まれていくうちに光を放つが、形が中々変わらない。

マリアの懐からでた妖魔銃が現れて融合し始めた。五分ほどして漸く形が変わり始めた。


「目が…!目がぁぁあぁぁ!!!!」

「んっ……!?」

「眩しっ!?」


やがて光が無くなり、マリアの魔武器を見た俺は、少し考えた。


「一体化したがそれは妖魔銃だよな?」

「そうだ。持ってたやつと同化してさらに進化したんだ。」


黒須家は代々天音家に従える鍛治師の一族だ。昔から一流の武器を天音へと武器を打っている。有事の際は鍛治の力を活かして乗る妖魔とも戦っている。

マリアの持ったいる妖魔銃【七福】は七福神の力が込められた武器だった。魔石と融合した銃は禍々しいオーラを放っていた。


「こいつは【骸福がいふく】だ。」


死者を喰いて福を成すと言われている。伝承に少しのっているかしか聞いたことがない。

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