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プロローグ

「う・・・ん?ここは・・・どこだ?」


俺は目が覚めて真っ白い部屋にいた。辺りを見回した。


「気が付いたようじゃな。」

「!?」


突然聞こえた声に振り向くと、ちゃぶ台で茶を啜っているお爺さんがそこにいた。


「ワシは神じゃよ。こっちにきて一緒に茶でもどうじゃ?」


俺の疑問を読んだのかそう呼称してきた。すると背中から翼が生え信じられなかったが、この状況では信じるしか無かった。

俺は頭を掻きながら座りちゃぶ台に現れたお茶を飲む。


「……」


「もう落ち着いたかのぅ。話を戻すぞ……儂の用というのはな…

スマン!!儂のミスで君を巻き込んでしまったんじゃああぁぁぁあぁぁあああぁああぁぁぁぁーーー!!!」


土下座して謝ってきた。


は?ミス?巻き込む?何の話?えーと・・・


~回想~

この日は12月になった日。俺はいつも通り夜中に蔓延る魑魅魍魎の妖嘛ようまを狩っていた。そしていた通りの朝を迎え修行し、学校にいつも通りに登校するが、靴の紐が切れ、黒猫に出会う。いくつかの不運が襲う。このとき俺は学校を休めば良かったと思ったことはなかった。

そして…


「お兄様今日のお料理はなにがいいですか。」

「雪の作ってもらうものであれば何でもいいよ。」

「まぁお兄様ったら。」


……雪が舞う下校途中で脆月道場の兄妹とすれ違った。まぁそれは気にしない方向で・・・


「ねぇ伊月いつき聞いてる?」

「聞いてる聞いてる。」

「それぜってきいてねぇよなぁ?」


俺は今、神継光河かみつきこうがと俺にツッコミを入れている黒須真理亜くろすまりあと下校している。いつもなら取り巻きどもがいっしょだが、こいつの誕生日が近づいているとかでプレゼントを買いにいないそうだ。まぁ静かだからいいがな。


パァァァ


「ねぇい、伊月これなに?」

「ん?俺に聞くなよ。」

「!」



何故かそいつの足元に魔法陣が出てきて、


(この状況はなんだったかな?そうだ…これは前に小説で読んだことのある異世界行き!?、勇者こうがが異世界に旅立つ瞬間か!?)


と真理亜はそう思っていた。


パァァァ


「逃げ…「待ってよマリア!」離せ……お前も道連れだ!伊月。」

「クソ野郎!」


と俺の裾を掴み逃げられないようにしていた。離そうとした瞬間、俺たちは消えてしまった。3人の行方を探そうと躍起になっていたがしばらく捜索は続いたが時間は迷宮入りになったそうだ。



~回想終了~


あーなるほど。つまり・・・


「お前のせいか。」


ゴキッ!!


「あれ?伊月君。儂の腕が曲がっちゃいけない方に曲がってるんだけど?」


「気ニするな。」

「ちょっ待ってくださいベキッあ。今度はベキッっていっブチチッって!?今度はブチチッっていっちゃった!?本来神体から鳴っちゃいけない音が鳴ったよ!?ねぇ!?」


「痛いのは一瞬だけだ。」

《天音流体術》【ひびき

「全然大丈夫じゃなアーーーッ!!!」


イツキは神(笑)を素材に巨大肉団子を作った!!

でも持ち物が一杯だ!!


「さて。これからどうするか・・・とりあえず起きるまで茶でも飲むか。」

「さて本題だが…。」

「チッもう復活したか。」

「ヒドッ!?君は転生はできないけど、勇者と同じ世界へは行けるよ。しかも欲しい能力や武器もあげるし。」


「そう。」


「ドライだね。まぁ、儂に落ち度がある訳じゃからそれぐらいはするよ。」

「じゃあ全属性を妖力で使えるようにして。」

「それだと魔力は要らないの?」

「いらない。俺たちの天音一族は代々平安の時代より妖魔を倒す退魔師だからな。妖力は生まれた頃から流れている。」

「ほう。興味深いなあ。して武器はどうする?」


「そうだな…俺が使っていたポーチをくれ。」

「なんで?」

「貰い物よりも自分の物の方が扱いやすいからな。」

「何か能力でも付ける?」

「え?いらない。」

「そうか。」

「OK。見た目はどうする?」

「別に。普通でいいよ。普通で。」

「そっちの欲はないんだね。」


「どうせ向こうに行ったら奴に会うし、面倒ごとは勘弁だ平和に生きたい。」

「じゃあさっそく向こうに送るよ。着いたらサービスが手に入るから。バッハッハァーイ♪」


クパァ


「(οдО;)!!」


なんてことでしょう。俺の足元にスキマが・・・


「って!!魔法陣の次はこれか…不幸だ。」


そう言っている間に俺はスキマに落ちた・・・


「あっそれと君は使い魔として呼ばれるからね それまでは他の神から修行してもらうからね。」

「それきいてねぇぞ!」


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