第1話:白の朝
まとまってない部分が多々ありますが、そこはご容赦下さいませ。
食堂の中は、メイリが起きた時間が遅いとうこともあり、人の数はそんなに多くない。
メイリに気づいた者が何人か挨拶をしてきた。
その中の1人に侍従次長のサントスもいた。
「おはようございます、姫様」
「ああ、おはようございますサントス殿。珍しいですね今朝食ですか?」
「はい、今朝は神殿の警護の振り分けなどで早朝から忙しかったので…」
今日はテュリエス帝国皇女であるメイリの洗礼の儀、成人を認められる日である。
その為に宮中の者は朝からぞの準備に追われていた。
だから普段は控えの間に待機している筈の侍女達も仕事にかり出され、今朝は誰もいなかったというわけだ。
「正午までには準備をお済ませ下さい。侍女は部屋に戻っていると思いますので」
「わかりました」
サントスは食堂を出ていった。
すると今度は料理長が声を掛けてきた。
洗礼の儀には各領地から領主も駆けつけることもあり、宴が催される予定になっているために厨房は忙しい。
普段は食事を別室へ運んでもらうがそれでは手間をかけることになると思い、食堂まで自ら出向いた。
それを多少咎められたが、結局朝食を用意して厨房へ戻っていった。
朝食を済ませて部屋に戻ると侍女が、儀式のための衣装や装飾を準備して待っていた。
「おかえりなさいませ、先ほどは席を外していて申し訳ありませんでした。」
頭を下げ詫びてきたのは、侍女であり親友のティルアだった。
「いいのよ、仕事だったのでしょう?それに儀に間に合えば問題もないわけですしね。それより着替えの手伝いをしてくれない?そろそろ準備しないと間に合わなくなるし…」
「は、はい」
儀の衣装は縁起が良いとされる白を基調としており、絹の素材は心地よく、ゆるくまとめくくった髪に螺鈿の額飾りを付けた。
これで、儀式に向かうための準備は整った。
なんだか全然話が進んでませんね…orzもうちょっと展開が早く進むよう努力したいと思います。