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マイノリティ(少数派)で生きていく

作者: 東の山 正覚

マイノリティ(少数派)で生きていこうと密かに決心しているが、変わり者過ぎないか受け入れられるか不安も付きまとう。

 マイノリティ(少数派)で生きて行く事に決めた、62歳。

団地の理事会で戦っている。ならぬ事はならぬのに、多数決で決まっていくから。帯締めて着物姿・戦闘服で臨む。出向く前に、自宅で「黒田節」を2回舞って行く。スーっと脳波が変わり落ち着くのが分かる。

 職場で戦っている。専門的に中止した方が良いと提案しても、無資格の上司達が、継続せよと強い命令が来る。1年間改善を提案してきたが、私の生活もあるので、苦渋の選択。時が解決する事もあるので、暫く様子見とする・・無念である。

 人生の後半は、日本物で生きて行こうと決めた。着物を着れる人が少ない事が分かって来た。日舞を舞えない人が多数である事も分かって来た。私は、学校教育の成果もあって、骨の髄まで西洋文化に浸っている。音楽もリズムも。クラシックも通である。62歳にして、日舞師匠さんの門を叩き、稽古開始。まあ、飛び跳ねる、軽く歩く、心も体も西洋リズムで 師匠に笑われる。私の中の「日本」が潜在意識の底辺に隠れてしまっている事を痛感する事しきり。ひたむきに自宅で練習の日々。次第に気持ち良くなる。脳がすっきりするのだ。フルートを吹いたり、写経をする時にも無かった感覚で、今までの脳波と違う脳波が出ているのが分かる。第三の脳波とも云うべきか。

 日々の暮らしでは、不思議な事がいっぱい起きる。今京都で生きている。宝石箱か博物館の中で生きているような感激の毎日である。自然と歴史と都会・・五感にとても刺激的なのである。いつのまにか自分の進化を感じている。楽しく歩くだけで、学習が出来るのだ。以前の私は、「学習は苦しい物」と理解していたが、ここ京都にあっては、楽しいのだ。ただ、歩くだけで、潜在意識に入っていくのだ。

 私は、弘法大師空海にお遍路徳島県の山中で出会っていると確信している。詳細は省くが、空海は、香川県出身である。日舞師匠は、インターネット検索で、直観で選択したのだけれど、何と香川県の出身であった。瞬時、高野山大学院に学籍があったが、教授と意見が合わず、辞めたにもかかわらず、今年5月に中国弘法大師巡礼の旅にお誘い頂いて、参加して来た。シルクロード始まりの地、長安まで到達して来た。今の中国を一市民の私が見れた。般若心経を読経しながら、不思議と涙が止まらなかった事に我ながら驚いた。誘ってくれた教授の大きな志に感謝した。唐の時代の遺跡も沢山見れて、高校時代の世界史に思いを馳せた。それと同時に、我が故郷の山中にそっくりの石仏や百穴ある事に先人達の情熱を感じた旅でもあった。

 「他力」を使う方が、ダイナミックな展開になるそうだが、その前に「自力」が必要であると考える。

「自力」と「他力」相互作用である。人体の中もも宇宙に於いてもそれぞれ相互作用である。一方だけというのは、やはり無いのだとわかる。呼吸と同じであるな。

 素粒子は電気を帯びている。脳波も電気の波である。心臓も電気の刺激で動いている。それも、素粒子から来るのだろうと考える。「考える」という行為も電気である。同調した時、ひらめきが起きるのだろう。だから、偶然の幸運が起きるのだろう。もっともっと考えたい。

 一人で過ごすのが楽。友達が殆ど居ない。外食はお金がかかるので、自炊。やりたい日舞の月謝を確保したい。62歳だから真逆の生き方でも生きて行けるのかどうか毎日研究中。

初めての公開文書なので、少し書いてみました。沢山の職場経験があるので、多くの知恵と経験を吐き出してみたい。周りに同じような変わった人がいないので、文章で見える化してみました。

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