プロローグ
楽しんでいただけたら幸いです。
こんにちは、どうも主人公です。
とは言っても、俺は特殊な能力や、才能はありません。
断言します、ありません!
……何が言いたいのかと言うと、俺は極々普通の高校生の男の子だという事です。
そんな俺でも、主人公です。
そう!人は皆、それぞれが人生の主人公だという事です!
こんな事を言いたかったのではないのですが、何故か勢いで言ってしまいました。
何でだろう……まぁいいか。
話が纏まったところで、(まとまったか?)本題に入らせていただきます。
俺は今、自分の家の玄関を出たすぐの所にいます。
今日は起きるのが遅くて、遅刻ギリギリだったのです。
(もちろん、学校です。)
俺以外みんな、先に家を出て誰もいませんでした。
父も母も姉も妹も、誰もです!
……勢い余って家族構成を話してしまいましたが、とりあえずみんなです!
誰も起こしてくれなかったのです!
俺の家族間での人望のなさが現れています。
(自分で言ってて悲しい。)
顔を洗い、制服に着替えて、カバンを持って家を出ました。
俺はそこで、固まりました。
一歩も動けません。
だって、家を出たすぐ目の前に、見たこともない森が広がっていたからです。
「なッ、なんじゃこりゃ───」
思考停止──────────
気が向いたらまた読んでもらいたいと思います。