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HOPE in LOVE  作者: レイ部
少年少女達の話
9/17

魚の美少女が降ってきましたわ

新キャラ登場!今後に期待!

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「どうしたぎょ?遠慮なく食べてぎょ!」

そう、俺とプリンの目の前には和菓子やらお茶やらが並んでいた。

「あ、あのー」

「ぶつかってきてしまったお詫びだぎょ、ささ、食べて食べて」

どうしてこうなった……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「疲れた〜」

「優さん、おつかれさまです」

「いきなり出てくるもんなー」

さっき、暁がいきなり出てきたんで、最近買った(というか貰った)武器を取り出して、戦った。俺はあんまりうまく切れなかったんで、プリンがほとんど片付けた感じになった。

………だっせぇな、俺。

「さっきはすまなかったな、なんか任せたみたいになって」

「へ?ああ、気にしないでくださいよ。あんなのくらい一人でも倒せるレベルだったので!」

「うっ……」

その言葉がなんか突き刺さるな……

「〜〜〜〜〜〜!」

「ん?」

なんか聞こえたような……

「プリン、なんか言ったか?」

「ふぇ?なにも言ってませんよ?」

き、気のせいなのか?

「うわぁぁぁぁぁあああ!」

ん?なんか、叫び声が、どっからだ?

「ゆ、優さん!上!」

「え?」

「うぁぁぁぁ!!おぉぉぉぉおおちぃぃぃいるぅぅぅぅううう!!!」

ドォオン!

「ぎゃぁぁぁあああ!!」

上から降ってきた何かが俺の上に落ちてきた。

……ぐぅ、マジで、痛い……

「うわぁ!失敗したぎょ!誤って足を踏み間違えたぎょ!」

と、お尻をさすりながらそんなセリフを言う謎の少女。

………誰こいつ?

「ゆ、優さん!だいしょうぶですか!?」

「あわわわ!き、君大丈夫かぎょ!?死んでないかぎょ!?」

「だ、だい、じょうぶ、で、す」

「明らかに大丈夫じゃなさそうだぎょ!早く手当てしないと!あ、この距離ならうちが近いぎょ!はやく連れて行かないと!」

「ぐふっ………」

「ゆ、優さん!しっかりして下さい!」

「ん?あ!もしかしてプリンちゃんじゃないかぎょ!?わぁ、こんなに大きくなってるぎょ!」

「へ?お会いしたことありましたっけ?」


早く連れて行ってくれ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

っと、言うわけで今に至る。

「いやぁ、本当にごめんね?わざとじゃないんだぎょ」

青い髪に、それに合わせたような色の水玉の服、ミニスカートを履いて、背中に何やらでかい魚みたいなのをしょっている。すっごい印象強い格好してるなこいつ。

「い、いえ、もう痛みも引きましたし、死んだわけじゃないので……」

「君やさしいね!将来モテるんしゃないかぎょ?」

お世辞、ありがとうごさいますほんと。

「あ、自己紹介してないぎょ、私、ステファニー・ジョンソンだぎょ、よろしくぎょ!」

「俺は、佐々木 優です」

すごい名前だな。ステファニーはあるかもしれんけど、ジョンソンって………

っと、そうじゃなくて、聞きたいことがあるんだった

「プリン、さっきお前、なんか知り合いみたいなこといってなかったか?」

「んー、私、おぼえてないですよ?」

「あはは、だって、プリンちゃんがちっちゃい時にあってるんだもん、そりゃあ覚えてないよ〜」

「あ、あの、プリンとはどうゆう関係ですか?」

ちっちゃい頃にあったってことは、なにかしら理由があるだろうな、と思い、質問してみる。

「んー、詳しい話はできないけど、でも昔、マスターと一緒に暁退治してたから、その時に会ったんだぎょ」

「え?マスターと?」

たしか、先生ともタッグを組んでたはずじゃあ……

「あ、マスターと阿捻ちゃんとはチームでやってたんだぎょ」

そ、そうなのか。

なんか、最近色んなことが起きすぎてついていけてないんだが……

「ああ、なら私が憶えてなくても仕方ないですね」

「そなんだぎょ。それにしても大きくなってるぎょ〜。やっぱ子供は成長が早いぎょ」

いや、あんたは見た目がプリンより幼いからな。

150(・・・)年間、こうやって人間の成長を見てきたけど、やっぱり子供ははやいぎょ!」

そっかぁ、そりゃあ実感するよなぁ、150年間も子供の成長をみてきーーーー


おい、いまなんていった?


「150年間!!!???」

「あわわわ!びっくりしたぁ、お茶がこぼれるとこだったぎょ」

俺の声に反応して、コップを落としそうになるところを慌ててキャッチした。

いやいやいや!は!?150年!?ありえないだろ!150年前っていったら、江戸時代?だっけ?そんな前から生きてるってことか!?

「な、なぁ、さすがに、嘘だよな?」

「ん?嘘じゃないぎょ、その証拠に、今でも小判もってるぎょ」

ほ、本当だ。いや、俺は素人だからわかんないけど、多分これ、本物じゃないだろうか。

「あんた、いったい何者なんだ?」

「んん?ただのステファニーだぎょ?ま、特異点があることを除けばだけど」

いや、特異点なのは大体わかってた、けど、その能力がなにかが………

「私の能力はね、『不老』なんだぎょ、そのおかげでたくさんの知識をえられたぎょ」

「し、死なないのか!?」

「いや、死ぬぎょ、『不老』ではあるけど、『不死』ではないからぎょ、致命的な怪我をすれば死ぬぎょ?」

な、なんだよそれ、それでもチート能力にはかわりはないじゃないか………

「あ、そういえば、優くん、特異点だったよね?だったらこれ知っといた方がいいぎょ?」

「な、なんですか?」

「それぞれの世界には数十名の特異点がいるってことはもうしってるぎょ?」

「あ、ああ」

「その特異点には、それぞれ能力をもっているんだけど、能力にはランク付けされているんだぎょ」

「能力の、ランク付け?」

「そ、能力はそれぞれ、C.B.A.Sとランク付けされてるんだけど、私の能力はSランクなんだぎょ」

す、すごいな、最高ランクかよ。

「なあ、その、ランクってのは、どんな基準でわけられてんだ?」

「えっとー、ランク付けは大まかな目安にしかならないんだけど、大体Cランクは情報収集、Bはサポート、Aは攻撃といった感じで、どのランクだからここが強い、みたいな決め方じゃないんだぎょ」

「で、Sランクは?」

「Sランクはレアリティが高すぎて、まだ情報がないんだけど、私みたいな、下手したら一生死なない、みたいなのが多いらしいぎょ」

なるほどな。つまり、プリンの相手の情報を探り出す能力はCランク、莉香の速く動く能力はAランク、ステファニーみたいな不老の能力はSランクってことか。残念ながら、今んところBがいないことになるな。

マスターはどんな能力なんだ?

「まあこんな感じだぎょ、他にも色々あるけど、あと後説明するぎょ」

そっか、まだあるのか、すでについていけてないんだけどなぁー

「ん?うぉ!もうこんな時間か!わるい、今日はもう帰るわ!プリン、行くぞ」

「はーい(もぐもぐもぐ)」

「お前、なに食ってんの?」

「え?特大お煎餅です!」

「でか!」

「あはは、またきてねぇ〜」

ステファニーは手を振って見送ってくれた。


どうも、レイ部です。

今回、新キャラとしてステファニーが出ましたね。いやーどうなるかと思いましたよ。実はこのキャラ、知り合い(女子)の筆箱を擬人化したものなんですよ。キャラ設定マジで迷いました。これからも、どんどん新キャラ増やしたいです。

では、また次の話で。

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