初心者が異世界にくるようですよ?
ライトセ○バーほしいです。
「「わーー!」」
「ようこそ、|Weapon World へ!」
す、すげー!さすが武器の世界って名前だけあるなー!色んなものがある!
「ふふん、男の子とかゲーマーにはたまらんでしょここは」
「やっぱいつきてもたのしいーですここは」
多分何回か来たことであろうプリンも、テンションが上がり気味だった。そりゃそうだよな、こんなにでけー武器屋なんぞ、ゲームのなかでもみたことがないからな。
「ふぁーここにも色んな種類の銃や剣がー!」
そして、だれよりも興奮している様子の莉香。なんせこいつは、俺が知る中で(自分も含めて)一番のゲーマーだ。
「ここはね〜色んな異世界に適した武器が全部揃ってる唯一の場所なんだよ〜」
色んな異世界か。そういやそんなこといってたな。
「でも、色んな異世界に適した武器って、世界によってなんか違いがあるんですか?」
「お、いい質問だね〜莉香ちゃん。実はね、世界によって、暁の種類が多種多様なんだよー」
「多種、多様?」
「そ、人によって考えなどが人それぞれだってよく言うでしょ?それとよく似た感じ」
い、いまいちぴんとこないが……
「世界によって、絶望の仕方やイメージする概念が違うってことだよ〜」
な、なるほどな。
「では早速、君達二人にアンケートをとりま〜す」
「お、おう、なんのだよ…」
「もちろん、二人がどんな武器がいいかの調査〜」
どんな武器がいいかってことかー。どれがいいんだろうか……
「マスター、とりあえずみて回ってもいいですか?いきなりどんなのと言われてもよく分かりませんし…」
「うん、さすが莉香ちゃん、まずはそれがいいよね。その答えを待ってた(キリッ」
うん、なぜキメ顔なのかは知らんが、まずはみて回ったほうがいいきがするな。
「にしてもすげー数だなー」
現在、剣等コーナーを30分くらい回っているが、4分の一も回っていない気がする。
「そりゃあねー色んな種類があるからね〜ま、ゆっくり、自分に合ったのを選べばいいよ」
自分にあったのね〜、武器選びは全くの初心者なんだけどなー。ゲームでもそうだ、いっつも武器選択の時に迷ってしまうんだよなー。
「ん?」
っと、ちょっと目に止まるものを見つけた。これ、どっかでみたことあるような……
「あーそれ、光剣だね。光の剣ってかくんだよ」
「ライトサーベル?」
そ、そうなのか。てっきりライトセイb…
「あ、モチーフはス○ーウォーズだよ?」
「やっぱりか!」
案の定かよ!てかこれ、俺らの世界の作品だよね!?
「ああ、それ、結構大人気でさ〜これ作った人が大ファンなんだよー」
す、すげーな、この作品を生み出した俺らの世界はまだ開発されてないのに。
「ち、ちょっと、持ってみてもいいかな?」
「もちろん!ここの世界の武器は全部お試し可だよー」
じ、じゃあ遠慮なく……
そう思って手にとってみた。これ、まんまだな。そして、ボタンらしきものを押してみると、
「おお!」
赤色の光が棒の中からでてきた。色が赤なのが若干ショックだったが……
「あ、それね、その特異点の目の色によって変わるんだよー」
「そ、そうなのか?」
不思議な武器だな。てかこれ、ものすごいネタバレになってる気がするのは僕だけでしょうか………
「莉香、これもってみて」
試しにやってる。
「う、うん、わかった」
目を輝かせながら恐る恐る手にとってみると、
「お、おお」
緑になった。これもよく見る色だな。
「優くん、これ、気に入ったの?」
「んーー」
たしかに、人類の夢であるライトセ○バー。だけど、実際はどうだろう。これ、結構軽いし、個人的にもうちょっとリーチがほしい。
結論、なんかちょっと違う。
「いや、武器にするにはちょっとなー」
「うん、私も武器にはちょっと……」
「ふーん、そっか、じゃあ次行こっか」
「あ、ああ」
さらば、人類の夢。
「まだまだありそうだなー」
「そりゃあ、色んな種類があるからね〜」
まあ、やっと半分は見たとおもう。ちなみになんだが、莉香は「ちょっと見たいものがあるので!」といいながらどっかへ行ってしまった。
「お?」
またもや、目に止まるものを発見した。
これは、二刀流か?
「あーこれはねー双剣っていう武器だよー」
ディアルブレード、か。ちょっと持ってみるか。
「よっと」
お?重さ的にはあってるかも。あとは動きやすさだよな。
「はっ!やっ!たっぁ!」
思い思いに動かしてみた、これはいけるなー。
「おお、優くん、様になってるじゃん」
「そ、そうかな」
ゲームなんかの真似したらそれっぽくなったんだが、ありかもな、二刀流。早くて強そうだ。
「よしっ、これにしよ」
「お、これで決まり?」
「ああ、これがあってるとおもう」
「はい、お疲れ、んじゃあ莉香ちゃん探そっか。」
「ま、まて、金はどうすんだ?」
「ああ、それなら大丈夫、特異点には、全面支給されるから」
お、それはありがたいな。特異点ってだけでなんか得した気分だ。
「てあれ?プリンは?」
「あーさっき、プリン食べに行きまーすって言って、食堂いったよ?ここの美味しいからね〜」
共食いかよってツッコミは置いとくとして、食堂あんのかよ、ここ
「あ、お兄ちゃーん」
「ん、莉香か」
「莉香ちゃん、お目当てのものは見つかった?」
「はい、一応」
莉香が出したのは、長い日本刀のようなものと片手でもつサブマシンガンだった。
「莉香、これ二つを装備すんのか?」
「うん、なんとなく剣と銃ってかっこいいとおもって」
「まあ、武器なんて十人十色だかね。えっとこれはー長剣と49口径のサブマシンガンだね」
すごいなこいつ。全部暗記してんのか?
「ん?」
「ん?どったの?優くん」
「い、いや、なんでもない……」
な、なんかいま、ものすごい視線が向けられてたような………
「ふーん、変なの。んじゃ僕達も、なんか食べてから、元の世界に帰りますか。」
「ここ、食べ物売ってるんですか?」
「うん、結構美味しんだよね〜これが」
「本当ですか!?スイーツ食べたいです!」
「………」
「どうしたの?お兄ちゃん、早くいこ」
「あ、ああ」
なんだったんだろうか、さっきの視線は………
どうも、レイ部です。
実は、「ライト文芸新人賞」(当たってるかな?)に応募しようと、キーワードにいれたんですが、なんと、後あと見てみたら、10万文字以上じゃないと応募出来ないそうです。ちゃんと確認すべきでした(´・ω・`)
四月までに書き終えばいいそうなので、頑張ります。
では、また次の話で。