表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

散髪屋

作者: 尚文産商堂
掲載日:2011/10/31

おお 、いらっしゃい。

久しぶりだねぇ。元気してた?

さあ、どこの椅子がいい?

ん、分かった。じゃあ右端の椅子に座ってくれ。

ちょっとタオルとかかけるよ。


さて今日はどれくらいに切ればいい?

スポ刈り?そうかじゃあいつも通りだな。

えっと、ハサミハサミ……

ああ、棚のうえにあったか。そうか自分でここにおいてたな。

もうボケかな。アッハッハ。

え?まだ大丈夫だって?嬉しいこといってくれるねぇ。

そういや、今何歳だい。

そうか、もう20になるのか。

初めて来たのは6歳だったけね。

あの時は、右も左も分からないようで、母親がいなきゃ泣いてたのにな。

そうか、月日が経つってのは早いもんだな。


うし準備終わったから切っていくぞ。

まあいつも通りに切っていくから大丈夫さ。

前髪からな…


時に、進路は決めたんかい。

いつのって、決まってるだろうに。

卒業後だよ。

あまり決めてない。

そうかそうか、まあまだ時間はあるからね。

ゆっくりと決めればいいさ。

かくいうあたしだってね、進路決めたのは、卒業する間近だったからな。

まあ、高卒でこの道に進むことを決めたから、もう迷いは無かったさ。

だから、何があっても大丈夫。

どっしり構えて、自らぶつかっていけば、問題ないさ。


こんなものかな。ほれ、手鏡で後ろまで確認してもらえるかな。

大丈夫か。じゃあ顔当てするかい。

そうかしないか。

じゃあシャンプーは。

忙しいから、できないか。

まあ忙しいんだったら仕方ないね。


ああお代はいつも通りでいいよ。

あいあい、ちょうどだね。

またおいで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ