国民栄誉賞みたいな国葬
安倍晋三氏の国葬が9月27日に決まったそうだ。ただ、国葬に値するのか?
「何で国葬なの?」
人に聞かれて答えられなかった。何で国葬なんだろうね、国葬に値する業績ってなんだろうね。
戦前(+旧国葬令による)の国葬は25回。戦後(現憲法下で)の国葬は3回、貞明皇后=大正天皇皇后(1951年6月22日)、吉田茂(1967年10月31日)、昭和天皇(1989年2月24日)。天皇と皇后は旧国葬令でも第1条の大喪儀なので当然、と思う。ん?香淳皇后=昭和天皇皇后= の斂葬の儀(2000年7月25日)は、国葬扱いではないのか。。。
吉田茂は現憲法の公布〜施行、サンフランシスコ平和条約、日米安保条約、と。造船疑獄の指揮権発動もやっているんだね。で、安倍晋三の業績・・・、東京オリンピックと大阪万博を招致した、森友学園に国有地を払い下げた(瑞穂の國記念小學院 用地)、国民栄誉賞授与が7人(大鵬幸喜、長嶋茂雄、松井秀喜、伊調馨、羽生善治、井山裕太、羽生結弦)、かな。
北方領土の四島返還(せめて二島でも)、か、横田めぐみさんの帰還、が成されていたのなら、値したと思う。
尤も、業績がはっきりしなくても内閣が「やる!」といえば決まるのが国葬と国民栄誉賞だから、声が掛かっただけなのかもしれない。イチローと大谷翔平に振られた分を、とか、最年少名人になれば藤井聡太に、とか。でも国民栄誉賞を授与すると内閣支持率が下がる傾向にある(というより下り坂だから授与するのか)から、思ったようにはならないよね、色々と。
羽生善治(国民栄誉賞受賞者)が藤井聡太の最年少名人挑戦を阻止して、そのまま名人になって100タイトル目、なんて未来は、胸熱。