表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

孤独な王様

作者: ぬうと


 昔々、ある所に独りの王様が住んでおりました。

 王様は世界を知らず、夢を知らず、希望を知りません。ですので王様は心を知りませんでした。


 そんなある時、王様の元に白い鳩がやってきてこう言いました。


「ぼくと友達になろうよ。」


 王様は鳩と友達になり、鳩は様々な事を王様に教えました。

 王様は初めて出来た友達が嬉しくて嬉しくて、鳩と毎日遊びました。


 しかし、そんな王様の前に、

 今度は闇が現れて王様にこう言いました。


「君の望みを全て叶えてあげる代わりに君の全てをくれないか?」


 そう言って、闇は王様に歪な形をした黄金の冠を手渡しました。


 王様は闇を受け入れ、

 より多くの友達が出来ました。


 100人、1000人、遂には10000人と友達になった王様は、もう白い鳩の事など覚えてはいませんでした。


 そんな王様の元に一通の手紙と天竺葵の花束が贈られました。


 王様は世界を知らず、夢を知らず、希望を知りません。ですので王様は心を知りませんでした。


 王様は初めてその手紙を読んで泣きました。

 誰かも忘れた友達の手紙に心を動かされ、ポロポロと涙を零しました。


 38日間もの間、王様は誰とも会わず、誰とも顔を合わせません。王様は初めてその日”心”を知りました。


 鳩は二度と王様の元に現れる事はありませんでした。


 しかし、王様は鳩に教わった事を生かし、100万人の民を養う王様へと成長したそうです。


 お終い

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ