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お友だち

作者: MANA

前回の続き。


香織はわずかな貯金で自転車、いわゆるママチャリを買い、


晴れの日は、それで電子部品製造工場に通った。


自宅から約15分のところにあり、


母親が古い軽自動車で通勤する会社へ行く途中にある。


面接では、働く時間をもう少し長くできないかと言われたが、


体調がよくないという理由で、


毎日4時間の就労になった。


休憩時間は10分。


香織は休憩時間までがまんできないのと、


急に尿意を感じたとたんに失禁することが続いていたので、


毎日おむつ着用で通勤した。


パンツ式では不安なので、テープ式を当て、


帰宅するとすぐパンツ式にはき替えた。


仕事中だけで10回近くはおもらしをしてしまい、


休憩時間のトイレでは、テープ式おむつの脱着に時間がかかり、


「あの人はトイレが長い」と言われるようになってしまった。


仕事には慣れたが、作業中の尿失禁がバレないよう、神経を使う日々が続いた。


就職して1か月が過ぎた頃、


香織と同じで、1日4時間だけ働く女の子がいることに気づいた。


ルックスは抜群で、歌とダンスのレッスンを受けると、


アイドルになれそうな感じだった。


向こうもやがて香織に気がつき、仕事が終わって帰宅してから、


電話やメールでやりとりするようになった。


彼女の名前は智江(ともえ)で、「4時間だけ」の理由は香織と同じだった。


「トイレが近くてがまんできないの」


「休み時間までは大丈夫?」


「無理。仕方ないから・・あれで・・」


「あれって、もしかして、尿パッドやおむつ?」


「そうなの。めっちゃ恥ずいけど。ナプキンじゃ無理だし」


(/-\*)


「私もおむつ。トイレが長いって言われてる。テープ式の着け外しはたいへんなの」


「ねえ、午後は私のお家に来ない?クルマで迎えに行くから。


2人であれのDVD 見ようよ」


「あれって」


「おもらしとか、おむつとか。野郎は出て来ないの」


「え~っ?そんなDVD があるの?


あと、智江ちゃんのお家でおもらししちゃったらどうしよう」


「心配ないよ。私がおむつ替えてあげる。私がやっちゃったら、香織ちゃんに替えてほしいの」

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