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騎士クリス『冥門遁甲』

ルビは後で振る( º﹃º` )

一般的に闇属性の極致である先史遺産(アーティファクト)冥界門(ヘルズゲート)』は抜けば強制的に契約を迫り使用者の精神を破壊する魔剣とされている。


※顔幅ほど抜刀後、刀身に対し網膜認証を行い使用者登録をしないと脳内に大音量でアラートが鳴り響きますが取説ないので誰も知りません※


だがその漆黒の刀身は折れず曲がらず欠けず、あらゆるものを斬り裂くという剣士の夢そのもの。

故に幾多の犠牲を払いクリスの騎士団長家が完成させたのが抜け道抜刀...【抜刀から『冥界門(ヘルズゲート)』が起動するまでのおよそ0.5秒の間に斬って納刀する】

という使用者登録を完全に無視した先史人類も知れば驚愕()必至の完全な力技である。


「では、行きますよクリス」


ついに敬愛する恩師トド=マクベス卿との最後の師妹稽古が始まる。まずはなんとか初撃を凌いで...



﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏

「クリス、王国武闘会優勝おめでとうございます。私も師として鼻が高k...え"?私とお祝いにぶつかり稽古?今から朝までェ?」

「ゴホン、いえそれはまたの機会に。えーっと...そうだ!今夜は朝までお話しましょう!

あの戦い方では実戦では通用しませんからね、お説教です。」

「いや、私で試さなくてもわかります、わかりますんで、はい。

でででは、お茶とお菓子もつけましょう...手作りパウンドケーキが出るなら考える...?えぇもちろん!お祝いですからね腕によりをかけますよウヘヘェ。」

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏


師とのあの日の会話がふと、蘇った。


─ 実戦と試合は違う、様子見などありません。

特に同格、格上と戦闘ではね...初手に全力で当たる、これは兵法の初歩ですよ ー


なんか猛烈に嫌な事から逃げるべく、今適当に考えながら話してますみたいな様子だったが師に限ってそれはない。(※正解)

かつての強敵との激闘を想起し、未熟な私が天狗にならぬよう諭して下さっていたのだろう。

(※違います)


なぜこんな大切な事を忘れていたのか...!

そうだ、現に私は初手から守りに入りジリ貧となり魔王戦で醜態を晒しているではないか!

今こそが唯一にして最期の名誉挽回の機会。先立つ師に我が成長を...!!!(錯乱)


顔幅ほど『冥界門(ヘルズゲート)』を抜きその漆黒の刀身越しに自身を睨み付ける。討伐対象は弱き己!撃破判定による自動解除など甘え!!

「『()』『()』『()』『()』『()』『()』『()』『()』『()』!略式九唱、裏奥義『冥門遁甲』!!!!」


かつて力に溺れ闇に堕ちた勇者を一撃で葬り、魔神さえも退かせたというそれは...

デメリット付きの強大なバフを九重掛けし、更に韻でコンボボーナス『九字護身』を乗算する究極奥義『冥門遁甲』。

反動により術者が連鎖崩壊するまでのほんの数秒、その力は...神をも凌駕する。


『Hello, new master. We will start the certification test, are you ready?』


「いざ、尋常に。騎士クリス、推して参る。」


『言語自動設定完了、暫定所有者の署名と意思を確認、『冥界門(ヘルズゲート)』認証試験を開始します。』


【豆知識】騎士クリスの一人称は思考では私、公的な場や目上にはでは拙、通常時は我です。

一人称ブレじゃないよ(動揺

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