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苦手な存在。

久しぶりに出したらキャラクター達です。


間違ったら申し訳ありません!

「‥‥で?それでまた逃げてきたのか?おんしは?」


「‥‥‥はぁ。」


「まずいよね。」


仲間の面々に言われる俺。まるで裁判に立たせられる罪人のような気持ちやな‥。


「なんも言うな。俺だって逃げたいときは逃げたいんや。」


「おんしが、令子嬢からいつも逃げてばかりじゃの。いつも“女から逃げるな”と御高説を垂らしているおんしがのぅ。」


「‥‥‥‥」


「まぁ、無節操で女癖が悪い変態だって嫌いなのはあるのはわかったよ。」


ここぞとばかりと笑っている幼馴染みの中岡心【しん】と無表情でなおかつ何を考えてはいるかわからない竹中繁。


性別が男だが、顔がどう見ても女にしか見えない川垣巧がそれぞれの感想を言うてきた。‥‥巧俺の事をそんな風に見ていたんかい‥。


「お前らなぁ‥。今の世の中もしも仮に令子のような清純かつ世の穢れをしらない聖女のような女性がいたら引くやろう?」


「育ちがよくて、なおかつ成績優秀ながらも慈愛を持つ素晴らしい女性じゃろう?」


「‥‥嫁にしたい。」


「僕もそんな女性と付き合いたいね。出来ればね。」


俺の正論もこの三人は全く通じない。むしろ逆の事を言ってくる。


「‥‥人それぞれやけど、なんでおんしはそこまであの子を嫌うのじゃ?あの子はおんしの事をただ“話したい”と思っているだけなのに。」


「‥‥嫌なもの嫌や!それに心よ、勝手な憶測で話すもんやないで?」


「いや憶測じゃないぜよ。本人が俺に話しかけてきたんじゃ。」


「‥俺も話しかけられたべ。」


「僕も話しかけられたよ。“私がいったい野上さんに失礼な事をしたのでしょうか?”って。」


心、繁、巧に話をしていたのか、あの女は!


「嫌いでもなんでも数分でもいいから、話して見れば多少は見方が変わるとおもうよ?」


「あのなそれだっー「あのぅ、本当にいいのですか?お邪魔しても?」」


「構わないぜ!ちょうど俺もあいつらに用があるから!」


俺は反論しようとしたら廊下から声が聞こえたが。


一人は筋トレ&筋肉バカで無駄に声が大きいあいつと分かったやけど、もう一人は‥‥。








「おっーす!御客さん連れてきたぞ~。」


「失礼します。」


教室に入ってきたのは二人。


一人は黒髪で服からでもがっしりした筋肉質の体型をした同じ仲間の勝川達之


もう一人は今先程話題になっていた井上令子どうやら、大輝に会いたくて達之に通じてここまでやってきた。


教室内には心、繁、巧の三人しかいなかった。


「あの~ここに野上さんが居るときいたのですが。野上さんは?」


「‥‥今さっきまでいたぜよ。今さっきまでは‥。」


心は教室の空いた窓を見てそう呟いた。繁、巧みも同じく教室の空いた窓を見ていた。


「えっ?まさか!ここは三階ですよ!?ここから飛び降りたのですか!!」


令子は驚くと三階と地表の差は約15m、普通だったらまずあり得ないと思い彼女は窓の外を見ると。


そこには


ズボンの所々に土が付いておりながらも、なぜか元気に校門まで脇見をせずに走って逃げる野上大輝がいた。



ちなみにただならぬ声が聞こえた瞬間に、間髪入れず荷物を持ち窓の鍵を解除し、開け放つと一気にベランダと転落防止用の柵を越えて飛び下りたのだ。


その時間、僅か0.8秒。


心、繁、巧はその姿を捉えられなかったいや見えなかったのが正しいのだろう。音が聞こえたがと思い振り向いたら、そこには窓が空いていただけであった。


大輝は変態を越えた変態になった瞬間だった‥‥。


「‥‥せっかく話したいことがあるのに‥。なんで‥。」


令子はそう言うと落ち込みながら、教室から去った。


残った四人はただ沈黙だけという空間が残ったのであった。


変態は人ではない!

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