星になるひまわり
ひまわり畑にいます
そこは東京都大田区京浜島2丁目の一角
見上げるほど育ったひまわり(擬人的に彼と呼んでください)をたたえた大地
土には命が込められ、命あふれすぎて花々を殺さんという勢いだ(一般にコンクリートとも呼ばれる)
衛星写真を見ると、言うほど島という感じでもない(京浜島はどう見ても島という感じなのだが……)
わたし、来週から宇宙に行くんのん(へえすごいね)
ところで、来週という時間の重みほど曖昧なものはない
月曜が近いときは、火曜が近くなってしまうまでの時間長を指すが、(これは誤謬である。来週の何曜日であるかは具体的に指定されていない)あ、え
誤りらしいので口を閉ざします(それが最も正しい)
……
曖昧にしておいたから、非常に曖昧に過ぎ去りました
来週って今日だ!
わたし、宇宙へ飛び立つぞ
というか、もう飛び立っていたのだ
宇宙が近づくと、大気は重力という漬物石から解放され、消え去るように散らばる
↑どう考えても誤りだ、置いていかれたのは我々ではなく大気とそれを縛る地球である
突然だがさっきから彼が黙ってしまった
まあ無理はない
彼とわたしを結ぶ線分は384000kmを超えたのだから
ここで彼の代わりに、ちょっとした雑学を披露しよう
1. サツマイモ、カンショ種の半減期は平均45分、品種によって異なり、ほしきらりは0.00006秒、あまはづきは2.30004秒、しかし読谷あかねは35時間にも渡る[1]。これは沖縄県読谷村の土壌が関係しているとされていて、育ちきると←そだちき♪、35時間かけて農場を汚染する
2. ない。
[1] 農林水産省(2027)、じゃがいも及びさつまいも類の半減期と災害対策の現状、最終閲覧日:2032/09/18
宇宙から見るひまわり畑はきれいだ
ところで、知っていただろうか?宇宙にいても心は常にひまわり畑にいたことを
言うほど島という感じでもない京浜島を見る
384000kmは電波速にして5年といったところか
5年かけて彼は京浜島がわりとちゃんと島であることを伝えたが、5年後も島っぽいことは保証できなかったらしい
さあ、そろそろ終わりにしておこう
月が近いよ♪という感じだったが、そろそろ火星が近いよ♪という感じになる
ひまわり畑から、彼が飛び立つ
気象衛星ひまわり11号
わたしこと気象衛星ひまわり10号は、役目を終えて星になります
めちゃダイナミックだが、この終わらせ方は宇宙人と未来の宇宙飛行士に嫌がらせできるという利点を持つ
(上記の全ては誤りであり、気象衛星ひまわりは高度36000kmを飛ぶ。また、人工衛星が恒星に変化した前例はない)
わたしはあの後、宇宙を漂った
宇宙人と手を組み、恒星になったのだ
名前は、ほしきらり




