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第7話 冒険者と受付嬢 (20260224改題・内容修正)

※2026/2/24 話の流れを大幅に変更しました。


登場人物(とうじょうじんぶつ)紹介】


( ^ω^)【戦士】:新米冒険者時代に雪山でドラゴンと遭遇し、死を覚悟したことがある。


  ( 'A`)【射手】:新米冒険者時代に雪山で遭難した時、戦士がドラゴンを引き連れてきた時は死んだかと思った。


(゜、゜*)【魔女】:薬草の分量をミスって心臓の鼓動がBPM200を超えた時は死ぬかと思った。


( ・∀・)【神官】:幼い頃に身代金目的で誘拐されたらしいが、覚えてないので死も覚悟していない。


(*ФωФ)【王女(仮)】:戦士のオナラが顔面に直撃して死んだ。

──魔法が存在する世界。さる王国の冒険者ギルドが運営する、通称『冒険者酒場』。ここでは冒険者を名乗る落伍者どもが日々集い、酒を片手に肴を片手に、旅の宴や情報交換、はたまた戦果によるマウント合戦などなど、世の為にならない下劣な与太話が繰り広げられている。



──これは、そんな『冒険者酒場』に入り浸る三流冒険者たちの(酔って記憶が飛ぶので)冒険譚には残らない日常の切り抜きである。



/*アバン 開始*/



(;ФωФ)「えっほ、えっほ……」



(;ФωФ)「ゼェゼェ、市場へのお使いが終わったと思えば、またもお使いとは」



(;ФωФ)「えっほ、えっほ……ふぅ」



(*ФωФ)「受付嬢殿!ご所望のクエスト発注書、役場の窓口より確かに預かって参ったのじゃ!」



ξ* ⊿ )ξ「おつかれさまですわ」



ξ* ⊿ )ξ「それじゃ次は大学と公衆浴場のギルド出張所から発注書を貰ってきて下さいまし。あ、ついでに古物商ギルドに寄ってこの書類を渡してきて頂戴?」



(;ФωФ)「あぎゃあああああッッッッッ!!」



/*アバン 終了*/



(;ФωФ)「くそぅ、なんて日じゃ!これ程まで酷使されるとはッ!」



(;ФωФ)「酒!飲まずにはいられないッ!」



(*ФωФ)「焼酎水割りのロックをストレートで!」



(^ω^ )「それはただの焼酎水割りでは?」



  ('A`)「ありゃ、お前今日は給仕は休みか?」



(*ФωФ)「いんや!今日は昼間勤務で、受付嬢殿のお手伝いをしていたのじゃが……それがもう忙しゅうて忙しゅうて!」



(;ФωФ)「このイスラオームの街を西へ東へ南へ北へ!使いに回され走り回され、パシリにパシられ!脚がもうパンパンなのじゃ!」



(;ФωФ)「まったく……受付嬢殿の人使いの荒さには感動や畏怖すら覚えるッッ!」



(^ω^ )「かっかっ、まぁ見習い丁稚へのシゴキなんてそんなモンだわな……いいじゃねぇか、街中走り回れば冒険者としての体力と脚力が付くってもんだ」



(;ФωФ)「ム。ふむ、なるほど。そういう考え方も、できるのか?」



(*ФωФ)「ハッ!つまり受付嬢殿は、妾を冒険者として鍛え上げる為に……ッ!?」



(^ω^ )「然りッ!!」



(*ФωФ)「受付嬢殿ォォォォッ!!」



(゜、゜*)「私、王女ちゃんがいつか詐欺に引っかからないか心配」



(・∀・ )「いい信者になってくれそう」



(*ФωФ)「そういえば受付嬢殿のお手伝いをしていて"あること"に気づいたんじゃが……これがどうにも解せぬでのう。聞いてくれんか?」



  ('A`)「なんだなんだ?ギルドの裏側的な話?」



(゜、゜*)「私そういう話すき」



(;ФωФ)「驚くでないぞ、実はじゃな……なんとッ!」



(;ФωФ)「冒険者ギルドでは、クエスト依頼はギルド支部ではなく、公共機関の出先窓口でしか受け付けておらぬのじゃ!」



  ('A`)(゜、゜*)「……」



【冒険者豆知識】クエスト依頼のしくみ

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)



(;ФωФ)「ふふ……妾も『あれ、冒険者ギルドって冒険者しか来なくね?どこからクエスト依頼貰ってくんの?』とは思っておったが……よもやこのような仕組みだったとはッ!!」



(#ФωФ)「そのせいで、昼間は出先窓口と冒険者ギルドを何往復もすることになり、妾のパンパンふくらはぎが生み出されてしまったのじゃがな!」



  ('A`)「いや周知の事実」



(;ФωФ)「うぇ!?」



(^ω^ )「テメェの知性が俺達と同列なワケねぇだろ自惚れんな」



(・∀・ )「というか、その依頼システムの何が分からないの?」



(*ФωФ)「いや、ふつうに?なんで市民がクエストを依頼する場所と、冒険者がクエストを受注する場所が別れてるのじゃ?」



(^ω^ )「そりゃお前、冒険者が市民から嫌われてるからだろ」




(*ФωФ)「えっ?そんな理由で窓口まで分けられるわけがないじゃろ」



(^ω^ )「……」



(*ФωФ)「いやいや……」



(・∀・ )「……」



  ('A`)「……」



(゜、゜*)「……」



(;ФωФ)「え、ウソじゃろ?」



(^ω^ )「フツーに嫌われてるぞ。冒険者お断りの店とかめっちゃあるし」



  ('A`)「家借りるのも一苦労だし、ローンも組めねぇな」



(・∀・ )「この前はギルドの玄関扉に"魔封じの御札"が貼られてたよ」



(;ФωФ)「結構ガチ目に嫌われてるっ!?」



(゜、゜*)「あ、でも勘違いしないで。嫌われてるのは戦士とか射手みたいな"専業冒険者"で、私みたいな兼業は違うから」



(;ФωФ)「わ、妾は、お主らが『冒険者は嫌われ者』だの『落伍者』だのと事あるごとに言っとるのは自虐だと思っておったが……」



(^ω^ )「客観的な事実です」



(;ФωФ)「そ、そんな。冒険者というのは、もっとこう……ダンジョンの富を街に(もたら)したり、人に害をなすモンスターを打ち払ったりして、人々に好かれるような存在ではないのか?」



  ('A`)「ないな。俺達ゃヒーローじゃねぇんだ」



( ^ω^)「まァ最初は大体そういうイメージだよな。新しく冒険者になろうって奴が持ってんのは」



(゜、゜*)「小説とか演劇の印象よねぇ」



( ・∀・)「芸事の世界と似たようなものだよね」



(;ФωФ)「……い、いや!妾は信じぬぞ!」



(#ФωФ)「きっとアレじゃな!妾を騙してからかっておるのじゃろ!」



(^ω^ )「俺がいままでお前に嘘をついた事があったか?」



  ('A`)「1分前」



  ('A`)「ま~~たしかに依頼窓口が役所にあるのは冒険者が嫌われモンだからって俺達は先輩冒険者から教わってきたけど……」



(゜、゜*)「それが実際どうかなんて確かめたことはないわね」



( ・∀・)「真実味がありすぎるからね」



(^ω^ )「じゃあもう真実でよくない?」



(#ФωФ)「ダメじゃ!根拠を示せィッ!」



(^ω^;)「めんどくせぇなぁ、そんなモン俺達じゃなくてテメェの先輩に……」



(^ω^ )「あ、そうだ。ちょっと待ってろ」



(#ФωФ)「?」






「ちょいちょい。ちょっといい?」( ^ω^)



            「嫌」



        「1杯奢るから」( ^ω^)



            「……」







ξ*゜⊿゜)ξ「まったく……こちとら仕事中ですのよ?」



(ФωФ;)「う、受付嬢殿ォォォォ!?」



(#ФωФ)「戦士よ、受付嬢殿にお手間を取らせるな!」



(^ω^ )「だって絶対に俺達よりそこら辺の事情に詳しいし」



( ・∀・)「たしかにギルドの事務員だし、人選としては正解だね」



(゜、゜*)「受付嬢って仕事中に飲んでいいんです?」



ξ*゜⊿゜)ξ「軽く一杯くらいなら問題ありませんわ」



(^ω^ )「なに飲む?」



ξ*゜⊿゜)ξ「ぶどう酒をウォッカで割って頂戴」



(^ω^ )「割ってない。かけ算」



ξ*゜⊿゜)ξ「ウォッカなんて水みたいなモンですわ」



(゜、゜*)「軽く1杯……?」



ξ*゜⊿゜)ξ「さぁね。それで、ワタクシに聞きたいことって?」



(^ω^ )「冒険者って嫌われてるよな?」



ξ*゜⊿゜)ξ「アナタの事は嫌いですわ」



(^ω^ )「俺の事じゃねぇよ」



ξ*゜⊿゜)ξ「冗談ですわ。"ねすこ"ちゃんの声は大きいから、話は聞こえてましたわ」



(^ω^ )「"ねすこ"?」



(*ФωФ)「妾のコトじゃ!」



  ('A`)「オメェそんな名前だったのか」



ξ*゜⊿゜)ξ「あだ名よ、呼び名がないと困るでしょ?ロマネスク第三王朝の王女だって言うから"ねすこ"ちゃん」



(^ω^ )「安直すぎねぇか?」



(#ФωФ)「受付嬢殿が授けてくれた名前になんてことを!よいか!以後、妾のコトは各位"ねすこちゃん様"と呼べぃ!」



(^ω^ )「で、どうなの実際?クエストの受発注で窓口が分かれてる理由」



ξ*゜⊿゜)ξ「冒険者が市民から嫌われてるから」



(ФωФ;)「受付嬢殿ォ!?」



ξ*゜⊿゜)ξ「嘘ですわ」



(ФωФ*)「ほっ……なんじゃ嘘か」



ξ*゜⊿゜)ξ「あら、冒険者が市民から嫌われてるのはホントですわよ?」



(ФωФ;)「おわぁぁぁッ!?」



ξ*゜⊿゜)ξ「市民感情で窓口を増やせるほど、冒険者ギルドの懐は温かくありませんわ」



(^ω^;)「あり、違うの?」



ξ*゜⊿゜)ξ「窓口が分かれてるのは単にシステム上の理由ですわ。クエスト受注は冒険者ギルドが一括で取りまとめてますけれど、クエスト発注者、つまり依頼者はこのイスラオームの街の至るところに大勢いますわ。あのダンジョン素材が欲しいやら、街道を荒らすモンスターを退治してくれやら」



ξ*゜⊿゜)ξ「それなのにギルドにクエストを依頼しようとなった時、わざわざ冒険者ギルドまで足を運ばなきゃいけませんとなるのは、いささか利便性が悪すぎるでしょう?」



ξ*゜⊿゜)ξ「だから発注窓口は数が必要ですの。そこで冒険者ギルドは役場や郵便局、公衆浴場といった人が集まる場所に出張所を設けて、そこでクエスト依頼を受け付けていますのよ」



(・∀・ )「へぇ~、たしかにクエストは毎日掲示板がいっぱいになるくらい依頼が来てますし、その量をここで処理するのは大変かもしれませんね」



  ('A`)「でもよ、それだったら別にこの冒険者ギルドの窓口から発注できてもよくねぇか?窓口は多ければ多いほど良いんだろ?」



ξ*゜⊿゜)ξ「ダメですわ!それだけは絶対にダメなんですわ!」



  ('A`;)「はぁ?なんでだよ」



ξ*゜⊿゜)ξ「だって、もしそうなったら私が、ワタクシが!クエスト発注の受付業務を兼務する必要が出てきますもの!」



ξ#゜⊿゜)ξ「これ以上仕事が増えるなんて絶ッ対に嫌ですわッ!!」



  ('A`)「それただのアンタの願望」



ξ#゜⊿゜)ξ「ごくごくごくごくッ……ぷはぁッ!」



ξ#゜⊿゜)ξ「おかわり!」



ξ*゜⊿゜)ξ「ねすこちゃんダッシュ!」



(ФωФ;)「のじゃあ!?」



(゜、゜;)「あの、だから業務中……」



ξ*゜⊿゜)ξ「ぶどう酒なんて水みたいなモンですわッ!!」



  ('A`)「その言い訳は流石に無理だろ」



(;ФωФ)「受付嬢殿、こちらご所望の品ですのじゃ!」



ξ*゜⊿゜)ξ「うむ!くるしゅうありませんわ!」



(^ω^ )「だいぶストレス溜まってんなぁ、なんか嫌なことでもあったか?」



ξ#゜⊿゜)ξ「なぁに言ってんですの!?一日中冒険者(アンタら)の相手してたら、そりゃあストレス溜まるに決まってますの!」



(・∀・ )「まぁ、さもありなん」



(ФωФ;)「そ、それはどうしてじゃ?」



ξ#゜⊿゜)ξ「冒険者は粗暴で、声がデカくて、威圧的で!実力がないくせに無駄に高慢な輩ばっかりなのですわ!」



ξ#゜⊿゜)ξ「期限ギリギリまでクエスト放置して、私がリマインドしたら『今日やろうと思ってた』とかほざきやがるし……!」



ξ#゜⊿゜)ξ「受注した後からクエストの内容や報酬に文句言ってくるし……!」



ξ#゜⊿゜)ξ「まともにクエスト報告書も書けないから私の仕事が増えるし……!」



ξ#゜⊿゜)ξ「つーか馴れ馴れしくタメ口で話しかけてくんなですわ!私はテメェのツレじゃありませんわ!」



(^ω^;)「……すみません」('A`;)



ξ*ー⊿ー)ξ「……アナタ達はいいですわ。ここでの付き合いも長いし、知らない仲ではありませんもの」



ξ#゜⊿゜)ξ「それより、真のストレス源はこんなモンじゃありませんわ!」



ξ#゜⊿゜)ξ「市民からのクレーム処理ですわ!」



(゜、゜*)「すごそう」



ξ#゜⊿゜)ξ「私も元冒険者ですから、あまり同胞相手にこんな物言いはしたくありませんが!客観的に冒険者と接する立場になって如何に冒険者が市民から嫌われるか、ハッキリ原因分かりましたわ!」



  ('A`)「まぁでもカスハラみたいなクレームも多いんじゃねぇの?」



ξ#゜⊿゜)ξ「昼間っから真夜中まで街角で酒盛りする、自宅で賭場を開帳する、女は買う、ケンカも買う、そのくせ借金は踏み倒す!」



ξ#゜⊿゜)ξ「ダンジョンで獲った魔魚を川に放流し、魔草を市民農園に植え、農家の方々に迷惑をかける!」



ξ#゜⊿゜)ξ「野良動物にオーク肉を餌として与えて凶暴化させる!」



ξ#゜⊿゜)ξ「人んちの庭で野糞する!」



(・∀・ )「至極真っ当な苦情が羅列されてゆく……ッ!」



ξ#゜⊿゜)ξ「あとは公園で花火するとか」



  ('A`)「それは別によくね?」



ξ#ー⊿ー)ξ「まったく……こうやって他人に迷惑をかけるような輩が"武器"を持って往来を歩けば、嫌われるのは当たり前ですわね」



(゜、゜*)「たしかに」



(・∀・ )「納得しかない」



(ФωФ;)「なんか……受付嬢殿の話を聞くと、冒険者ってあんまりカッコ良くないのじゃ……」



  ('A`)「誰でもなれる分、人間としてヤバい野郎も多いのは確かだな」



( ^ω^)「気にすんな、そういうのは金目当てで冒険者になった、万年下級のくだらねぇ奴らだ。お前がちゃんとクエストこなしてけば一年で追い抜けるような、な」



(ФωФ;)「う、うむ……」



ξ*ー⊿ー)ξ「……まぁ、でも」



ξ*゜⊿゜)ξ「本当に恐ろしいのは、これでもひと昔前に比べれば、冒険者の治安も大分マシになったということですわね」



ξ*゜⊿゜)ξ「私が現役だった頃なんて、月に一回は冒険者同士の抗争で死人が出てましたし……」



ξ*゜⊿゜)ξ「地方の冒険者ギルドじゃあ組織ぐるみでダンジョン素材の密輸してる所もありましたわね」



ξ*゜⊿゜)ξ「あっ借金のある一般人をダンジョンに拉致して鉱石掘り労働に従事させてた事件もありましたわね」



  ('A`)「悪の規模が違い過ぎる」



(・∀・ )「冒険者とは名ばかりの犯罪者集団」



ξ*ー⊿ー)ξ「そう思われても仕方ありませんわ……ま、一度ついたしまった悪いイメージは、なかなか変えられないというコトですわね」



(゜、゜;)「というか、それいつの話?そこまで過激なコトしたら、王国騎士団が黙ってないわよ?冒険者ギルドが潰れてもおかしくなくない?」



(^ω^ )「まぁ十中八九は全国の冒険者ギルドが統合される前の"グレート・エイジ"だろうな」



(^ω^ )「80年くらい前か?なぁ?」



ξ*゜⊿゜)ξ「殺しますわよ?」



(#ФωФ)「そうじゃぞ戦士!女性に向かってなんたる物言いじゃ!」



(#ФωФ)「そもそも受付嬢殿がそんな大年寄なワケあるまい!見よ、この肌ツヤ!」



ξ*゜⊿゜)ξ「とぅるんとぅるんのブリンブリンですわ!」



(^ω^ )「いや、こいつエルフだから。普通にそれくらいの年齢でもおかしくねぇぞ?」



(ФωФ;)「えっ!?エルフ!?」



(ФωФ;)「森の奥で伝統的な生活を営む長命種で、賢いけれど縄張り意識が強く、森に侵入した者の脳天を得意の弓で射抜くことを生きがいとする、あのキチガイ種族!?」



ξ;゜⊿゜)ξ「えっ!?そんな認識なのですわ!?」



  ('A`)「概ね事実だろ」



ξ;゜⊿゜)ξ「別に人の頭を射抜くのは生きがいじゃありませんわよ……」



ξ;゜⊿゜)ξ「普通、自分の家に侵入するような犯罪者は殺しますでしょ?」



(・∀・ )「う~ん、これは蛮族」



ξ;゜⊿゜)ξ「あれっ?」



ξ;゜⊿゜)ξ「……」



ξ*゜⊿゜)ξ「まぁいいですわ。所詮、短命種には私達の高度な倫理観など理解できないということにしてあげましょう」



(・∀・ )「ナチュラルに驕り高ぶってますね」



  ('A`)「さすがは嫌われ種族ランキング殿堂入り」



(^ω^ )「一度ついたしまった悪いイメージは云々」



( ^ω^)「なっ?やっぱり俺が言った通りだろ?」



(ФωФ;)「エルフって怖いのじゃなぁ」



( ^ω^)「然り然り」



(゜、゜*)「ま~た適当なコトふきこんで……」




登場人物(とうじょうじんぶつ)追加紹介】


ξ*゜⊿゜)ξ【受付嬢殿】:冒険者ギルドの受付嬢として働くエルフ。元"銅級(カッパークラス)"冒険者(冒険者ギルド統合以前の経歴である為、現在基準での階級は算定不可)。「受付嬢さんって何歳なの?」という野郎冒険者からのくだらない質問に対しては「人間換算で20歳ですわ」と答えている。50年前から。



【冒険者コラム】テーマ:受付嬢と窓口嬢

冒険者ギルドにおいてクエストの受発注を窓口で対応する係員を「受付嬢」と呼ぶ。ただ冒険者達の間では、「冒険者ギルドで自分達のクエスト受注を対応する女性」を受付嬢、「出張所で依頼者の対応をしている女性」を窓口嬢と薄っすら呼び分けらている。窓口嬢は単に「窓口の人」とも呼ばれる。

しかし、実際に受付嬢と窓口嬢は業務内容以外にも異なる点がいくつかあり、以下にその2例を挙げる。


①受付嬢になるには冒険者資格が必須だが、窓口嬢は不問

 受付嬢は、冒険者がクエストを受注する際に対応を行うのだが、その際に「冒険者がそのクエストを遂行できるか」の判断を求められることがある。特にモンスター討伐クエストなどは、その冒険者のランクがクエストランクと釣り合っていても、クエスト遍歴から見て実力不足と判断されることがある。受付嬢は、そのような冒険者に対して「助言」「指摘」の権利を持ち、クエスト受注を取り下げるよう促す役割を持っている。

一方、窓口嬢は依頼者の提出した発注書は、記載が間違っている場合を除き基本的に全てスルーする。なぜなら発注書を受理した段階で「掲載料」という名の手数料収入が発生するからである。


②受付嬢は冒険者ギルド所属だが、窓口嬢はそうでもない。

全ての受付嬢は、冒険者ギルドが正式に雇用している事務員であると規定されている一方、窓口嬢は特にそういった決まりはない。理由として、依頼者からのクエストを受け付ける窓口は様々な場所に設置されており、いちいち正式雇用しているとお金がいくらあっても足りないからである。

大抵の窓口嬢は他職に就業しており、兼業として窓口業務を行っている。例えば、役場に設置されたギルド窓口で働く窓口嬢は大抵、実は役場の職員さんが兼務しているだけなのである。


こうしてみると、冒険者が受付嬢と窓口嬢を呼び分けている理由が分かるだろう。窓口嬢はちょっと彼らと距離があるのだ。物理的にも心理的にも。

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下請け冒険者に流す段階で半値の8掛け……
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