第12話
「いい返事だ。きっと蒼梧君も、これを聞いたら喜ぶと思うよ。さぁ、そうと決まれば出発といこうか!進、智子、ヘリの準備を頼むよ!」
──待っててね、兄さん。次に戻ってきた時は、きっとこの輪の中に兄さんもいるから。
心の中でそう念じると、進さんと智子さんがすぐに駆け寄ってきた。ここから少し離れたところから、プロペラのまわる音も聞こえる。
「ヘリの準備出来ました!いつでも行けます!」
そう報告する2人に、豪さんは小さく笑顔を見せた。
「あぁ、ありがとう2人とも。それじゃあ、みんな乗り込んで──」
「待て、豪。これは一体どういうつもりだ?」
突然割って入ってきた声に、皆が一斉に振り返る。
そこにいたのは、父さんの家で待っていたはずの梶田彰三さんだった。
「彰三君、来たのかい?」
豪さんの柔らかい声に、梶田さんは腕を組んで答えた。
「あぁ、心配になって来てみればこの有り様だ。どうせまた東京市に戻るんだろうが、もう一度聞こう──奏多が戻ったと思ったら、すぐにわざわざ危険を冒して戻ろうなんて、一体どういうつもりだ?」
そう言ってじりじりと近づく梶田さんに、豪さんは両手を挙げて宥めるような格好をした。
「落ち着いて、彰三君。これは奏多君が望んだことなんだ。ボクたちはただ、それに乗っかっているだけだよ」
豪さんの言葉で、梶田さんが僕の方を見る。彼の顔には、少しだけ驚きが混ざっていた。
「コイツが、だと?まさか──」
「そうです、梶田さん。僕は、兄さんを助けに行きたいんだ」
僕がそう言うと、彼は少し押し黙ったあと笑みを浮かべた。
「……なるほど、目を覚ました途端にこれとは──まぁいい、そういうことなら俺は何も言うまい。必ず生きて帰ってこいよ」
すると、そこに千夜さんが割って入ってきた。
「任せるっスよ!前と違って今回はアイツが何を使ってくるかも分かるし、何よりJDCという大きな味方がついてるっスから!絶対みんなで戻って来るっス!」
千夜さんの元気な言葉に、梶田さんはいっそう笑みを強めた。
「あぁ、待っているぞ千夜。さぁ──行ってこい」
「また来ちゃったっスね、東京に」
数分後、進さんと智子さんが運転するヘリに乗り込み、僕たちは再び東京の地を踏んだ。僕の視線の先では、セントラルタワーの光が怪しく灯っていた。
「今回は、蒼梧の救出が一番の目的だ。アイツがどうなっていようと、な」
愁さんが言うと、豪さんが指を3本立ててみせた。
「今回は3手に分かれて行こう。割り振りは奏多君と進と智子、愁さんと千夜さん、それからボク1人だ」
彼に言葉に、千夜さんが心配そうな声を出した。
「それでいいんスか?東京市での単独行動は危険すぎるっス。ましてJDCのリーダーなんて、奴らにとっては格好の獲物なんじゃ……」
しかし、豪さんは今度は、笑みと共にVサインを作った。
「心配ありがとう、千夜。でもボクなら大丈夫だ、何しろ伊達にJDCのリーダーをやってる訳じゃないからね。さて──」
豪さんは、持ってきたA3サイズの紙をその場で広げた。そこに書かれていたのは、巨大な塔。
「キミたちが前回捕まった時に愁さんのお兄さんから色々と情報を聞き出せたのは、まさに不幸中の幸いだ。あれのおかげで、このタワーの構造もかなりはっきりしてきたよ」
「これは……このタワーの内部構造っスね」
紙の一部を覗き込んでいた千夜さんが呟くと、豪さんはにっこりと頷いた。
「正解!君たちが集めてきてくれた情報と、僕たちJDCの集めた情報がここに集まっている、いわば叡智の結晶だね」
そう言うと、紙の端から少し離れた部分を指さす。その隣には、数字の1が書かれていた。すなわち、この塔の1階。
「ボクたちが侵入するのは1階。そこからまず二手に分かれる。ボクと愁さん、千夜さんは上で待っているであろう氷川美沙のもとへ、そして奏多君と進、智子は蒼梧がいるはずの地下へと進むんだ」
そう言って、豪さんは1階よりも下──地下に繋がっているエレベーターの軌道を指差した。
「地下、ですか?今までそんな場所、知らなかったです」
「これはJDCが集めた情報さ。曰く、この塔の地下には巨大な闘技場があり、そこで能力者同士戦わせてその練度を高めているとか……ともかく、そうして二手に分かれ、上を目指すボクたちは途中でさらに二手に分かれる。愁さん、千夜さん──2人は、岸井首相の相手をしてほしいんだ」
「健介さんの、息子っスね。引き受けたっス──けど、そうなると豪さんがあの女と一対一で戦うことになるっスよね?」
心配そうな千夜さんに、豪さんは右手の親指を立ててみせた。
「言いたいことはわかるよ。別に1人で勝とうとは思っていないさ──キミたちがなるべく早く岸井首相を無力化して、ボクの助太刀に来て欲しいんだ。それまでは持たせる自信があるよ」
「俺たちなら、首相をすぐに無力化できる──お前はそう踏んだ訳か」
愁さんの言葉に、豪さんは満足げに頷いた。
「そうだよ、愁さん。愁さんの実力と千夜さんの能力があれば、きっとすぐに決着がつくさ」
そこまで言うと、豪さんは今度は僕の方へと向き直った。
「それから、奏多君──今回は、こちらの方が重要だ。キミが地下の闘技場へと潜り込むのを向こうが確認すれば、間違いなく奴らは蒼梧君と戦わせようとしてくるはずだ。奴らの駒の中では、最も奏多君が戦いづらい相手だからね」
そこまで言うと、豪さんは小さく笑みを浮かべて頷いた。
「けれど、今回はそれがボクたちの作戦だ。キミの仕事は、そうしてやってきた蒼梧君を無力化し、ひたすら呼びかけ続けることさ。キミにしか出来ない、大事な仕事だよ」
キミにしか出来ない、大事な仕事。豪さんからそう言われ、思わず自分の両手を広げて見つめる。
「僕にしか、出来ない……」
今の僕には、前とは決定的に違うものがある。
《想造者》の力は、日本医師会も存在を知らないはずだ。この力を使って彼を無力化することも、不可能ではないだろう。
「分かりました、やってみます。すぐに兄さんを正気に戻して、みんなで最上階まで駆け上がりますよ!」
僕がそう言うと、隣にいた智子さんと、更にその隣の進さんが嬉しそうに話しかけてきた。
「えぇ、その意気よ奏多君!君ならきっと、蒼梧君を連れ戻せるわ」
「周りは僕達が守ってあげるから、奏多君は蒼梧君のことだけを考えていればいいよ」
そんな二人の様子を見、豪さんが頷く。
「頼りにしてるよ、2人とも。奏多君をよろしくね──それじゃ、そろそろ行動に移そうか。ボクの作戦通りに行けば、今日の日没までにはここに戻れるはずだからね」
そこでいったん言葉を切ると、彼は今まで見せたことのない、不敵で自信に満ちた笑みを浮かべた。
「たった6人のパーティーだけど──さぁ、この世界をボク達でひっくり返そうじゃないか」
* * *
数分後、私たちはセントラルタワーへ──大胆にも正面から──侵入し、その後は誰とも会うことなく10階へと辿り着いた。10階部分まではダミー構造となっているため、当たり前と言えばそうだが。
そして今は、豪さんがある場所で止まり、立てられていた看板や張り紙の裏などを調べているところだった。
「この塔のエレベーターは、23階から上へと繋がるものだけではないんだ。実は10階部分にも隠されているものがあるのだけれど──」
壁をまさぐりながら少しずつ進んでいく豪さんの足が、不意に止まる。それと同時に何かの起動音が軽快に鳴り、突然私たちのすぐ横の壁が二つに割れた。
「──あったよ。さぁ、これが地下へと繋がるエレベーターだ」
彼の言葉通り、壁の向こう側はスイッチが幾つか設けられた小さめの空間が広がっており、以前ここに入り23階から28階へと、そしてそこから49階へと上ったエレベーターの構造と、さしたる違いは見受けられなかった。
「それじゃ、行ってきます。3人とも、どうかご無事で」
エレベーターに乗り込む直前、丁寧に頭を下げる奏多くんに、私は自分の胸を叩くような仕草をして答えた。
「言われなくても、あの女の泣き顔を気の済むまで拝んで帰ってくるっスよ!奏多くんも、蒼梧くん頼んだっス」
私のそんな様子を見、彼も少し緊張が和らいだようだ。表情から硬さがほんの少しだけ消えている。
「うん、任されたよ千夜さん。それじゃ──」
そういうと、奏多くんは設置されたスイッチのうちの一つを押す。刹那、壁に扮していたエレベーターの扉が音もなく閉まりだし、数秒のうちに三人の姿は見えなくなった。壁には寸分の隙間もなく、少し前の私では見分けがつかないほどだった。
「……行っちゃったっスね。無事に着いてくれることを祈るばかりっス」
生まれた沈黙を破るようにして呟くと、愁さんが口を開いた。
「さて、俺達も早く行動に移さないとな。奴らも今頃は、俺たちの動きに気がついている頃だろう」
「東京市に入った時点で、僕たちのことは全員顔が割れているだろうね。ここまで来たら、セキュリティを強引に突破するしかないよ」
豪さんの言葉に、私は力こぶを作ってみせた。
「望むところっスよ!自分達の実力、見せてやろうじゃないっスか!」
* * *
「……案外、すんなり来れるもんだね」
「えぇ、ここまで何も無くてよかったです」
エレベーターが地下三階に到着したことを告げるように、軽快な音を鳴らす。それと同時に、僕と進さんは揃って息を吐いた。
ここに降りてくるまでに、エレベーターが突然停止してドアが開き知らない人から妨害を受ける、ということがここまで一度もなかったのは僥倖だろう。
しかし、智子さんは唯一、怪訝そうな顔を作っていた。
「いいえ、ここに"来させた"と考えた方が妥当だわ。ここまで何も無かったということは、きっと蒼梧君との戦いで全員潰す、と言っているようなものよ。ここに入り込んだ時点で私たちの正体は知られているはずだし、私たちはいわば飛んで火に入る夏の虫、ってやつね」
けれど、そのお陰でここまで何もなく、万全な状態で来ることができた。そのことが、僕を少し自信づける。今なら、本当に兄さんを──
「今の僕達なら、きっと兄さんを救けられる──今は、それだけで十分です。この先にあるのが火だろうが水だろうが、僕は進みますよ」
僕が少し声を大きくしてそういうと、進さんが満足げに微笑んだ。
「うんうん、その意気だ奏多君!それじゃ、気を取り直して出発──」
「待て。ここから先は、我が案内しよう」
突然、機械的な声が後ろから聞こえてきた。恐る恐る振り返った僕たちの前に現れたのは、全身を鎧のようなもので多い、表情はおろかその年齢、体格、性別、そもそも人ですらどうかも伺うことの出来ない人物だった。
* * *
「──それじゃ、ここでしばしのお別れだ。キミ達がいち早く彼を無力化してくれることを信じているよ。さっきも言ったけれど、ボクは彼女の力を押さえ込んでいる事しか出来ないからね」
ボクが2人にそう言うと、2人のうち男性の方──愁さんが頷いた。
「あぁ、分かってるさ豪。俺たちが辿り着く前に死ぬなよ」
頷きつつ、思わず苦笑を漏らす。いくら2人が能力者とはいえ、その力は決して戦闘に特化しているものではない。
「ボクはキミ達の方が心配だけど──」
そう言いながら2人に歩み寄り、僕の掌をそれぞれの体に向けて目を閉じる。
同時に、淡く白い光が2人を包んだ。愁さんは過去にも受けたことがあったため動じなかったが、女性の方──千夜さんは僕のしたことに驚いているようだった。
「おわわっ!?何スか、これは!?」
「ボクの力の一部を、キミ達に流したんだ。少しは《調律者》の加護があると思うよ。それじゃ、愁さん、千夜さん──お互い頑張ろうね」
そう言って、2人の目を見る。2人も僕の目を、自信に満ちた眼差しで見つめ返してくれた。
視線による刹那の意思疎通を最後に、2人はエレベーター、すなわちこの塔の最上階へと向かっていった。
「さて……」
エレベーターのドアが閉まると同時に、ボクの背から声がした。
振り返った先にいたのは、ボクの因縁の相手。日本国総理大臣秘書──氷川美沙。
「お別れの挨拶は済んだかしら?私、もう待ちきれなくて」
瞬間、彼女の瞳に宿す光に殺意が灯る。しかし、ボクとてそれは同じだろう。
これから始まるのは、この国の将来を決める戦い──すなわち、ただ純粋で穢れた殺し合いにすぎないのだから。
「それはボクも一緒さ。こんな好機、またとないからね──さぁ、始めようか」
その言葉を境に、部屋の空気が重く張り詰め、部屋全体が震える。ボクと美紗は、ひとつのグラスが割れた音を合図に、同時に地を蹴った。
* * *
エレベーターのドアが開くと同時に、私の視界に大空が広がった。
前にこの塔に来た時、豪さんが話してくれたのだ。ボクの力の余波で、恐らくこの塔の天井は吹き飛んでしまったかもしれない、と。その時はあくまで憶測でしかなかったため一笑に付していたが、彼の言葉が本当のものになるとは、思ってもいなかった。
「ここが50階……前の襲撃の時から直ってないんっスね」
私が何気なく呟くと、部屋の中央から足音が近づいてきた。
「ほう、貴様らか……私の城を、こうも無惨な姿にしてくれたのは」
現れたのは、スーツ越しにも見て取れるほどの筋肉量を誇る男だった。
「お前が、現総理大臣の岸井東治で間違いないな?」
愁さんの言葉に、彼は頷く代わりにフンと鼻を鳴らした。
「そうだ──その通りだ、櫻田愁。そして、木場千夜」
私たちの顔をちらりと見、岸井首相は会ったことのないはずの私たちの名前を、一字一句違わず言って見せた。そんな彼の突然の行動に、顔が自然と険しくなる。
「どうして、自分たちの名前を知ってるっスか……?」
すると、しばらく黙っていた愁さんが、フッと苦笑を漏らした。
「……なるほど、そういうことか。兄貴、そこにいるんだろ」
そう言うと、部屋の一端を見つめる。刹那、そこから音もなく、愁さんのお兄さんである櫻田龍羅が現れた。前に会った時とは違い、背中に何かを背負っている。
「流石だな愁。この一瞬の時間で力を使い、この部屋の過去を視たか」
「まったく、本当に兄貴はロクな事しないな……弟として恥ずかしいぜ」
岸井首相の隣にゆっくりと歩いてきた彼は、面倒くさそうに頭を掻いた。
「フン……その言葉、そっくりそのまま返させてもらうぞ。これ以上、お前たちに東京の地を踏ませはしない。今からでも遅くない、俺が引導を渡してやるさ」
「いいっスよ、そっちがその気なら──とことんやり合うまでっス!」
その言葉と同時に、腰に提げていた護身用のピストルを取り出して構える。しかし、その動作をしても、隆羅はまたも面倒くさそうに頭を搔いただけだった。
「これだから、若い女は嫌いなんだよ」
小さくそういうと、彼は背中に背負っていたものをおろしてこちらにそれを向けてきた。それは──私が持っていたものの数倍はあるであろう、両手持ちの対物ライフル。
私がそこまで確認したところで引き金が引かれ、私と愁さんの間に銃弾が放たれた。刹那、何かが爆発するような音と衝撃波に襲われ、思わず身をかがめる。
「くっ、これは──」
思わずたじろぐ私の反応を楽しむかのように、彼は残忍な笑みを口元に浮かべた。
「さぁ来い、愁、千夜。お前たちのその気力、いつまで保つか試してやろう。俺と、この《NTW-Revision》でな」
* * *
「ここだ」
長い通路を謎の人物に案内され、右へ左へと進んでいったその先に、その空間は広がっていた。運動場のような場所を取り囲むように、観客席がついている。
「ここは……闘技場?」
鎧の人物は、微動だにせずに答えた。
「そうだ。東京市セントラルタワー地下3階に位置する、日本最大の闘技場である。そしてここからは、お前1人だけで進んでもらうぞ」
「それは──兄さんと、1対1で戦えってこと?」
返事はない。代わりに智子さんが口を開いた。
「そうみたいね。そして私たちは──」
彼女が最後まで言う前に、僕は鎧の人物に突き飛ばされ、尻もちをついた。
「急に、何を──」
そう言いながら視線を前方へと向けた僕の目に映ったのは、鉄格子で隔たれた智子さんと進さんだった。
「お前たちは人質だ。この者が彼に勝った時に解放してやろう。だが負ければ、お前たちは晴れて我らの同胞となる」
しかし、彼らは2人とも、苦悶の表情を浮かべたり、この素性の知れぬ人物に向かって罵声を浴びせることはしなかった。
2人は僕の目を、黙ってまっすぐ見ているだけだった。それはきっと──僕のことを、信じているという証拠。
「奏多君、僕たちのことなら大丈夫だ。だから君は、蒼梧君と向き合ってくれ」
僕が頷くと、いつの間にか移動していた鎧の人物が、闘技場の真ん中へと僕を手招きしていた。
「こちらへ。かの者は、お前の到着を心待ちにしていたぞ」
ここで、不意に一つの疑問が頭をよぎる。
彼──彼女かもしれない──については、これまで情報が何一つ得られていなかった。しかし、この場所にいるということは、すなわち──
「ところで、あなたは誰?日本医師会のメンバーなの?」
それとなく聞いてみたものの、やはり向こうの反応はこちらの予想した通りのものだった。
「勝てば、教えてやろう」
そう言うこの人物の表情は、なおも伺うことができなかった。やはり淡々と、どこか機械のようにこちらの発言に反応しているようにも見えた。
「……分かったよ。絶対に取り戻してみせる」
そう言って、僕は視線を闘技場の反対側へと向けた。そこには見慣れた人物が、しかし見慣れない雰囲気を纏って立っていた。
「さぁ、助けに来たよ──蒼梧兄さん」
僕がそう言うと、兄さんは歯の隙間から威嚇するように息を吐いた。
最後まで読んで頂きありがとうございます!今回もかなり遅れてしないすみませんm(*_ _)m原稿は間に合ってたんですよ…投稿するのを忘れただけで…
さて、今回から一人称の視点が変わる度にアスタリスク(*)をつけるようにしました!今回の話+2話ぐらいはかなり目まぐるしく場面が変わっていくので少しでも見やすくなっていれば幸いです。
そして、遂に奏多くんが蒼梧兄さんと対面!次回からは手に汗握る(かは分からない)戦闘シーン満載の回となっていなすのでお楽しみに!




