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『六法』剣術集
『六法』
撃=とにかく強い衝撃、ほぼ殴ってる
静=一方向の多数の攻撃を打ち消す
流=相手の攻撃をギリギリで躱し、一気に相手の懐に潜り込む
斬=構えと切る方向さえ合っていればとにかく何でも斬る、ただし構えを取る時間が必要なので、相手が動けない時にしか使えない。
閃=突き、一点集中のため、威力は「斬」に匹敵する
昇=切り上げ、相手との距離を取るのに有効
奥義・裂=前方三方向に向かって斬撃を放つ、切れ味は「斬」に、威力は「撃」に匹敵する、範囲は自分から三メートルほど、ブレイバの場合は7メートルまで届く。
この剣術はブレイバだけではなくリグレットも使うことができる、覚えるのは難しいが、ブレイバの天才的な指導とリグレットの剣の才により僅か二年でマスターした。
リグレットが勇者をそこまで好きじゃなかったころ、ブレイバはリグレットが優しく強い人になる事を望んでいたが、勇者になりたいと言い始めてから剣術を教えるのを止めた。
そのため、リグレットは奥義である「裂」を習得していない。




