9話:太一の第一子誕生
その後、8月10日に、必要な電化製品、飲み物、食料品を買い込んで、新居に運び込んで、午後15時には、引越を終えた。そして、とりあえず、布団を寝室に敷き、段ボールで必要な物を出して、夜に風呂に入り、夜22時には、疲れて、眠ってしまった。翌日は、パンを焼いて、珈琲で食事をして、早速、買ってきた整理タンスや茶箪笥に、生活用品を整理していた。
午前10時頃、洗濯機、冷蔵庫、テレビなどが運ばれてきた。午後16時に、全て終わりトヨタの店に行き、中古のを150万円で購入してきた。結婚式のご祝儀が250万円入り、由美子さんの口座残金が600万円となった。そして床についた。翌、6月22日から太一もコンビニの仕事に戻った。その後、新婚旅行は、10月下旬のハワイに4泊6日100万円の豪華新婚旅行を計画した。
その話を聞いて、そんな大金使って良いのと、由美子さんが言うので、ヤフー株で10億円儲けたというと、今日は4月1日、エイプリル・フールじゃないのよ、ウソ言っちゃ駄目と言った。そこで、N証券の証券口座を見せると、虫眼鏡でゼロの数を数えると、びっくりして、本当だ、すごいわねと、大喜びした。そして、暑い夏を迎えて、大きなエアコンを取り付けた。
お盆が過ぎ、少し涼しくなった9月10日、奥さんの由美子さんが、気持ち悪いと言った。そこで、近くの産婦人科に行くと、妊娠とわかり、2001年2月20日が出産予定日と告げられた。浜田浩二さんから2000年11月、電話で金が安いから買おうと言い、買い値1gが1000円で100kgずつを太一と奥さんの由美子さんの名義で1億円ずつ、合計2億円で購入し、太一の残金が8.3億円となった。
妻の妊娠を聞いて、太一は長年勤めているコンビニの店主に、女房が妊娠したので、心配なのでパートで仕事をしたいと言うと了解してくれた。やがて2001年となり、2月17日に奥さんは、会社に出産休暇をとって、産婦人科病院に入院し、2月20日に、女の赤ちゃんが誕生し、秩父百合と名付けた。2月23日に退院してきた。すると、太一の母の良江さんが、手伝いに来てくれた。
そして妹の多惠も、お祝いに来てくれた。そして、母の良江さんに、昼間の奥さんの面倒を見てもらい、太一は、9時から17時まで、コンビニで働くことにした。そして、都合があるときには、1週間前に休暇願いを提出すれば、休めるようになった。そして少しずつ暖かくなり4月を迎え、娘の百合は、時折、可愛い笑顔を見せてくれるようになり、周りの人を喜ばせた。
やがて半年が経ち夏になり、エアコンを効かせて、母と奥さんと娘の百合が和室で、休んでいた。半年が過ぎると、娘の百合の首も座ってきた。その後、9月10日、太一のクラウンに乗せて、君津の実家へ行って、父に見せると、大喜びしてくれた。12月を迎えて母に感謝して、太一が素敵な服を母に送り、自宅に帰ってもらった。その時、また、大変な時は手伝うからと言ってくれた。
やがて2002年となった。この頃は、アメリカのネットバブル崩壊で日本経済、日本の株価が大きく下げて、不況の時代を迎えた。アメリカでは、2001年のエンロンに続き、2002年も大手企業の不正会計やインサイダー取引などの不祥事が続出した。2012年6月には長距離通信大手・ワールドコムの大規模な不正経理が発覚、7月に経営破たんした。
日本では、デフレ不況の進行に伴い、日経平均株価は2002年10月3日に、終値でバブル崩壊後の最安値を更新し、1983年以来19年ぶりに9000円を割り込んだ。そんな2002年10月12日、深夜、世界有数のリゾート地であるインドネシア・バリ島のナイトクラブ前で大規模な爆弾テロが発生。インドネシア警察当局は東南アジアのテロ組織ジェマ・イスラミアの犯行とみて指導者らを逮捕。




