4話:パワーハラスメント
次に、あなたはと聞かれ中学を卒業し人と話するのが苦手で特に人に怒られる
のが大嫌いで一度就職したが上司に怒鳴られ口論の末、辞めてやったと言った。
それからはコンビニで夜勤の仕事と昼間に日本株投資を友人の父の助言を受けて
やっていると話した。いくら稼いだの聞くので700万円弱というと、すごい
わねと驚いていた。
その後、彼女も経済学部で詳しく株の投資法と実際のソニー株の売買の話題を
話し出すと話が長々と続き時計を見ると午後5時過ぎていた。もっと聞きたいと
彼女がいうので小さい時からの話をすると御苦労なさったねと言い涙ぐんで話を
聞くではないか、そこで俺が君をいじめてるみたいに見えるから、泣かないで
くれと言っても、苦労話を聞いて、泣くのは当たり前でしょと、反論した。
その後、泣き疲れて、お腹空いちゃったと言い夕食も食べていきましょうと
言いハンバーグ定食、ライス大盛りで2つ頼んだ。私って感激したりすると、
お腹空くたちなのと言いハンバーグを旨そうに平らげた。また来月も会いたいわ
と言い、ここなら目に付きにくいから、ここに第2日曜日の午前11時に待ち
合わせましょうと、彼女が言って、そうしましょーと彼女が勝手に納得し、
秩父太一が口を挟む余地はなく、完全に、彼女に主導権を握られ、ハイとしか
言えずに、支払いを済ませて、店を出て、ありがとうと言うと急に頬にキスして
、逃げるように彼女は、帰って行った。
彼女の香水の匂いと甘い口づけが、いつまでも太一の鼻に残り思わず、
にやけながら、家路を急いだ。その後、1999年4月14日、5月12日
、6月9日とデートを重ね映画も見に行き、すっかり意気投合し仲良くなった。
7月14日も会って話をしているとき来月8月10日から16日まで郡山
に帰るのだけど8月10日一緒に郡山に来て下さると聞くので思わず、何でと
聞くと、もちろん、あなたと結婚したいからよと言った。これを聞いて、
こんな貧乏人と結婚して、決して良くないよと言うと、それは、私が決めるのと
、無気になった。
もし俺が一緒に行って両親に結婚を反対されたらと聞くと、その時は
結婚しますと報告をするまでよと言った。私は一度決めたことは絶対にやる
主義なのと言い、だから両親も反対しないわと言い切った。それならコンビニ
に休暇届を出して行くと言った。それを聞いて喜んで、はしゃいだと思った瞬間
、大きな声で泣き始めてしまい、恥ずかしくて、精算して、店を出た。
店を出たところで彼女が太一に抱き付いてきた。そして、2人は別れて家に
帰った。しかし結婚の話が決まるまでは、この話は両親にせずにおこうと、
太一は心に決めた。やがて1ケ月がたち8月10日朝8時に駅前に行くと
由美子さんが先に来ていて切符は先に買ったわと言い改札口から駅に入り
、東京駅から、東北新幹線に乗った。初めて乗る新幹線を見て、太一は
驚いき、乗り込んで、走る速さを感じ、また、感動した。




