28話:子供達の中学入学と百合のフェリス受験
2016年は、いよいよ、長女、百合のフェリス女学院高校受験の年となった。中学での成績は、あいかわらず良く、体調管理を中心に冬を過ごしていた。うがい、手洗い、歯磨きを励行して、外出時にはマスク着用していた。そのお陰で、風邪を引くことなく、受験日を迎えられた。両親が、受験日の2月に同行して緊張をほぐすように声をかけた。百合が意を決して試験会場に入った。
受験を終えて帰ってきた時、笑顔で、できるだけの事はできたと話していた。その後、3月初旬の合格発表にも両親が着いていき、受験番号を発見し、合格したことが判明した。その後、制服の購入、カバン、靴を選んでいるときには、終始、百合は、笑顔で喜んでくれた。通学には、みなとみらいから、電車とバスを乗り継いで30分でフェリス女学院に到着できた。
長男の太郎と謙二は、地元の中学に入学し、カバンと制服と靴など必要な物を買いに行った。2人とも中学に入ってから、お年ちゃんにしっかり勉強しなさいよと言われて、以前よりも机に向かう時間が長くなり、それぞれクラス、ベスト10入りした。やはり理数系が好きで英語がが弱かったので、お姉ちゃんの百合に教えてもらっていた。百合が、英語、社会は記録力がカギだと言われた。
国語は、本をよく読むしかないわねと、受験勉強の仕方を教わっていた。太郎と謙二も陸上部に入って、太郎は、短距離、謙二は、中、長距離を得意にしていた。日銀は1月29日の金融政策決定会合で、金融機関が日銀に預ける当座預金の一部について、利子をマイナスにする「マイナス金利政策」の導入を決めた。2月16日にスタートし、マイナス0.1%の金利を適用した。
日銀にお金を預けると、金融機関は通常、利息を受け取れるが、逆に「手数料」を取られる。国内初。導入後、長期金利が一時マイナスとなり、住宅ローン金利などが低下するといった効果はあった。しかし、金融機関の収益悪化や年金・保険の運用難を招き、金融界などは猛反発。日銀は、その後「消費者マインド面を通じて経済活動に悪影響を及ぼす可能性がある」などと副作用を認めた。
熊本地震、死者150人超:4月14日午後9時26分ごろ、熊本県を震源とする地震が発生し、同県益城町で震度7を観測した。地震の規模「マグニチュード=M」は6.5で、震度7が記録されたのは2011年3月の東日本大震災以来。16日午前1時25分ごろにも益城町と西原村で震度7の地震が起き、1995年の阪神大震災と同規模のM7.3を記録した。
連続した地震活動で震度7が2回観測されたのは49年に震度6の上に7が新設されて以来初めてで、気象庁は14日の地震が前震、16日が本震との見解を示した。地震による直接死と関連死を合わせた死者は150人を超えた。住宅被害は約17万8000棟に上り、うち約8300棟が全壊。熊本城も天守閣の屋根瓦が剥がれしゃちほこが落下するなど大きな被害を受けた。
主要中央銀行では、欧州中央銀行「ECB」が14年6月に導入している。これは、たいした事と感じる人は、銀行関係者だけだと思う人も多かったが、日本経済が重い病にかかり始めていることを意味していた。企業活動が良くならず、収入が伸びないせいで、消費も伸びないという袋小路に入ったとする専門科も大勢いた。英国は6月の国民投票で欧州連合「EU」からの離脱を決めた。
「東欧からの移民流入で職が奪われている」との不満やEUの規制に縛られることへの反発などが背景。EUから加盟国が抜けるのは初めてで、経済規模で2位、そして世界の金融センター、シティーを擁する英国の離脱は、経済のみならず政治的に大きな打撃となる。来年に大統領選を控えるフランスなどでは反EUの右派政党が勢いづいている。英国のメイ首相は、来年3月までにEUに離脱を通告し、交渉を開始する方針。