15話:野麦峠でスキー
2011年、太一は家族5人で2月11日から、2泊でスキー旅行に出かけた。2月11日の早朝4時に橫浜を出て、保土ヶ谷バイパスをひた走り、橋本から高尾山インターチェンジから入り、中央高速で松本へ、松本には6時半に到着して、松本インターチェンジ近くのファミリーレストランで朝食をとった。7時過ぎに松本を出て、松本電鉄に沿って、上高地方面に向かった。
梓湖の手前を左折して奈川方面に向かい川沿いを走り、9時に、予約しておいた温泉旅館に到着した。そこで一休みして、準備体操をした後、10時からゲレンデに出て、子供達はそりのゲレンデで、そり遊びを楽しみ、百合はスキーをやりたいと言うので、太一がスキー場のレンタルスキーを大人用と子供用を借りて、百合に、合うサイズのスキー板と靴を借りて、履かせた。
その後、スキーを履いた後、屈伸運動をしてスキーリフトに乗って、初心者用ゲレンデに行き、スキーをハの字して、体重移動で曲がる「プルーク・ボーゲン」を教えた。すると運動神経の良い百合は、体重移動で曲がることを学び、スキー板の先に体重をかけると泊まる事を数回の練習でマスターした。その後は、自由に初心者用ゲレンデを楽しそうに滑り出した。
転んでも直ぐ立ち上がり、うれしそうに何回もリフトに乗って満足そうにスキーを楽しんでいた。お昼になり、スキー場の入り口のそれゲレンデにいた、太郎と謙二と由美子さんを見つけ、一緒にレストランヘ入った。そして温かそうな、麺類を頼んで、昼食をとった。すると、百合子さんはデジタルカメラで、何枚も写真を撮ったようで、遠くから、望遠で、百合の滑る姿も写真に収めていた。
昼食後、太一が、午後16時にレストラン前に集合して、スキーを終えて、直ぐ近くの温泉旅館に帰ると、みんなに伝えた。そして少し休んで13時前から、再び、男の達は、そりゲレンデへ歩いて行き、太一と百合は、初心者用ゲレンデにリフトに乗って行った。そして、初心者用ゲレンデに慣れて来たので、その上にある中級者用ゲレンデに行きたいと、百合が言うので移動した。
中級者ゲレンデに行って、太一が、百合に滑り方を教え、少し先に行って、その後、百合が、父の見てる前を滑った。2回すべると上手に滑るので、一番下まで行って、待つことにした。すると、真剣なまなざしで、百合が、滑っていた。その後、プルーク・ボーゲンはできたから、その上のレベルを教えてと、百合が言うので、次の段階の滑り方を教える事にした。
太一がプルークボーゲンで曲がった後、山側のスキー板を谷側のスキー板に合わせる方法を教えた。そして、斜めに滑って、プルークボーゲンで曲がると、直ぐに山側のスキー板を谷側のスキー板につける方法を練習を始めた。決して急がず慌てず、着実にやるようにと、太一が指示すると、完全にプルークボーゲンで曲がり終わった後に、慎重に山側のスキー板につけられるようになった。
これで、スキー板をつけるのを早くして、体重移動ができると、パラレル・クリスチャニアが完成できて、格好良く滑れると言うと、百合は、大喜びし、練習を続けた。やがて、16時近くなり、これが今日の最後の練習だと父が言い、わかったと百合が言い、終了後、レストランの前に16時ちょっと前につき、奥さんの由美子さんと太郎、謙二
と、そりとスキーを返却した。