表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲーム実況に縛りプレイを求めるのはお前(妹)だけだ。  作者: 白姫真夜
0話「才能と無能」
1/11

プロローグ

「...にい...縛って」


 息を荒げながら、そう俺の耳元に囁く。甘い吐息が耳の端に触れてこそばゆい。

俺は用意していた手錠を、妹の両腕にかけると、鞄からあるものを取り出す。


「...くくる。ほら、これ...」


 俺の取出したものに、くくるは微小ながらも狼狽を見せる。恐らく予想だにしていなかったのだろう。幾ら縛られ慣れた妹でも、そのあられもない姿を見届けていた視界さえも奪われてしまう。なんて事には。


「...今日は、目も隠すの...?」

「ああ。これくらいしてやらないと。お前は満足出来ないだろうしな」

「...うん」

「俺が下手糞なばかりに...悪いな」

「...いいよ。にい」


 防音部屋で、俺は妹の目を塞ぐ。


「...いくぞ。くくる」

「...にい。来て」


 俺は今日も、血の繋がっていない名前だけの妹を縛るのだ。


 

※R15でも18でも無いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ