34話
申し訳ありません、まともに書けてませんでした(´;ω;`)
取りあえず投稿です
「見えたぞ、止まれ」
目的の敵の拠点の一つに到着、先にここに英雄が向かったという情報と、手薄になっている敵拠点の一つと言うのがここに来るのを決めた理由だが
「あのバカ完全に先走りやがって……いったい何人で乗り込んだんだ?」
もう外には見当たらない…か
「力也様、安心してください、どうも魔法剣士隊大隊長及びその第一隊の面々が同行している模様です。外の兵に見覚えがあります」
言われて英雄の魔力を探す
真ん中の屋敷本館か……魔力的には英雄の周りには3人だな、大隊長のオルネラはそばの強い魔力だとして他は?
『…さらっと魔力を感知、とか言っておるがこの屋敷はなかなかに広い、魔力感知範囲が気持ち悪いくらいに伸びておるの』
確かにまえ危険区行った時よりも感知しやすいな
『……そんなレベルでの話じゃないんじゃがな。まあよい、さっさと行かんのか?』
俺個人なら行くが、今は一応姫さんの指揮化…無理は出来ん
『…そういうもんかの』
「…サーニャもそのそばにいると思われます、英雄様付の騎士となっているはずですので」
ああ、あの茶髪か…もう一人は隊の人間かな?とりあえずまだあいつは生きてるか
「しかし、増援を待つことなく殴りこむとは、オルネラの奴は何を…」
「おおかた英雄が、今こうして助けられる人を見捨てるなんて、俺にはできません!とでも言ったんじゃねえか?あの大隊長は英雄にぞっこんなイメージだったし断らなかったんだろ」
「……もしそうならあの席はまだ早過ぎたことになるな、たった一つの隊で手分けしてもムラが多い、ほかの拠点をつぶした隊が合流するのを待つべきだったろうに…変に相手を刺激したようだな…敵が集まってるのは地下や最上階だな?まあまの数が集まって何か企てている奴らがいる…外の見張りはここに今いる者に任せて我らも潜入するか?」
姫さんは厳しい評価だな、まあ国の重役に立つには若いのが多いからなあ、この国は
『実力主義の弊害じゃな』
だが……拠点なのに強い奴の気配がない、普通に考えてこれは罠。それこそ何かを企ててる地下と最上階の連中はおとりの可能性すら考えるべきか、考えすぎか
「正直罠のにおいがプンプンするが、潜入しないことには始まらねえか。魔法剣士隊一隊の連中は数人組で屋敷のいたるとこにいるから雑魚は彼らに任せて罠にかかってみるのが一番かもな、何が出てくるかは分からねえがあと一つ隊が到着してくれれば良いんだが」
「我がいる、安心せい…丁度いい、騎士隊の隊が一つ到着したようじゃな」
「騎士隊第2隊合流しました、情報の共有と今後の動きを確認したく存じます!」
こいつがこの隊の隊長か
「にしてもやけに早かったな、大丈夫なのか?」
「はっ、先ほどまで交戦中だった拠点はデイジリー様により既に壊滅しております」
「…はっ、流石は魔王の娘だな…状況は我らもよくわかってはいないが、どうも魔法剣士隊第1隊と大隊長オルネラ・サヴィーナ、および聖名英雄がすでに突入している。詳しいことはあそこで見張りをしている隊の者に聞いたほうがいい。問題はあの屋敷の本館の地下室と最上階に敵が集まっていることだ…恐らく罠だが」
「なるほど…そうですね、ならば我々の隊が二手に分かれてその両方へ向かいましょう。リリス様と力也様方は少人数ですので遊撃隊として不測の事態に備えつつ敵の撃破をお願いできますか?」
「ふむ、外に逃げていくものは魔法剣士隊の面々に任せればよいな…了解した」
「……ああ、異存はねえ」
危険のど真ん中には俺や姫さんは放り込めないってか?まあいい
『まあここは言葉に甘えておけばいいじゃろ、罠が何が待ち受けてるかもわからぬしな』
英雄のことを考えたら困るんだがなあ
罠に関しては確かにな……にしてもこの屋敷、本館の他に二つも別館があるのか、なかなかでかいな
『本館を挟んで両側に別館かの…』
…騎士隊は表口と裏口に別れて突入していったか、何かが起こるとしたらここからだよな
「…あそこ、別館の屋上からなら本館の最上階は狙えそうだな?ミーナはそこに行け。それともしもの時はこの開けたとこにまで逃げてくる、サポートを任せる」
「はい、お任せください!」
本館と別館はそこまで離れてない、ミーナの狙撃なら本館の窓のある部分なら狙えるな…逆側の別館は本館が邪魔になって狙えないか
「カリン、ミーナの護衛としてついて行け、ちゃんと守るんだぞ?」
「は、はい!」
二人が走る姿を見送る
「力也、辺りに敵の気配は?」
いわれる前から範囲を広げて敵を探知していたが…
「いないな…だが俺の敵察知はミーナを完全にとらえられなかったりするレベルだから、それ以上の奴か、隠ぺい魔法を使われていたら何も察知できないぞ」
「問題ない、力也の敵察知能力の高さは信頼しておる。というより力也のメイドは隠蔽の類を使っているだろうに」
「…なに?そうだったんか……」
にしてもなんで常にミーナは隠蔽魔法を?
「まあ今は良いか。さて、どう動く?」
「力也はそのまま敵の察知を…何かあればすぐに動くぞ。アーロン、無理はする必要はないが、禁止はしない」
「!!……はい!」
へえ、もしかしたらアーロンの本気が見れるかもな
『暴走されたら主も負けるかものう』
まあ、一度は見ておきたいが……負ける気はねえよ
『む、ミーナが屋上についたみたいじゃな』
そうみたいだな…間に合ってよかった、そろそろ最上階への突入が始まるぞ、部隊が包囲している
『ミーナが狙撃の準備を終えたようじゃな…』
「だが、ほんとにあの武器はやっかいだな…敵に回したくない」
「?……姫さんならあの程度簡単に避けられるだろ?」
「…?まさか力也、あの武器の本質に気が付いておらんのか?」
「?」
「まさか気づかず使っておるか…いや、だが力也は元々魔力のない世界の人間か」
「なんなんだいったい?」
「そうだな……時間もあることだし軽く説明しよう」
「ああ、頼む」
最上階での戦闘は開始されてるが、地下の方はまだかかりそうか
「まず力也達勇者と違って、この世界の人間は常に魔力と接しながら生きている…元の世界から相手の気配や殺気を感知していたんだろう?この世界に来て感知はしやすくなってはないか?」
「……言われてみりゃ確かに、最近はもう姫さんでもそれなりに感知できるようになってきたしな、魔力の感知になれるに従って気配の察知も楽になってきたな」
「それもそのはずだな、魔力は人の思念に反応し、応じる。それはわずかな意識の方向にすら影響を受け、微小な魔力の流れを作る……それがこの世界における敵気配察知の感知対象のメインだが、力也はその魔力がなく純然たる意識や殺気に反応していた、この世界の我からすると異常だな…」
「なるほどね、意識に呼応する魔力、それに反応してるのが普通なのか」
「うむ、そこを逆手に取ったのがあの武器、基本銃の形をしている武器が飛ばすのは魔力弾、たとえ何百メートル離れていようが魔力の察知範囲に入った瞬間に回避行動に移れる……だがあの武器はそれを可としない」
「確か発砲には少量の魔力を使うが撃ち出すのはただの鉛弾だからな、魔力を介さない物体、気付きようがないってわけか」
発射時の魔力は銃の構造に用いられている特殊な金属で完全に遮断、外に感知されることもない、その隠密性はかなり有用だな
特殊な弾もあったし、うまく使いこなせば脅威だ
「あの武器はそうそう量産できるものではないらしい、次女さんの言う事にはあと数年で一個部隊分この武器を量産可能、部隊の育成を考えると軍用化するのには最低でも5年はかかるらしいぞ」
「そんなにかかるのか?育成はまだしも量産だけならもっと簡単にいきそうだが」
「まだ全部個人の技術者による手作業なんだってよ、一つ作るのに数か月かかったらしくてな。今ミーナが持ってる銃で全部らしい」
「……あのマールが完成品すべてを渡したのか?」
「どうした?」
「いや、珍しいこともあったと思ってな。だがしかし、5年か…」
…やはり俺たちより上は何か隠して進めてることがありそうだな、姫さんが疎いはずの物事に少しばかり精通していたのもそれが理由か
『考えすぎかもしれんがな。主、本館の屋上に関しては制圧が終了しそうじゃ。敵の魔力がほとんど感じ取れん』
ああ、殺したか魔力封じの捕縛を行ったかは知らんが問題なさそうだな
『うむ、魔力を封じてしまえばまずは一安心じゃしな。じゃが地下の戦闘がなかなかに苦戦しておるようじゃな』
地下だから突入口が一つしかなくてうまく防がれてるんだな
「ふむ、まああの武器が実用化されればかなりの戦力だな、うまく使えよ?力也」
「まかせとけ…!!姫さん、そろそろ準備したほうがいいかもしれん」
なんだ?この魔力、さっきまで何もなかったんだが
『この感じ、魔法陣じゃ!恐らく、転移系!』
……最悪だ、ここで増援か!
「場所は地下、籠城戦の起こっている部屋の中……状況が動くぞ」
「今すぐ向かうぞ、力也、アーロン!!」
「了解」「はいっ!」




