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異世界の勇者は何を見る  作者: 小淵執悲
第1章 異世界召喚
32/50

32話

お久しぶりです


遅くなり申し訳ありません<(_ _)>





……後ろ姿はただの無邪気な少女ってか


「…純粋に大道芸を楽しんでいただけ、なのか?」


「そうですね、お祭りの帰りのような雰囲気ですね」



『……やはり気にするほどのものじゃ無かったのかの』



まあ、それはそれでいいが


「お、あの家に入っていくな」


「どうなされますか?」


「そうだな…俺もお前も正面きって、よりも潜入のが映えるか」



『主は正面突破も好きじゃろうに……バランスの悪いパーティーじゃの』



ある意味動きやすくもあるがな。時と場合でいくらでも正面突破はするさ


「俺は右から潜入する、ミーナは左手から、無理はするな…何かがあればすぐ逃げろ」


「了解しました」


気配を殺し潜入するミーナを見送り、俺も気配を消す



『魔力の隠し方もうまくなったものじゃな』



潜入開始、だ


…しかしなんだ、この胸騒ぎは



『…ところで、主は、何を恐れる?確かにあれは、同じ顔、もはや体型まで似通っているとなると恐怖ではある…それに何人も。じゃが姉妹などならありえんこともないじゃろ?』



とかいって、お前もかなり恐れてるよな、なかなか


…一つ目の部屋は、何もないな。



『そう、じゃな…主の恐れが移ったのかの。はよう理由を聞きたいもんじゃが、幽霊や亡霊のたちではないよな?』



お前、そんな理由でビビってたのか?



『う、うううううるさいのじゃ!』



「しかし、この家…人の気配が、ない……?」



『主、わざとらしく独り言まで言って無視するのは酷くないかの』



「なぜだ?さっき確実に、少なくともあの子供は入っていった…なのになぜ」


…それにこの家、部屋が異様に少ない?いや、小さいのか?奥行き…じゃないか、幅が狭いのか



『外からでは中々大きく見えたんじゃがな』



……疑念が膨らむようなこと、やめてほしいんだがな


とりあえず隣の部屋に移るか…


「!………ミーナか」


気配がほぼ感じられなかった、ミーナが相手だとこりゃ殺されるな


「力也様!……ここでまだ二つ目の部屋なんですが、まだ誰も見かけておりません。そちらに先ほどの少女はいましたか?」


「いや、だれも」


「そんな!確かにあの少女はこの家に!」


……何かある、この家には



『そんなに部屋中くまなく睨んで…見つかるようなものかの?』



この手の家は…


「…この部屋だけが、埃が少ない」


「確かに、先ほどの部屋もけっこうなの埃でした……使われている様子がほとんど」


「…玄関の正面なのはこの部屋、戸を入ってすぐはとの開閉で埃はどかされてるみてえだな」


足跡らしい足跡はないし、この部屋は多少埃はあるが生活感がゼロかと言われればそうでもない



『疑うとするならば、真正面の壁かの』



ああ、それに両側の壁はそれぞれ隣の部屋だ、何かあるとしたらそこだな、


「……ぶん殴って壊すのもありか?」


「そんな騒ぎになるような事控えていただきたいんですが………?力也様、そこの戸棚の腰くらいの位置の本」


「?……この本がどうかしたのか?」


「推理物の定番、名作……確かその本の中で、隠し部屋を開く方法として本棚を用いたトリックが……確か」


ミーナはそう言って本をおもむろに持ち上げる


「確か、そのトリックでは本を下段の一冊のみ足りていない部分に差し込めば」


ガコンッ


という音が響き、壁の一部がずれる


「おお、ナイスだミーナ」



『ほう、なかなかやりおる』



「何とかなって良かったです!あ、本は元に戻しておかないと」


「わざわざ戻しとく意味あるのか?」


「私たちが入ってきた時、上の段にあったことを考えれば戻しておくのがここのルールなんでしょう、もし他の者が入ってきた時に怪しまれます」


「確かにな。んじゃ、先に進むか」


「はい」





……





地下通路、ここは結構使われてる形跡があるな……日常的にあの子供が使っているのか


「!…敵、か」


足音はほとんどない、が気配の消し方がお粗末だな


「もの凄い察知能力ですね、暗殺者として育てられた私でもまだ察知できないんですが…」


「俺の得意分野だ、気にするな…気配を消すのはお前のほうが得意だろ?完全に消せ」


「はい」


…こいつはやはり、なかなかなもんだな。今度コツ聞くか



『隠れてやり過ごすのか?』



ああ、めんどくせえからな


「とりあえずあの物陰に隠れるぞ」


「はい、それにしても力也様は既に魔力の隠し方まで身に着けていらっしゃるんですね…私それを身に着けるのにかなり苦労したんですが」


「危険区で自分の身を守るために必要だった…明らかに勝てない奴いるしな」


「…そんな所に行っていたんですか?」


「あ、ああ……怒るなよ、危険なことは一応してない」


ちょっとプレッシャーが…上がった?


「…もう少しご自分をお大事にしてください」


「お、おう」


来たな、物陰でやり過ごせればいいが……



『む?あ奴らの装備……国のものではないのか?』



「…最悪だ」


「ど、どどどどどうしましょう!?も、もし見つかったら反逆罪とかになってしまうんでしょうか!?」


「落ち着けミーナ…見つかんなきゃ大丈夫だろ。それに国とさっきの子供がどういう繋がりか、きな臭くなってきたな」


「まさか、国が何か裏で…?」


「それを確かめるんだろ…兵士が来た方はあっちだな、行くぞ」


「は、はい」



『…主は先ほどから何を目印に進行方向を決めておったのだ?兵士が来た方向的にもあっていたようじゃが』



風向き、それと魔力の流れかな…あとは勘



『……凄いもんじゃな、それだけであたりを引くとわ』



「戸か、窓はないし…中を確認することも出来ないな」


「どうされますか?」


さて、中の気配は……いない?俺が感知できないレベルの相手か?


だが


「……ここまで来て収穫なしはお断りだ、入るぞ」


「了解しました、私が突入します、後から力也さって、えええええええ!?」


ミーナが言い終わる前に戸を開けて中に侵入する


「声を上げるな、見つかるぞ」


「ちょっと、力也様!何をお考えで!?危険ですよ!」


「外から気配が察知できないんだ、もしこの中に敵がいるならその時点で負けだ。策を弄しても勝てねえよ、もしそうなったら諦めて殺されるさ」


「な、何バカなことをおっしゃってるんですか!!……力也様に死なれては、困るんです…」


「い、いや…す、すまん、だからって泣くなよ…」


「な、泣いてません!」


「お、おう…」



『これ、いちゃついてる場合か』



いちゃついてなんかねーよ…にしてもこの部屋



『うむ、何かの実験施設じゃな…』



中性の地下道のようなものの中にある戸、それを抜けたとは思えないほどの現代的な研究設備か


…ひとつ、覚えのある気配と知らない気配が近づいてくる


…ああ、監視カメラか、この世界にきて存在を忘れてた


「いやしかし、元の世界の…創作物で見たような場所だな、まさかとは思ったが」


「はあ……」


「何者!!?」



『誰じゃ!?』



「驚きすぎだ、二人とも…やっぱあんたなんだな、次女さん」


ミーナはこの研究施設に驚きすぎて気配察知疎かにしすぎ、現場慣れしてねえな


「…分かってたの?」


「可能性としてはあんたしかおらんだろ、それにその女の子と全く同じ顔の子供、たった1時間で4人も見たら、少し疑いたくもなるだろう?………クローンを」


「クローン!?」



『なんじゃと!?』



「…流石にここまでを教える気はなかったんんだけどね、どこまでも予想外な男……まあ、嫌いじゃないわ」


「す、すみません……私たちが大道芸を観たいと我が儘を言ったせいでこんなことに」


「ほんとよ、こうならないために同時に外に出れる人数とインターバルを決めていたというのに、インターバルなしの一人につき10分で交代なんてばれるにきまってるじゃない、裏道の隠し通路を多用してもばれる危険性は高いわよ……まあ不幸中の幸いなのは、力也だったって事ね」


「うう、すみません…」


「いいわよ、過ぎたことだし。それよりどうする?私を捕まえる?勿論知ってるとは思うけどクローンは法律違反よ、それもこの世界、8つの国の取り決めレベルのね」


「お前を捕まえたらミーナの武器が整備できないだろ、勝手に捕まろうとすんな。それに俺は神を信じてなんていない、クローンを咎めるような立場じゃない」



『にしてはやけに焦ってはおらんかったか?』



…うるせえ


「そう、ならどうする?詳しい目的とかでも聞く?」


「聞きたいな、それによっては最悪お前を潰す必要がある」



『いったい何が主をそこまで駆り立てる』



……クローン、命を弄ぶ行為、それはどうでもいい



『いや、どうでも良くはないじゃろ』



俺にとってはどうでもいい……ただ、あの技術は戦争の最中に使われていい技術じゃない…



『戦争…そうか、兵士が無限に生み出せるとなると…』



確実にいい事態にはならねえ、元の世界でそれをシミュレーションした映像を見せられたことがあるが、なかなか悲惨なものだったぞ…同じ顔、同じ体格の人間が兵器により殺戮されていく様は


だがまあこの姫さんなら使い方は間違えねえだろ…少なからず使われるだろうが、負けるよりはいいはず



『…最悪な場合じゃな』



「いいわ、でも今日はパス…なんか嫌な感じがするの。あなたも早く城に戻りなさい」


「…嫌な感じ?」


「ええ…早くしなさいね」


「了解した、行くぞミーナ」


「は、はい」


姫さんと同じことを…この姉妹は二人とも何を感じているんだ?


…少し町を見に行くか



『いやいや主、まっすぐ帰ればよかろうに』



何となく、嫌な感じとやらを感じてみたくてね



『はあ……』







……







「別に普段と変わったところはないんだがな」




『そうじゃな、わざわざミーナを先に帰して町に来たかいはなさそうじゃな』



ま、何もないのはいい事だが



『もう夕食の時間じゃ、帰るがよい』



だな




ズドオオォォン!!!!




「!?」




『なんじゃ!?』



「身体強化」


急いで建物の上に飛び乗る


「………火の手が早い、事故…と切り捨てるのは出来なそうだな」



『爆発は一回かの!?それにしては火の広がり方が…!!』



ああ、もうすでに一区画火の海だ




ズドオオォォン!!!!




またっ!?しかもここからじゃ二つの爆発は正反対……明らかに戦力を分散させる目的か



『どうする!?力也!』



…いきなり街の空気が変わった、あの二人の予想が当たったか


「どうするもくそもない、城に戻って隊長か姫さんと合流する」



『あ、たしかにそういう約束じゃったな』



俺一人じゃまだ力不足、急ぐぞ






やっとで話が進んできました。早く書きたいこと書ききりたいです

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