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異世界の勇者は何を見る  作者: 小淵執悲
第1章 異世界召喚
15/50

15話

だんだん執筆スピードが速まって来た気がします

「…マジで言ってるんですか?」


「大マジだ。魔法に関する本で読んだが、魔力ってのはヒトの意思に答えるんだろ?」


ならなんで俺の魔力は俺の意思に答えない


「あ、ああ。そうじゃな」


魔力に対して下手に出ろ?それは屈しろという事か


「ならきっかけを作る。荒療治だろうが何だろうが、やってやる」


はっ、誰が下手に出るか


「…そんな方法聞いたことないな。一方的なものになるだろうし、怪我で済まなくなっては困るぞ?まあそんなことやるなら治療班を呼ぶが」


従わねえのは、俺の意思が弱いからか


「そのにやけた顔が楽しんでるのを物語ってるぞ、少しは隠そうとしやがれ」


きっかけがつかめてないだけか


「フッ、まあいいではないか。カリン、パトリシアを呼んで来い、私の名を使っていい」


なんにせよ、思いついたが吉日だ


「は、はい!今すぐに!お姉さま!!!」


「アーロン、やりにくいだろうが頼む」


「アーロン、やってやれ。力也の気が済むまで、な」


「え、えええええ!??いや、でも…」


「というか、そんな一方的なもんになるとでも?」


「い、いえ、ですが魔法の有無はかなり大きく…」


「関係ない、かまわずやってくれ。強制的に従わせる。1週間は…長い」


俺のフラストレーションがたまるには、長すぎた




side out


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



side リリス


カリンは呼びに行ってくれたし数分もあればパトリシアは着くだろう


「まあ二人は戦闘準備でもしておれ。我もこんな荒療治初めてじゃから万全はきさせてもらう」


「あいよ」

「は、はい」


しかし、よくもまあ思いつくものじゃ


「魔力なしで身体強化のアーロンとやるってのは、最早バカのすることじゃな」


「バカでもなんでも、前に進まなきゃ、あいつの隣には居れないんだよ」


あいつ、もう一人の勇者の方か。そんなにあいつを意識しているとは、意外だな


「あ、あのお…」


ん?ああ、力也付のメイドか


「あ、ミーナか、どうした?」


「力也様、丁度お昼の時間ですのでお呼びに…」


ふむ、確かにランチの時間か。だが力也は止まらんのだろうな


「あー、ごめんミーナ、たぶん今食ったら全部吐くから、昼はいらないや」


「悪いな、だが今の力也は止まらんと思う」


既にストレッチに入ってるしな…


「は、はい…いったい力也様は何をしようと?」


…メイドなら力也がまだ魔法を扱えないことは知っているか


「安心しろ、パトリシアを呼んである」


「そ、そうですか。それなら安心ですね…!??ちょっと待ってください、訓練で治療班最高責任者呼ぶって何事ですか!?というか力也様はなにをするつもりですか!??」


まあ当然の疑問だが、ノリ突っ込み、嫌いじゃない


「ま、見ていけばよい。いい結果になると決まったわけでなく、ただの焦りが生んだ荒療治だ。魔力適正が90越えているような力也だ、ゆっくりいけば確実に使えるようになるが…」


「力也様は納得しませんよね…」


「そうじゃ。幼馴染のもう一人の方が荒れだけ前に進んでいてわな」


ルナの奴が煽るようなことを言っているが、あれは特段気にした様子はないし、恐らく先ほど言っていた…


「英雄様の隣に立つため、ですか。確かに、予想をはるかに上回るスピードですね」


…なんじゃ、このメイドは知っておったのか


「…?どうかされましたか?」


「…なんじゃ?」


「い、いえ…」


「ただいま戻りましたお姉さまって、なんでそんなに不機嫌そうなんですか?…はっ!まさかそこのメイドがなにか!??」


「違う!…というか」


我は不機嫌なように見えたのか?じゃがなんで…


「そうですか?まあそんなことより、お姉さまああああ!!!」


「うわっ!?やめい!はなせ!」


「やれやれ、何かと思ってきてみたが、怪我人の一人もおらんではないか。リリス姫や、いったい何を始めるつもりで?」


「パ、パトリシア、頼みたいのはあの二人の戦闘によるけがの治療じゃ。じゃがその前にカリンを引きはがすのを手伝ってはくれぬか…」


「はあ、カリンや、そんなことやらなくてもリリス姫は逃げやせん、離しておやり?ね?」


やはりこの手の説得にはめっぽう強い、優しそうな顔に合わないプレッシャー……


「うぐっ……は、はいい」


カリンが従うのも珍しい相手だな、ほんと



side out


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一人の女性が入ってきたな…あれが治療師か


「力也、アーロン、始めるぞ」


「…いいんすか?力也様、恐らく力也様ならゆっくりでも身に着けることは可能ですよ?」


「いいさ。それに姫さんじゃねえが1週間も基礎鍛錬と魔力の扱いしかやってなくて俺のフラストレーションは溜まりに溜まってるんだ、いいきっかけだったぜ、英雄の奴の成長度合いを見れたのは」


「…手加減はできませんよ?」


「望むところだよ」


丁度違和感の正体も確かめたかったし、やれることは全部やる


「審判は我、治療はパトリシアに任せる。では、初め!!!」



さてと、身体強化がどういうものかは調べたし聞いたから知ってる。元の身体能力が高ければ高いほど効果は跳ね上がり…


「失礼」


「こんな一瞬で動けるようになる、と」


10メートルはあった間合いを一瞬で詰め横に振るわれる片手剣を体をそらして避ける


「その体勢は次の動きにつながらないでしょう」


「そうでもないさ…フッ」


バク転の要領で逆立ちに持っていき回転をかけることで両足の二連撃を加えて追撃をそらす


「身体強化無しで凄い身体能力っすね」


さて、確かにこの動きは元の世界でもやれていたわけだが…明らかに体が軽かったな


理由はわからんが違和感程度のものが確信に変わったな


「さっさと来い、アーロン」


そしてこいつ、まだまだ上がある


「了解、行きますよ?」


言葉を言い終わるや否や目の前にまで接近される


「チッ」


速い、そうとしか言えない


そんなのは分かってる。だからこの武器を選んだ


「っ、武器無しはないと思っていましたが、短刀?しかも二本…」


「武器なら大抵かじっている」


突きのように繰り出される剣を二本で逸らすようにいなしカウンターを決めようとするも考えられない速度で一歩下がられ躱される


横なぎに数回来る攻撃をバックステップで二階避け数回二本で受け、更に上段から振り下ろされる攻撃を二本をクロスさせるように受ける


「っつう、バカみたいな力だなおい」


手のしびれが取れん。普通ならかわせないタイミングのはずなんだがな


「生身に今のまで受けられるとは思ってませんでしたよ。流石っす力也様」


「うっせえ、涼しい顔しやがって」


「ちなみに何か掴めそうですか?」


「全く」


「ならどんどん行きます、くたばらないでくださいね?」


「ほざけ」


変な体勢なのに蹴りを飛ばしてくるが一歩下がることで避ける


圧倒的にスピードが足りん


「は!せい!やあ!!」


上段、突き、一歩間合いを詰めての攻撃をいなし


「思ったがアーロン、戦闘経験、少ないな?」


殺気を少し出してみる


「!??」


一瞬でスピードが上がった?本能で動くタイプか


殺気で一瞬でも止まってくれればと思ったが、甘かったか


「こなくそッ」


突きを両手でいなすと直ぐに膝蹴りが飛んで来る


間一髪で後ろに下がり躱すが


「…行きます」


完全に目が変わってるな…両手で受けてたら間に合わん。だが両手ですら受けるのが困難なんだ…だが


上段から振り下ろされて来る剣を左手で受ける!


「くっ!」


逸らすことはできても受けるのは不可能、完全な力負け


続く体を回転させながらの横なぎの剣を右手で受ける


「ぐっ!??」


今ので右手首の骨がいったか?


関係ぇねえ!


止められて一瞬止まった剣を持つ手に左手で短刀を投げる


「っ!?」


流石の身体強化でもこれなら止まるか、思考速度までが上がるわけじゃないのかね


「とりあえず一発だ」


ガンッ!!!


身体を回転させて肘をアーロンの額にぶち当てる











「っ!??」


肘が…っ!?


「力也様、身体強化は防御力も上がるんですよ」


見えるのは少し口角を上げたアーロンの顔








ゴッ


「ガハッ!!?」


アーロンの拳を腹に受け、体が数メートル吹っ飛ぶ


「く、そ…!」


回転しながら勢いを殺す


ふざけるな…俺の魔力だろ、この期に及んでいう事を聞かねえか


「まずは、俺の一本で終わり、ですね」


目の前にアーロンの拳が映る





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