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わがまま姫の専属騎士  作者: RINA
本編
1/50

プロローグ

※この小説は横読み推奨です。




―――今でもはっきりと思い出せる。


どろどろの血にまみれて息も出来なくて、世界は黒と赤の二色しかなかったあの頃。

選択肢はなかったけれど、嫌だとかもうやめたいとか、そんなことを思ったことさえなかった。

むしろ逆だった。

役に立てることが嬉しかった。

それは生きるための手段で、唯一の恩返しの手段で、自分の存在価値そのものだったから。


だから何も考えず、緻密に組まれた人形のように、ただ呼吸をするように、毎日人を殺していた。


これからもずっと、こんな日々が続くのだろう。

今まで変わらないように、これからもずっと。

そしていつか、背負った業に押しつぶされて、因果応報に死ぬのだろう。


そう思って、疑いもしなかった。

それだけで、幸せだった。


―――――なのに。


「…………あなた、だあれ?」


瞬間、世界が真っ白に染まった。





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