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第五話 帰りたい

 闇の中二人は『道』をたどり続けた。

 闇の中のさらに闇へ。

 堕ちる者が堕ちる場所へ。


 闇に囲まれた空間。

 二人には分かった、ここはまだ入り口だということを。

「かおり大丈夫か?」

「もちろん、樹こそへばってない?」

「ふん。ここでそれだけ言えれば大丈夫だな」

「樹こそ」

「まあな」

 闇の中互いの姿も見えない、気配も感じにくい空間。

 あまりおしゃべりとは言えない二人が、なんとなく会話をしながら進んでいく。

 ここは悲劇の入り口だ。




「こんにちは」

 暗闇の中、二人は同時に止まりある一点を見た。

 かおりの声が響いた。

「アレに言葉は通じないぞ」

「それでも、人間だよ」

()な」

「ここまで来た人間がいたんだね」

「…取り込まれたがな」

「うん。ここが人間の限界」

「俺達もどこまで行けるか解らないぞ」

「そうだね」

「まあ、行くけどな」

「うん。卓也が目覚める前に帰らないとね」

「ああ」


 帰ろう。

 光のある場所へ。

 帰りたい。

 だからこそ、行かなくては。

 光を守るために。



何で短い文章しか書けないのだろう…

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