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父親

ただただ、ぼーっとみていた。

あの子達が別れるまで。


ブランコへ向かう。

こぐ。ただ、こぐ。

30年ぶりだ。


楽しい。涙が溢れる。


気づけば辺りは真っ暗だった。

家に帰る。


息子の顔を見る。

久々に、息子を見た気がした。


お前は何をした?

声には出さず、自分に問いた。


少し早く起きる。

エクセルに入力。新たな項目だ。

「父親」


「おはよう!」

息子にそう声をかけた。


「今日はみんなで遊びに行かないか?

 そうだ遊園地にいこう!」


妻は笑っている。

息子は断った。


「今から友達と遊びに行くんだ。」


私も笑ってしまった。少し寂しいけどね。

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