表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぶちかませ800   作者: アストロコーラ
陸上を始めよう

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/27

コーチング初日 前途多難

「おはようございます鍋島コーチ! 今日は絶好の運動日和ですね!」

「曇ってますけど」

「日差しが強いよりはいいじゃないですか。熱くもなく寒くもなく、体を動かすにはちょうどいいですよ!」

「うーん、それは一理ありますね」

「でしょ? それで、今日から走るんですよね? ロードワークですか!? それとも近くの練習場に行きますか!?」


 約束の土曜日、鍋島は摩那の家を訪れていた。

 決められた時間よりまた早い時間に来てしまったが、玄関ではすでに摩那が高いテンションで待ち構えていた。

 学校指定の芋っぽいジャージ姿ではなく、黒を基調としたスタイリッシュなジャージだ。

 伸縮性に優れた素材のジャージは、摩那の体の輪郭を過不足なく伝えてくる。

 制服姿ではあまりよく分からなかったが、思ったより肩幅が広く骨盤は大きい。

 第一印象で抱いた華奢という見立ては外れていたようだ。

 二の腕や太ももは細いが、痩せているというよりも引き締まっているといった方が正しいのだろう。

 胴周りがしっかりとした体つきというのは、プラスの要素だ。

 安定した体幹というのは、スポーツで結果を出すには必要不可欠である。

 接触がある競技ならなおさらだ。

 立ち姿が綺麗に見えるのは、安定した体幹が支える姿勢の良さのおかげだろう。

 見た目だけならば、高そうなジャージも相まって強豪校の選手のような風格を漂わせている。


「コーチ?」

「あぁ、すみません。少し見とれていました、いい体ですね」

「え!? そんな、急に褒められると照れちゃいますよ!」

「初めて見た時は線が細い人だと思っていたので。頑丈そうでなによりです」

「......褒められてます、これ?」

「褒めてますよ。体が強いことは素晴らしいことですからね。それだけ厳しい練習ができます」

「うーん、思ってた褒めと違うなぁ」


 鍋島の手放しの称賛はあまり気に入らなかったのか、摩那は少しだけしょぼくれてしまった。

 気分が下がるようなことは一言も口にしたつもりはないのだが、何が気に障ったのだろうか?

 鍋島はあまり人の心が分かるタイプではない。

 鈍感というよりも、対人経験が圧倒的に不足しているからだ。

 高校までは黙々と陸上競技に打ち込む人間であったからだ。

 大学でもほとんど立花としか話さないし、一年間の塾で経験したことは主に小学生との関わり方だ。

 年があまり離れていない異性の心の機微など、鍋島には分かるはずがなかった。


(まぁいいか。やることは変わらない)


 少しだけ様子を見て、出した結論は気にしないという逃避に近いものであった。

 直接気分を聞くのも何か違うような気がする。

 それならば気にせず、コーチとしての仕事を果たした方が建設的な時間の使い方だろう。

 持ってきたハンドバッグからクリップボードとストップウォッチを取り出して、摩那に話しかける。


「今日は、いつもの摩那さんを見ようと思っています」

「いつもの私ですか?」

「はい。日課としているランニングと自重トレーニング、あとは柔軟ですね。いつも通りに動いてもらって、現時点での摩那さんの実力を把握しようかと」

「わかりました!」

「簡単に練習の流れを教えてもらってもいいですか?」

「えーっと、ラジオ体操をして、そのまま外に走りに行く感じですね。自重トレーニングは部屋ですることが多いですけど、たまに庭で長くやったりします。柔軟は寝る前がほとんどです」

「なるほど、いいですね。健康的だ。今日は庭で柔軟まで見せてもらってもいいですか?」

「はい!」

「では、その流れでお願いします。私は今日に関しては明確に間違った動き以外には口出ししないので、気にせずのびのびとやってください」


 テンションが戻ったのか、ハキハキと喋る摩那の顔は明るい。

 気持ちの切り替えは早い、加点要素だ。

 クリップボードに付いているペンでメモを取る。


(さて、何が出るやら)


 テキパキと柔軟体操をこなす摩那を見ながら、鍋島も軽く屈伸や足踏みをして体を温める。

 ランニングする摩那に付いて行く必要があるからだ。

 毎日してるだけあってか、音楽なしでも淀みなく行われる体操を見ながらメモに気になったことを書き足していく。


(柔らかいな。捻挫と脱臼はケアしないとダメだな)


 前後に体を曲げる運動で、摩那の手のひらがぺたりと地面に触れる。

 関節の可動域が広いということは、基本的にメリットである。

 しなやかな筋肉は怪我をするリスクを下げ、滑らかな四肢の運動を可能とする。

 半面、動きすぎる関節は靭帯や骨に強い負荷をかける。

 練習メニューの強度は調節する必要があるだろう。

 クリップボードから目を上げると、深呼吸をしている摩那の姿がある。


「ごぉ、ろく、しち、はち......はい、準備体操はこれで終わりです。このままランニングに行きますね」

「はい。私も後ろで走っているので、質問があればその都度声をかけてください」

「......」

「どうかしましたか?」

「あ、人とランニングするの、初めてだなぁって。ちょっと感動してました」

「競技を目指すなら、慣れていただかないと困りますね」

「そうなんですけどぉ、いいじゃないですか。何事も初めてのことは新鮮じゃないですか。コーチだって初めて走った時は新鮮で楽しかったでしょう?」

「......さぁ、覚えていませんね」

「えぇ~、教えてくれないんですね」

「そんなことより、いつものように動いてください。大会までの時間は有限ですよ」

「はーい」


 まだ話したい雰囲気を摩那は出しているが、今日はお喋りにきたわけではないのだ。

 ゆっくりと走り出した摩那の背中を追いながら、GPSウォッチとストップウォッチのタイマーを起動する。

 硬いコンクリートの上を、リズムよく二つの足音が刻み続ける。

 摩那のランニングコースは、市街地とは反対の方角のようだ。

 市街地は駅や映画館、大型のショッピングモールなどを構え栄えた様子を見せるが、反面全てがそこに集約している。

 駅から離れるごとに店は少なくなり、住宅街を抜けるとそこにはのどかな田園風景が待ち構えている。

 水を張った田んぼはどんよりとした雲を反射し、湿った土の臭いがしている。

 信号機どころか横断歩道すらろくにない道のコンクリートはひび割れていて、所々舗装が欠けている。

 車の通りがないことは安全であるが、くぼんだ路面やトラクターが通った跡の盛り上がった泥は足首をくじく可能性がある。

 鍋島は視線を時々下げながら走るが、摩那は慣れているのかリズムを崩すことなく走り続けている。

 初心者にありがちな、背筋が曲がったり脇が開いたりするようなことはない。

 小さいながらもまとまった丁寧なフォームで摩那は走っている。


(普通だな。ペースも遅いわけではないし、悪くない。代謝もよさそうだし、思ったより軽症か?)


 左手首に巻いたGPSウォッチが3kmを計測したタイミングで、右手に握ったストップウォッチを見る。

 スタートから変わらないリズムで前を走り続ける摩那は、一言も発することなく黙々と手足を動かしている。

 短くなった後ろ髪は規則的に揺れ、汗で光る色白のうなじを晒している。

 特に指摘する内容もなく、若干気が緩み始めた鍋島の前で玉のような汗が弾けた。


「──っ!」


 摩那の体がびくりと跳ね、正確に刻まれていたリズムが途端に崩れ始める。

 後ろを走っていた鍋島の前には、ちょこんと小さな緑色の生き物が鎮座していた。

 冬眠から目覚めて暖を求めているのか、カエルがコンクリートの上でぽけっとしている。


(虫とかダメなタイプなのかな?)


 鍋島はそう思いながら、小さく右脚を横にずらす。

 それだけで避けられるのに、大袈裟なほど体を動かした摩那の様子をまじまじと観察する。

 またカエルがいることを危惧しているのか、肩が上がり力の入ったフォームで顔は下を向いてしまっている。

 踏んでしまった過去でもあるのか、動きが一気に固くなってしまった。


(そういえば、しっかりとした自己紹介はしてなかったな)


 名前を交換するだけの事務的な自己紹介はしたが、好き嫌いなどの性格に踏み込んだ自己紹介はまだしていない。

 女子高校生にあまりプライベートな質問をしてはいけないと思っていたのだが、ある程度は踏み込んだ方がいいのかもしれない。

 塾のような複数人と接するわけではなく、家庭教師は個人と個人の付き合いだ。

 柔軟性を持った対応ができるように、会話量は増やすべきなのかもしれない。

 未だに固さの抜けない摩那を眺めながらぼんやりと考える。

 GPSウォッチが機械音を鳴らし、また1km走ったことを告げている。


(......ん?)


 結局、住宅街に戻ってくるまで力んだフォームが治ることはなかった。

 上條宅の前まで帰ってきたタイミングでタイマーをストップしたときに、違和感を覚えた。

 5kmのランニングコースを、30分で走り抜けたようだ。

 キロ6分のペースは速いとは言えない速度ではあるが、それは経験者からの目線の話である。

 初心者の摩那がこの速度で走り、平然としていることは素晴らしい。

 摩那はふぅと一息つきながら汗を拭うだけで、息が乱れた様子も疲れている様子もない。

 長距離ランナーを目指すならもっと走りこむべきだが、摩那が目指すのは中距離だ。

 必要十分の体力は既にあると見ていいだろう。

 それは嬉しい誤算であったが、それ以上に気になることがあった。

 ストップウォッチを操作し、1キロごとに計ったラップタイムを見る。

 6分、6分、6分、6分、6分。

 5kmを30分で走り抜けた彼女のラップは、多少の秒数の揺らぎはあれど全て6分刻みであった。

 数字だけを見るならば、熟達したランナーと思ってしまうことだろう。

 鍋島が違和感を覚えたのは、最初の1キロと途中の1キロのタイムが変わらないことだった。

 リラックスした様子で走り始めた最初と、カエルに驚いて力んだフォームになっていたときのラップが変わらないことは不自然だ。

 それに、体が温まってくると自然とペースは速くなるものである。

 鍋島ですらそれは変わらない。

 走り始めは思うように体が動かないものであるし、集中し始めると必要以上に足が動いてしまうものだ。

 一定のリズムで最後まで走り続けることは、それだけで手放しで褒められる技術である。

 運動音痴を自称する摩那に、それだけの技術があるのか?

 鍋島の頭に、一つの疑惑が思い浮かぶ。

 その疑い通りならば、運動音痴という点も摩那が一定のリズムを刻み続けられる点も納得がいく。

 何も言わない鍋島に不安を抱いたのか、摩那が話しかけてくる。


「コーチ? 何かありました?」

「摩那さん、もう一度ラジオ体操をしてもらっていいですか」

「柔軟は見なくていいんですか?」

「後で見ます。それより、気になることがあるので」

「えぇ、なんですか?」

「ちゃんと教えるので、今はラジオ体操をしてください。はい、ラジオ体操第一!」


 何か言いたげな摩那を無視し、パンパンと手を叩いて声を上げる。

 高校の体育の準備運動がラジオ体操であったから、鍋島はラジオ体操第一までなら暗唱することができる。

 鍋島の掛け声と手拍子に合わせて、摩那が体を動かす。

 その動きは走り始める前に自分で行っていたものよりもぎこちなく、柔軟性は微塵も感じられなかった。


(あぁ、こういうタイプかぁ......)


 疑惑が、確信に変わりつつある。

 最後の深呼吸まで終えた摩那が、鍋島に迫ってくる。

 初めて貰えるアドバイスを、心待ちにしているようで摩那の瞳は輝いている。

 その輝きは、すぐに消えることになる。

 鍋島が、消していく。


「さぁ、コーチ! 何を思ったか言ってもらいますよ! 私、いいペースで走れたと思うんですけど!」

「えぇ、いいペースでしたよ。正直、期待以上です」

「えっへん」

「そして、想定以上です。ここまでとは思いませんでした」

「えっ?」

「摩那さん、リズム感がないタイプの運動音痴なんですね」

「ゔっ!」


 図星だったのか、摩那の顔が引きつって変な声が漏れている。

 摩那は一定のリズムを刻む力があるわけではない。

 そのリズムでしか、走れないのだ。

 カエルと遭遇した後、動きが固かったのは虫が苦手だからではない。

 カエルを踏まないように動いた際に崩れたフォームを、修正することが出来なかったからだ。

 フォームが崩れたまま同じペースを維持できるのは特殊な力かもしれないが、融通が利かないと言い換えてもいい。

 フォームに見合わない速度は、いずれケガにつながるだろう。

 ラジオ体操も自分のリズムで行う時は滑らかに動いていたのに、鍋島のリズムでは別人のような動きになってしまった。

 他人のリズムに合わせるだけの器用さがないのだ。

 100%の自信があったわけではないが、摩那の反応から鍋島の予想は外れてはいないようだ。

 それだけなら、まだいいが。


「まだ何か隠してますよね?」

「な、ないですよぉ。リズム感が絶望的なだけですよ?」

「いや、それをだけとは言わないんですが......正直、これぐらいなら部活なんて追い出されませんからね。備品でも壊しました?」

「ヹェ!」

「どっから出したんですかその声は」


 これもまた図星。

 綺麗な声は潰れて意味をなさない鳴き声になっている。

 高速で左右に動く摩那の瞳に、少し感動を覚える。

 目が泳ぐと最初に表現した人は天才に違いない。

 摩那の動揺ぶりは凄まじく、その姿を見ていると尋問官の気分になってくる。

 どうせ知ることになるのだから自分の口で言ってほしいが、恥ずかしいのか教えてはくれないらしい。

 走って汗をかいた肌が赤いのは、運動のせいか感情のせいか。

 気の進まない行為ではあるが、もっと赤くなってもらう必要があるようだ。


「練習していない動きはできない?」

「それは、大体の人がそうじゃないんですか?」

「そうですね。できる人もいますが、少数派だ」


 反応は薄い。

 練習なしでとっさに動ける人間の方が少ないから、この反応は予想通りだ。

 鍋島は尋問を続ける。


「じゃあ、頭の中で理想の動きを想像できない? お手本を見ても、その通り動けない?」

「うっ......」

「なるほど......そもそも、自分の動きを客観視できてないですね?」

「ううぅ......」

「力んでるって実感もなかったんですよね? 思考の余裕がない、いや、正しいフォームの感覚がないのか。ペースは分かるのに、フォームがペースとちぐはぐなのは不自然ですね。ネットでこれぐらいのタイムで走れたらいいねみたいな情報だけ鵜吞みにしてますよね? キロ6分って情報だけ頭にあって、それ以外が抜け落ちてるんだ。あぁ、一人で練習するときに分かるのはタイムだけだから、その感覚だけ身についてるのか」

「すみません! 自分の口で言うので全部暴こうとするのをやめてください! 恥ずかしくて死にそうです!」


 今までの情報からの推測を全て口にする。

 そういえば出会った時に見せてもらった通知表も、体育以外に音楽の成績も低かった。

 リズム感の欠如が悪影響を及ぼしているのだろう。

 それに、摩那はスポーツ自体が初心者だと言っていた。

 人と一緒に運動する機会自体あまりなかっただろう。

 団体に所属したことがないということは、フォームを見てくれる人がいないということだ。

 街中を走るのならばビルや建物のガラスに写る自分の姿を見ることができるが、田んぼだらけの道ならばそれも叶わない。

 人に教えてもらう機会がないならば、知識の仕入先がインターネットに偏ってしまうのは仕方がないだろう。

 スマートフォンの狭い画面が、摩那にとって陸上競技の先生なのだ。

 そんな偏った知識から、正しい客観視が生まれるはずもない。

 自分で測れるのはタイムだけだ。

 5kmを30分で走る。

 それを正確にこなすことばかり上達している。

 それより速くも遅くも走れないのだろう。

 なるほど、これは重症だ。

 リズム感の欠如がフォームを固くし、それをリカバーできるだけの器用さはない。

 光るところはあるが、その光が霞むほどに欠点が大きい。


「あー、その、なんだ............頑張りましょうね!」

「うわーん! 処置なしみたいな慰めをしないでくださいよー!!」

「まだ、多分手の施しようはありますよ。きっと」

「もっと自信もって断言してくださいよ!」

「いやぁ、ちょっと自信はないです」

「うわーん!!」


 うずくまって膝を抱えてしまった摩那に、かける言葉を鍋島は思いつかない。

 真っ赤に火照ったうなじを見て、日焼け対策はしっかりした方がいいなと現実逃避することしかできなかった。

 家庭教師初日から、盛大につまづいてしまったようだ。

 もっと段階を踏むとか、本人から話すまで待った方が良かったのかもしれない。

 初めてのコーチングに、知らずのうちに焦っていたようだ。

 自分の失態に、大きくため息をついた。


「あ! ため息ついた! 見捨てないでくださいよぉ! お金払ってるんですから!!」

「な、誤解を招く表現を大声で言うのはやめてください!」

「捨てないでぇ! 私頑張るからぁ! 鍋島コーチに見合うように努力するからぁ!」

「なんでわざわざ変な言い方をするんですか! 教えますから、ちゃんと教えますから離れてください! 痴話げんかみたいに見えますって! 離れて!」


 涙を瞳に溜めた摩那が足にしがみついてくる。

 若い女子と触れ合っているというのに、色気のかけらもなかった。

 ……先が思いやられる。

 勝ち負け以前に、楽しいと思えるところまで行かないかもしれない。

 これからのことを考えて、無意識のうちにため息がまた漏れた。

 それに反応した摩那が落ち着くまでに、非常に時間がかかったのは言うまでもないことだった。


評価、感想、誤字指摘等していただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ