変化
「今日の授業はここまで。宿題は次の授業までに言った通りにやってきてくださいね」
「はーい」
予めセットしていた時計のアラームを聞いて、生徒に向かって授業の終わりを告げる。
板書を一生懸命ノートに書き写している者、もう筆記用具をバッグに突っ込んで席を立っている者、隣の席と談笑を始める者。
それらを教壇から見ながら、凝った体をほぐすようにぐるりと腕を回した。
授業というものは存外に疲れる。
黒板に文字を書くために腕をずっと上げ続ける必要があるし、立ったまま喋り続けるため喉も痛くなる。
最近は慣れてきたからそうでもないが、一時間授業をするというだけで最初はヘロヘロになったものだ。
今も軽い倦怠感が体にある。
季節の変わり目ということもあるからか、練習量を増やした弊害か。
春の残滓は完全に消え去って、湿気を帯びた暑い日が増えてきた。
窓の方に目をやれば、いつもは遠くの山々まで見える景色も雨にかき消されている。
生徒たちも親の迎えを待っているのか、いつもは足早に教室を出て外に出る子たちも雨を避けて中に残っている。
人が残っている手前教室を空けるわけにもいかず、鍋島も教壇に残って事務作業をこなす。
次の授業の予定でも立てようかと考えていると、何人かの生徒が鍋島の下に寄ってきた。
鍋島がクラスを受け持ったときから居るメンバーで、その中には太一もいた。
「ねぇ、肇先生」
「ん? どうしたの凛」
「最近、うれしいことでもあったの?」
「嬉しいこと? うーん、特に言うほどのことはないかな」
「なぁんにも?」
「何にもないよ」
「悲しい人生ね」
「いきなり煽られる方が悲しいよ」
唐突に振りかざされた言葉のナイフに傷つきながらも、鍋島は笑いながら応対する。
高学年といってもまだ小学生なのだ。
脈絡のない言葉には慣れている。
「急にそんな質問して、どうしたの?」
「あのねー、最近の先生、よく笑うなーって」
「まみもそう思うよ!」
「お姉と出会った頃から、鍋島先生は雰囲気が柔らかくなったよ」
「そうかな? 自分ではそんな変わったつもりはないんだけど」
「前は授業中に太一がバカなこと言っても全然笑わなかったじゃん!」
「そりゃ、授業は真面目に受けてほしいからね」
「でも今日は笑ってたよ!」
「俺も笑う時は笑うよ。今日の太一は面白かったし」
「もー、言わないでよ!」
居眠りしていた太一を起こしたとき、太一は母親に起こされたと勘違いして和恵の名前を出した。
毎朝母親に起こされているのだなぁと考えると微笑ましくて、思わず笑ってしまったのだ。
授業中に笑う自分の姿が珍しかったのか、子どもたちは鍋島に絡み続ける。
「やっぱりさー、太一のお姉ちゃんといい感じなんじゃない?」
「まみもそう思うよ!」
「ほとんど毎日のように会ってるもんね。お姉と先生」
「家庭教師はそういうものだよ。それに、太一が一番わかってるだろ? 摩那さんと俺がそういう関係になると思う?」
「……ないかな!」
「ほらね。まみも凛も、邪推しないようにしようね」
「じゃすいってなに?」
「変な思い込みをしないようにってこと」
「ふーん、つまんないなぁ」
小学生といえど女子なのか、恋愛事に興味津々のようだ。
身近な男性が女子高生と懇ろの仲という情報だけで付き合っていると勘違いするのは、まぁ分からなくもない。
距離感が近いというだけで付き合っていると勘違いする人間は大学生になってもいるものだ。
そう考えていると廊下の方からパタパタとスリッパが床を叩く音が聞こえ、鍋島たちがいる教室へと飛び込んできた。
「おい! ハジメ! アメザリ釣りに行こうぜ!」
「......パスで」
「なんだよ、川じゃないぜ? ガキの家の近くにいい感じのドブがあるんだってよ!」
「なおさら嫌ですよ。ドブなら行くかぁ、とはなりませんよ。なんで立花さんはそのテンションでいられるんですか」
「ノリの悪い男だなぁ。しゃーねぇ、ガキどもと行ってくるかな。お前らも来るか?」
「うちの生徒に変なことを教えないでください」
「はぁー、過保護な親かよ。あ、釣ったザリガニはハジメの部屋持っていくから調理方法調べとけよ」
「勘弁してくれ......」
「ひっひっひ! じゃあ今晩よろしくな!」
嵐のように一方的に話すだけ話して、立花はまた廊下に音を響かせて消えていった。
先生みたいなというが、少なくとも今この場では鍋島も立花も先生になるのだが、彼女にはその自覚はないらしい。
……立花が子どものように最前線に立つから、彼女のクラスは遊び心に富んでいるのだろうか?
中学生とはいえ、学校から塾に来てその帰りに遊びにいくのはバイタリティに溢れている。
自分が教えている生徒たちも、来年になれば立花の教え子のようになってしまうのか。
廊下から太一たちに視線を戻すと、鍋島の顔をジッと見つめる女子達の瞳が気になった。
「肇先生と立花先生って、仲いいよね......部屋にも入れているんだぁ、怪しいね」
「まみもそう思うよ!」
「いや、ただの幼馴染だから」
「えー、ただの幼馴染と働く場所がお揃いって、めったにいないと思うよ! 大学も一緒なんでしょー?」
「一緒だけど......」
「親元から離れて二人、職場も大学も一緒で部屋に呼び合う仲。もうそういうことだよね!」
「まみもそう思うよ!」
「勝手に侵入してくるだけなんだよなぁ。ていうか、凛もまみも耳年増すぎるな。太一もなんとか言ってくれ」
「お兄はこないだ家に女の子呼ぼうとしたらビンタされたって言ってたよ! 鍋島先生は立花先生と仲がいいんだね!」
「太一は逆にちょっとピュアすぎるな......」
三人の親が来るまで、あらぬ誤解を解くのに必死になる鍋島であった。
***
「ういー、ハジメ来たぞ―。これお土産ー」
ザリガニ釣りから帰ってきた立花は塾での宣言通り、鍋島の部屋にビニール袋片手にやってきた。
インターホンもノックも何もないのはもう慣れたもので、呆れながらも鍋島は黙ってそのビニール袋を受け取った。
最初はザリガニが無造作に詰められていると思って恐る恐る中を覗いたのだが、入っていたものは予想とは違い緑色の物だった。
「なんですかこれ、枝豆?」
「今日ザリガニ釣りに行ったガキの保護者が作ってるんだと。塩茹でにしてくれよ」
「......ザリガニは?」
「あー、いっぱい捕まえたんだけどよぉ、美味く食べるには泥抜きとかで三日ぐらいかかるんだと。ハジメんちに持ち運んだら流石に怒られそうだから全部渡してきた。その時に枝豆もらった」
「立花さんに配慮の精神があることに驚きを隠せませんね」
「アタシは配慮の塊だぞ? 配慮の権化と言ってもいい」
「じゃあ次からはちゃんと来る前に連絡を入れてインターホンを押してから部屋に来てください」
「めんどくさいからパス。あ、風呂借りるわ。手がドブの臭いしてくせぇのなんの」
「俺に対する配慮は?」
「......嗅ぐ? 」
「消え失せろ」
用水路に直接手を突っ込んだのか、爪と指の間に泥が挟まっている手をプラプラと振って立花が笑う。
何をどう配慮したら、その汚い手を嗅ぐという結論に至ったのか鍋島には理解できなかった。
「ひひ、じゃあ上がるまでに飯よろしくな」
「あ、洗濯物は分けておいてくださいよ。汚れているものはかごには入れないでください」
「ういー」
立花は躊躇することなく風呂場の方に向かう。
衣擦れの音がかすかに聞こえて、しばらくしてからシャワーの音がしてくる。
その様子にため息を吐いた。
鍋島は意識することはないが、一応は異性の家に来ているという自覚を持ってほしいと毎度毎度思っていた。
そもそも、なんで自分が立花の洗濯を当たり前のように受け入れているのだろうか?
慣れとは怖いものだ。
脱衣所に立花用のタオルと着替えを無意識に準備していることに気がついて、またはぁとため息を吐く。
この生活が少なくとも後二年は続くのか。
そう思いながら枝豆を茹でるためのお湯を沸かし始める。
立花は鍋島の一個上であるが、一年休学を挟んでいるので鍋島と同じ大学二年生である。
大学を卒業するまでの間、ずっとこんな生活が続くとなると流石に立花の生活能力に不安が生じてしまう。
自分は卒業まで今の塾を辞めるつもりはないし引っ越す予定もない。
立花が何かしらの行動を起こさない限り、今のような状況は何回も起きるだろう。
完璧に自炊ができるようになれとは言わないが、せめて簡単な料理ぐらい作れるようになった方がいいのではないだろうか。
枝豆の下処理をしながらこれからの未来について考えて、手が止まる。
(俺、将来のこととか全然考えてなかったな)
人の将来の心配をする前に、自分の未来について何も考えたことがないことに気がついて考え込む。
自分がどうなりたいかなんて思ったことはない。
高校を卒業してから、流されるように生きてきてしまった。
立花のように自由に生きてはいない。
摩那のようにやりたいことがあるわけではない。
最近になって日々にメリハリがつくようになったのは自分の力ではなく、方向性を示してくれた摩那や野村のような人間がいるからだ。
陸上競技に関わることになったのも、大会に出るようになったこともきっかけは自分ではない。
今になって、そのことに気がついた。
(なんで今更になってこんな風に思うんだ?)
流される生き方を悪いとは思ってはいない。
そういう生き方もあるだろうし、流されて生きてきた自分の現状に不満はない。
不思議だったのは、今になってそれを疑問に思ったことだった。
鍋島の生活は何も変わってはいない。
立花に振り回され、塾の子どもたちに振り回され、摩那に振り回される。
(変わったのは、俺か?)
生活に変わりはない。
その日々の中で感じ取り方が変わったのは、自分の心が変わったからだろう。
目標があって、それに向かって懸命に努力を積み重ねる。
毎日のようにカレンダーに書き込んだ大会名を見つめては、その日が来るまでに何をすべきか真剣に考える。
それは鍋島が高校生の時と同じ日々の過ごし方であった。
いつの間にか忘れていた、未来に目を向けた生き方であった。
(あぁ、昔の俺は、結構充実した日々を送っていたんだなぁ)
最近になってまた競技者としてのマインドを取り戻しつつある中、選手として駆け抜けた過去は悪くはなかったのだと思う。
当時は必死だったから何も感じなかったのだが、それだけ熱中していたということなのだろう。
今、またその熱を宿して走っている。
見ないようにしていた封印していた過去を、乗り越えつつあるような気がした。
ぼーっと自分のことを考えていると、下着姿の立花が脱衣所から出てきた。
濡れた髪からポタリポタリと水滴が垂れている。
「なぁー、ハジメー」
「なんですか、着替えは洗濯機の横に置いてありますよ。あといい加減髪ぐらい自分で乾かして──」
「鍋、沸騰してるけど何にもしないのか?」
「え? あ、やべっ!」
火を掛け鍋のことを完全に頭から失念しており、水蒸気がもくもくと立っている。
慌てて火力を下げて、洗い過ぎて少しへたれてしまった枝豆をゆっくり入れる。
「めずらし、ハジメが料理中にぼーっとするなんて」
「......別に俺だって、そういう時はありますよ」
「なんだ? 一緒に風呂入りたかったか?」
「ドブ臭い女と入りたいとは思いませんよ」
「んだと? ドブのなにが不満だって言うんだよ。なかったら雨の日道端は浸水しまくりだぞ」
「ドブの文句を言ってるんじゃなくて、ドブの臭いを放つ女はイヤだって言ってるんですよ」
くだらないいつものお喋りに、胸がスッと冷めていく。
将来について考えられる余裕が出てきたのは喜ばしいが、きっかけが立花だと考えると少々複雑なものに感じる。
立花とこの腐れ縁の関係は、いつまで続くことになるのやら。
鍋を混ぜていると、立花が愉快そうな口ぶりで話しかけてくる。
「ハジメ、最近噂になってるの知ってるか?」
「何の噂ですか?」
「アタシとハジメが付き合ってるんじゃないかってさ。中坊どもは恋愛事には興味津々だ」
「あぁ、今日うちのクラスでも言われましたよ。なんでこのタイミングなんですかね」
「お前が笑うようになったからじゃね? 雰囲気が柔らかくなったって話題になってるぜ」
「......俺、そんな変わりましたかね?」
「んー、知らね。それより飯はなんだ? カレーかな?」
「立花さんに聞いた自分が馬鹿でした。そうです。枝豆も茹で上がったら持っていくので、私の分のカレーもよそっておいてください」
「うぃ」
話を振ってきた立花はもう夕飯に興味が切り替わっているようで、話題が打ち切られる。
噂にされること自体には慣れているので、内容に関しては鍋島も興味はない。
視線を鍋に戻して、一つだけ枝豆をつまんで塩加減を確認する。
いい塩梅にしょっぱくて、ぷちと良い食感が口に広がった。
茹でるのもそろそろ終わりでいいだろう。
コンロの火を消して、水切り用のボウルを用意してるといつの間にか立花が横に立っていた。
「あぁ、そうだ。一つだけ言っておくよ」
「なんですか?」
「今のハジメ、前よりは好きだよ」
「……どうも」
「あ、照れた。そういうところは可愛いまんまだよなぁ」
「あぁもうリッカ! 濡れた髪でまとわりつくなよ!」
「最後まで取り繕えないなら、素のままでいればいいのに。まぁ、大人ぶりたい年齢ではあるか」
「母親ぶるなよ......。一個しか違わないのに」
立花の髪から水が跳ねて、自分の頬を濡らした。
湿った肌の質感がいやに生暖かくて、無理矢理に振りほどく。
いたずらっぽく笑う立花の顔はこっちの気分なんて知らないようだった。
……一生、彼女には敵わないのだろう。
何故かそんな気がした。
「ほら、いつまでも拗ねてないで飯にしようや」
「......なんで一ミリも手伝っていないのにそんな偉そうな態度が取れるんですか?」
変わるものがあれば、変わらないものもある。
子どもの頃からずっと付き合ってきた立花のワガママに、結局自分は逆らえないようだ。
(何にも、子どもの頃から変わってないか)
さっきまで考えていたこととは真反対の思いが頭に浮かんで、思わず苦笑いがこぼれた。
勝手に一人で冷めた気分になっていただけだ。
昔からずっと、熱はあったのだ。
それに気がつかないフリをして、冷静な自分を作り上げていただけだ。
走りたいという熱は、ずっと心にあった。
その熱が競技に結びつかないのなら、意味はないと決めつけていた。
競技の世界から距離を置いていた期間に、作り上げていた自分の凝り固まった思想がほぐれていく。
走る意味は、あの日初めてタータンを蹴ったあの時から、変わらずに胸の中にある。
順位も、タイムも、動機も、全部後付けの理由だ。
スパイクでタータンを蹴る感触は、気持ちがいいのだ。
自分が走る理由はそれだけで、その方法に大会があって競争相手がいる。
それだけだ。
結論に気がついてしまえば、何ともまぁシンプルな話だ。
そんな簡単な答えに気がつかないで、がむしゃらに一位だけを目指し続けていた選手時代を今は少し笑い話にできる気がした。
起源があやふやな選手は、そりゃ勝てないわな。
そう思うと、今度は心から笑いの感情がこみ上げてきて頬を緩める。
「なに笑ってんだ? 気持ちわりぃ」
「立花さんは本当に口が悪いですね。少しは取り繕うことを覚えた方がいいですよ」
「アタシは大人だから、ちゃんと切り替える場面では切り替えてるよ。ハジメみたいに不器用じゃないからな」
「不器用ではないと思うんですけどね」
「性格の話だよ。何でもかんでも理由をつけたがるその癖は直した方がいい。敬語なんて使いたきゃ使えばいいし、走りたいなら勝手に走ればいいだろう。よくもまぁそんな自分一人で陰気臭く生きられるもんだ」
「しょうがないだろ。こういう風に育っちゃったんだから」
「はぁ、アタシがあれだけ面倒みてやったのによぉ、たった一年離れただけでここまで捻くれるんだから、すごいよなぁ」
「立花さんがいない高校三年生は快適でしたよ。面倒を見るのは自分だけで良かったので」
「で、話す相手がいなくて、インハイ負けて、今までずっと拗ねてたんだろう? いくらなんでもこじらせすぎだろ」
「うるさいなぁ。立花さんには分からないでしょうよ」
「まぁね。アタシ、公式戦無敗で引退だし」
「クソが」
「ひっひっひ、負け犬の遠吠えは気分がいい」
くだらない会話を挟みながら、立花と食卓を共にする。
口では悪態をつく鍋島であったが、内心は慣れた彼女の態度に安心すら覚えていた。
子どもの頃から、ずっと変わらない立花との会話。
変わる、変わらない、変わる。
自分はいまどうなっていて、これからどうなるんだろうか。
そんなことをぼんやりと思いながら、愉快そうに喋り続ける立花に相槌を打ち続けていた。
「今度の大会、いつよ」
「七月の二週間目の土日」
「ふーん、たまには見に行ってやろうかなぁ」
「絶対に来るな」
「また招集所まで案内してやろうか? あの時のようにさ」
「昔のネタを擦り続けるのはやめた方がいいですよ、面白くない」
「アタシが面白いからいいんだよ。更衣室の場所が分かんなくて、ジャージで下半身隠してその場で着替えてたりしたよな」
「別にいいでしょ。そうやってレース直前に着替える男子は多かったんですから」
「アタシが真似しようとしたら顔真っ赤にして止めてきたくせに」
「リッカは上を隠さずにやろうとしたんだよ! 痴女が!」
「ハジメしか見てなかったから問題ないだろ」
「どう考えたってアウトだ!」
昔話に花を咲かせつつ、カレーと枝豆を堪能した。
騒がしく疲れる夕飯であった。
昔はご飯時ぐらいは静かに過ごしたいと思っていたが、今はあまり嫌ではない。
素直にそう受け入れられるほどの余裕が、鍋島にはあった。
それを成長と呼ぶか諦めることを覚えたと呼ぶのか判断はできなかったが、悪くはないと思えた自分がいた。
それで、今はいいだろう。
小学生に振り回され、自分のことが少し分からなくなって、立花にはからかわれ続け、やたらと疲れた一日ではあったが、不思議と心地の良い疲労感であった。
今日はもう、この気分に任せて早めに寝てしまおう。
そう思いテキパキと片づけをすませ、入浴を済ませる。
脱衣所のドライヤーで髪を乾かして居室に戻ってくる頃には、鍋島の寝袋でぐっすりと寝ている立花の姿があった。
(......やっぱり、変わろう。自分の生活スペースを守れるだけ強さは身に付けよう)
寝ている立花をおぶって、彼女の部屋まで歩きながら心の中でそう固く己に誓った。
評価、感想、誤字指摘等していただけると嬉しいです。
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