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ぶちかませ800   作者: アストロコーラ
陸上を始めよう
1/1

家庭教師

 どれだけの知識を詰め込んで、できる限りの練習をしたところで、結局最後に輝くのは才能だ。

 当たり前の話だ。

 努力なんて、誰にでもできる。

 当然のように周りも研鑽を積んできているのだから、最後に差が開くのは才能以外に他ならない。

 内臓が煮えたぎるように熱を持ち、乳酸に満ちた体は鉛のように重い。

 スパイクのピンがしっかりと食い込んでいるはずなのに、地面と足はうまく噛み合っていないようにふわふわとしている。

 必死に振る腕の感覚はもはやなく、耳は何の音も拾ってはくれない。

 ただ、うるさいくらい激しい鼓動と呼吸の音だけが頭に響いている。

 自分の前を走る白いゼッケンは、10cmも離れていないというに果てしなく遠い。

 気がついたときには自分はトラックに倒れ込み、息も荒く空を見上げていた。

 視界の端には観客席に向かって両手を突き上げている男が見えた。


「......くそっ!」


 才能の差。

 努力では破れない、純然たる壁がある。

 それでも、それでも。

 決して才能という言葉で、この結果を表したくはなかった。

 それは、負けすら奪う醜い言い訳だと思ったから。

 トラックに転がり込んで見上げた空は、嫌になるほど青く澄んでいた。


 ***


「ねぇ、鍋島先生。先生って格闘ゲームってする?」

「たまにするよ」

「本当!? 今度さ一緒にしようよ。お姉が強すぎてさー、練習相手が欲しいんだ」

「その熱量を勉強の方にも向けてほしんだけどなぁ」


 教壇の前で、瞳を輝かせた細い少年が話しかけてくる。

 屈託のない笑顔を向けてくる教え子に、鍋島は困ったような笑いを浮かべる。


(別に、俺も上手いわけではないんだけどな)


 その事実を伝えようとしたところで、教室の窓に車のライトが差し込んだ。

 教室には少年が一人残っているだけだ。

 左手首に付けたGPSウォッチを見る。

 二十時十五分、授業が終わってから十五分も経っている。

 遅い時間に小学生を一人で帰すわけにはいかないから、家が遠い保護者には迎えに来るように塾から案内がされている。


「迎えが来たみたいだよ、太一」

「うん。今度やろうね! さようなら先生!」


 スリッパをパタパタと音を立てて走っていく太一を見送ってから、教室を見渡す。

 十人ほどの机が置いてあるこじんまりとした教室で、小学生向けの授業をするようになってから一年。

 そこそこ、板についてきたのではないか。

 そう自分を評価しながら教材をまとめて教室から立ち去る。

 ぎしと軋む年季の入った木製の廊下を歩いて、職員室の扉を開ける。

 部屋の一番奥に、マグカップをすすりながらプリントを眺めている初老の男性がいた。

 男性は入ってきた鍋島に気がつくと、目尻にしわを作って笑顔を浮かべた。

 少し小太りの彼が、白髪混じりの頭を撫でながら口を開く。


「やぁ、鍋島(なべしま)君。お疲れ様」

「お疲れ様です、塾長」

「斉藤でいいって言ってるのに、一年経っても相変わらず堅いね、君は」

「生徒に示しがつきませんから」

「うーん、君が立花君の後輩ってことが信じられないな。いや、彼女の後輩だからかな?」

「立花さんが適当すぎるだけですよ......」


 自分の机に荷物を置きながら、隣の机に目をやる。

 雑多に物が散らかった机、プリントが顔を覗かせている引き出し、いつ開けたか分からない半分だけ入ったペットボトル。

 好き放題やっている主は不在のようだ。

 二十時まで彼女は中学生のクラスを受け持っていたはずなのだが、もう既に帰ったらしい。

 鍋島の机にまで侵略しつつある立花の持ち物を睨みながら、塾長に抗議の声をあげる。

 塾に、どうしてフィギュアやプラモデルを持ち込んでいるのだ?


「もっと厳しくした方がいいんじゃないですか?」

「彼女への生徒からの評判は悪くないしねぇ。それに、そこまでお堅い塾にするつもりもないし」

「それにしてもですよ」

「まぁまぁ。勉強の楽しさを知ってもらうための塾だからさ、面白い先生がいたっていいでしょ。あ、鍋島君の真面目さを評価してないわけじゃないからね」


 塾長は愉快そうに唇の端を上げてコーヒーを啜っている。

 鍋島はため息をつきながら、塾の指導方針を思い出す。


『緩く、楽しく、面白く』


 受験戦争を勝ち抜くための塾ではなく、勉強をお手軽にするための場所、という位置づけにしたいらしい。

 授業料は安く、学校の授業より難しいことはしない。

 その指導方針は、一部の保護者にとっては非常に人気のようだった。

 子どもに進学校に行ってほしいわけではないが、勉強にある程度危機感を持ってほしい。

 そういった親の需要を捉えて、細々とこの塾は成り立っている。

 地域密着型の個人経営の塾。

 それが鍋島がアルバイトをしている塾だった。


「あぁ、そう言えば鍋島君。今週の土曜日って暇かい?」

「特に用事はないですけど。塾もその日はないですよね」


 鍋島は少し考えてから答える。

 大学のサークルには入ってないし、塾以外のアルバイトはしていない。

 交友が狭い鍋島にとって、土日は基本的にフリーな時間だ。

 遊びたがりの立花からも、何かに誘われている記憶もない。


「君に、名指しの依頼が来ててね」

「名指しの依頼? 塾で個別指導でもすればいいんですか?」

「いーや。家庭教師だってさ。ほら、コレが依頼人ね」


 塾長が立ち上がり、さっきまで見ていたプリントを鍋島に渡した。

 依頼人の名前や住所、在籍している学校名などが簡単にまとめられたそのプリントに目を通す。

 一通り目を通して、書いてある情報に鍋島の顔が険しくなる。


「高校生じゃないですか。それも、とびきり頭のいい」

「そうだね。うちに来るようなタイプじゃないよね」


 県内でも有数の進学校である芳志高校という文字に鍋島は顔を歪める。

 県内どころか国内で考えても上位の学力がある。

 どう考えても、こんなちっぽけな塾にいる鍋島が教えるような学力ではない。

 鍋島は決して頭が悪いわけではない。

 むしろ、勉強なら出来る部類に入るという自負はある。

 大学も国立大学に進学しているし、人に教える立場であるから常日頃から勉強はしている。

 それでも、偏差値が六十後半もあるような高校生相手に受験勉強を教えられる自信はない。

 しかも相手はまだ、高校二年生だ。

 高校二年の春から家庭教師を頼む意欲的な生徒に、自分はふさわしくないだろう。

 それに、学力以外にも気になる点はある。


「あと、女子じゃないですか」

「女子だと何か問題があるのかな?」

「いや、接点がないんですけど」

「そんなこと僕に聞かれてもね、あちらから君がいいと言われたんだから」

「......拒否権ってありますか?」

「もちろん、あるよ」

「なら──」

「でも、受けるなら時給は二倍にするよ? 家庭教師のアルバイト代が、塾とは別に発生するからね」

「......一回、会ってから考えてもいいですか?」


 鍋島の情けない発言に、塾長は声をあげて笑うだけだった。

 一人暮らしの大学生にとって、収入が二倍になる提案はあまりにも魅力的だった。

 もう一度プリントに目を落とす。


(上條 摩那(まな)ね......聞き覚えのあるような、ないような......)


 自分に、家庭教師を依頼する奇特な女子高生。

 それはどんな人なのだろうか。

 考えても、ちっとも分からなかった。


 ***


「ここ、だよな」


 指定された土曜日の昼下がり、市街地の端にある住宅街を鍋島は一人で歩いていた。

 塾長からもらった住所をあてに道を歩くと、門の表札に上條と書かれた家を見つけることができた。

 探すのに、苦労はしなかった。


「でっか......」


 田舎に片足突っ込んだこの街で、大きい家というのはそう珍しくない。

 駅に近いとか交通量が多いなどの理由がなければ土地代は安く、せっかくのマイホームは大きく建てたいというが通常の発想だからだ。

 ただそれにしても、依頼人の家は綺麗で立派なものであった。

 黒々とした瓦屋根は春の日差しを反射し重厚に佇んでおり、白い漆喰の壁は汚れがなく、軒は大きくせり出している。

 立派な池でもあれば、そのまま大河ドラマに使っても違和感を覚えないだろう。

 実際にあるのは、短く刈り込まれた青々とした芝の庭だから、少しイメージしたものとズレるが。

 鍋島は家を観察しながら、喉の横をトントンと人差し指で叩く。

 緊張を解きほぐすおまじないみたいなものだ。

 指先に伝わる感覚が、いつもより速く脈打っていることを告げている。

 緊張していると自覚すれば、多少は気分が和らぐのだ。

 初めての家庭教師、それも異性の年下ときた。

 上手く、給料分の働きはできるだろうか?

 門を抜け玄関の前まで歩みを進める。

 一呼吸入れて、インターホンを押す。

 数秒待つと、気の抜けた女性の声が返ってきた。


『は~い、どちらさまでしょうか』

「斉藤塾からきた鍋島 (はじめ)です。家庭教師のご依頼について伺いに参りました」

『あ~、鍋島君ね。ちょっと待ってねぇ』


 自身の名前を呼ぶ女性の声からは、親しみを感じるような気安さがあった。

 その声を、どこかで聞いたことがあるような気がした。

 鍋島が記憶を掘り返すよりも先に、玄関の扉が開いた。


「ようこそ~、上條家へ」

「あぁ、太一君のお母さん」

和恵(かずえ)です、よろしくね鍋島君」


 顔を見た瞬間に、今まで覚えていた既視感の正体に気がつく。

 いつも最後まで教室に残って雑談をする太一の苗字は、そういえば上條であった。

 母親の顔も、一度か二度見た記憶がある。

 塾まで太一を迎えに来るのが、この母親だったはずだ。

 それならば、今回の依頼人はこないだ太一が言っていた姉なのだろうか。


「いつも太一がお世話になってます。迷惑かけてすみませんねぇ」

「いえ、明るくていい子ですよ」

「そう? 元気すぎて、授業真面目に受けてくれないでしょ」

「ははは......それで、今回は家庭教師というお話でしたが」

「そうね、玄関で話すのもあれだし、上がってちょうだい」


 靴を脱ぎ、用意してもらったスリッパに足を入れて和恵の後を付いて行く。

 外観は和式なのに、内装は木目のフローリングで洋式なんだなと益体もないことを考えながら歩く。

 人が二人手を広げても余裕がありそうな廊下を抜けて、リビングにたどり着く。

 リビングのソファには一人先客がいるようで、少し緊張している面持ちが見えた。

 整った顔立ちに力が入り、目が細くなって虚空を睨んでいる。

 その目がこちらに気がつくと、勢いよく体が立ち上がった。


「あ、初めまして! 上條 摩那です! 今日は来ていただきありがとうございます!」

「初めまして、斉藤塾の鍋島 肇です。よろしくお願いします」


 ペコリと下げられた頭に、こちらも頭を下げ返す。

 年下だからといって、礼儀を疎かにすることはない。

 子どもは、自分の立場というものに敏感だ。

 見下されていると一度でも不信感を抱かれてしまえば、その後の関係構築にヒビが入る。

 塾での体験を通して学んだことだ。

 和恵さんに案内され、摩那の真向いのソファに座る。

 失礼にならない程度に、さっと相手を観察する。

 黒いノースリーブのワンピースを着た摩那は、色素が薄い体質のようだ。

 肌は夏の雲のように白く、腰まで伸びた髪は窓から差し込む日光で茶色く輝いている。

 垂れ気味な大きな二重の目が、鍋島と和恵の間を忙しく行き来している。

 人見知りか、緊張しやすい性格なのか。

 そうあからさまに緊張されると、こちらまで緊張がうつってくる。

 指先で、もう一度首を叩く。


「じゃあ、後は若いお二人にお任せましょうか」

「お、お母さん!」

「部屋にいるから、何かあったら呼んでね~」


 そう軽い調子で言うと、和恵は本当にリビングから去ってしまった。

 気まずい沈黙が、鍋島と摩那の間に落ちる。

 どうしたものかと鍋島は考えたが、今日は仕事で来ているのだ。

 お客様である摩那と、サービスの提供者である鍋島。

 鍋島から切り出すのが、当然だろう。

 そう判断し、頭の中で家庭教師としての説明をすることにする。

 まずは、確認からだ。


「えー、今回は摩那さんの家庭教師として私を指名した、それは間違いないでしょうか?」

「あ、はい。私が、鍋島さんに家庭教師の依頼を塾にお願いしました」


 なるほど、どうやら誰かと勘違いしているというわけではなさそうだ。

 そうなると疑問点が二つある。

 一つ、どうして自分なのか。

 塾で自分が受け持っているのは小学生のクラスであり、高校生の担当は塾長だ。

 依頼をするのならば、塾長にお願いするのが普通の流れになる。

 弟との繋がりはあるが、それだけで家庭教師を頼むのは酔狂だ。

 その値段でちゃんと受験向けの塾に行った方が効率的だからだ。

 二つ、どこで自分を知ったのか。

 わざわざ名指しで鍋島と指名しているのだ。

 それに、さっきから摩那から感じる緊張は、どうも人見知りからくるものではなさそうだった。

 コミュニケーションが苦手な人間の緊張は警戒や怯えからくるものだが、摩那の態度にはそういった色は見られない。

 これは、自分の自惚れでなければ憧れや尊敬からくる瞳の色だ。

 TVで見る芸能人が目の前にいる、そういう緊張の仕方だ。

 ただ、有名でも何でもない鍋島にそういった態度を取る意味が分からない。

 少し考えて、結局全てさらけ出して聞くことにした。

 曖昧に依頼を引き受けることは、どちらのためにもならない。


「正直に言って、私が摩那さんの勉強の役に立つとは思えない。受験目的なら、もっとちゃんとした塾に行った方がよろしいのでは?」

「あの、それは、そうなんですけど……」

「高校二年の春から勉強しようという心構えは立派ですが、それには相応しい相手がいるはずです。どうして私なのでしょうか?」

「えーと、えーっと」


 白い顔が段々と真っ赤になり、手は意味もなく胸の前を行ったり来たりしている。

 その姿が問い詰められているみたいで、鍋島は少し申し訳ない気分になった。

 ただ理由が聞きたかっただけなのだが、言葉選びが良くなかった。

 そう自省していると、スッとA4サイズの厚手の紙が差し出された。


「あの、その、これを見てもらっていいですか?」

「通知表、ですか?」

「はい」


 机の上に置いてあったファイルから摩那が取り出した物は、高校一年生の時の通知表であった。

 中を覗くと、ずらっと並んだ5という数字が目につく。

 主要五教科は一年を通して優れた評価であり、時折見られる低い数字は体育や音楽などの受験には必要のない科目だけだ。

 進学校の中でも、摩那は優れた学力を持つ人間ということだ。


「優秀ですね」

「えぇーと、勉強はそうですね。テストでも、だいたい一位か二位です」

「......なおさら、私はいらなくないですか?」


 この成績なら、だいたいの大学なら思うがままにいけるであろう。

 その事実が、鍋島の困惑をより強くする。

 なぜ自分に声をかけたのだろうか、それが分からない。


「鍋島先生に教えてもらいたいのは、その、あれでして......」


 摩那は口ごもり、指先を膝上でもじもじと遊ばせている。

 少しの間をおいて、意を決した摩那は顔を上げて鍋島の方を向いて口を開いた。


「陸上競技を、教えてほしいんです」

「……は?」

「私、綺麗に走れるようになりたいんです。鍋島さんみたいに」


 一瞬、脳がフリーズする。

 どうして、自分が陸上をやっていたと知っているんだろう。

 どうして、それをわざわざ自分に頼むんだろう。

 色々なことが脳内を渦巻いて、口を開くことはできなかった。

 ただ、じゅくじゅくと忘れていた胸の傷が痛み始めたのを感じていた。

 忘れていたいと願った夏の記憶が、どろりと脳内からこぼれ始める。

 それは、いい気分ではない。


「だから、家庭教師、受けてくれませんか?」

「......すみません、お断りさせていただきます。そういった業務はしてませんので」

「そう、ですか」

「えぇ、残念ですが、今回の話はなかったということで」


 あくまで今日来たのは家庭教師の話であって、それ以外の話は鍋島にとって勝手に判断していいかどうか分からないものだ。

 仕事を受けるか受けないか、その確認をのためにきたのだ。

 それに、コーチの経験などない鍋島に頼るのはお門違いである。

 話は終わりだ。

 そう思いソファから立とうとした時、ぼそりと摩那がつぶやいた。


「相場の二倍の値段を出すと言ったら、どうでしょうか?」

「……塾長に話を通してからで、いいですか」

「はい! ぜひ!」


 とっさに弾かれた脳内のそろばんが、バチンと音を立てた。

 ただでさえ割のいい家庭教師の時給が、二倍。

 それは多少嫌な気持ちになっても、抗えない数字であった。

 気がつけば、持ち帰って検討するという旨の言葉が出ていた。

 あぁ、自分は目先の金に釣られる愚か者のようだ。

 自分の弱い自制心が、恨めしいと心の底から湧き上がってくる。


「よろしくお願いしますね! 鍋島先生!」

「まだ受けると決まった訳では──」

「鍋島先生だと太一と被っちゃうな......鍋島コーチ! それがいいですね!」

「いや、あの──」

「あ、これ私の連絡先です! 練習するときは、連絡ください! 鍋島コーチ!」


 緊張から解放されてハイになったのか、それともこちらの方が素の性格か。

 縮こまってこちらの様子を伺っていた少女の姿はそこにはなかった。

 グイグイとこちらの手に連絡先を押し付けてくる摩那の顔には笑顔が弾けていた。


(やらかした......)


 そう思った時には、もう遅いようだった。

 摩那は両手をぶんぶんと胸の前で振りながら、いつの間にか来ていた和恵と話し込んでいる。

 握らされた連絡先を見つめながら、これからのことについて考える。

 陸上競技、かつて自分が身を焦がし、今はもうとうに忘れてしまったあの世界。

 そこにまた、足を踏み入れるなど考えてはいなかった。

 ぐずりと痛む胸と、目の前で両手を振って喜ぶ少女。

 鍋島はこれからのことを考えると気が重く、バレないようにソファに深くもたれかかり深いため息をついた。


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