母は強し
∼前回のあらすじ∼
求婚されました
「・・・は?」
「余のきさ/
「嫌ですわよ!」
いきなり何?なんで私が、帝国に嫁ぐことになっているの!
「?。なぜだ!帝国の皇后には、一人しかなれないのだぞ」
「早い者勝ちでも、なりたくないわよ」
「安心しろ!お前以外を、皇后に選ぶつもりは無い」
「だから、”皇后にはならない”って言っているでしょ!」
「なぜなのだ!意味が分からん」
「”意味が分からない”?本当に、分からないの?」
「帝国の皇后だぞ!なぜ、嫌がる?」
「私は、あんたみたいな野蛮な奴が、大嫌いなのよ」
「な!・・・そうか、そうか。余が嫌い…」
まずい、怒らせたかしら?嫌すぎて、思わず本音が出てしまった…
「よし!もういい。無理矢理にでも連れ去る」
は?また、誘拐されるの私⁉
「させませんわ!」
「お、お義母様!」
「義娘は、嫌がっています。
無理矢理、連れて行くなんて、この私が許しません」
「”許さない”?貴様に、何が出来ると言うのだ!」
「そうですよ、お義母様。危険です」
「私の命に代えても、帝国へは連れて行かせませんわ」
「お義母様…」
「・・・ちっ。無駄足ではないか、あの男が!帰る」
諦めてくれたの?あの皇帝が?
「だが、覚えておけ。必ずお前を、皇后にしてみせるからな!」
「何をされようと、嫌ですわよ」
「安心なさい。私が、絶対に守りますから」
「国王の妃よ。この借りは、必ず返すからな!」
あいつ…お義母様が、罪人として追われていること、知らないみたい…
「ちょっと!国王の妃に対して、頭が高いんじゃないの?」
「はぁ?余は、皇帝だぞ!」
「でも、ここは、王国の領地よ?」
「・・・何が言いたい!」
「私達に、お詫びをするのが筋じゃないの?」
「あぁ!お詫びだと…」
「うっ、そ、そうよ。お詫びとして・・・ここから出る道を教えなさい!」
「・・・貴様ら!方向音痴か…」
「違う。断じて、違うわよ」
「そうか。分かった、案内しよう。こっちだ!」
私達は、皇帝に導かれるまま貧民街を抜け、元の街へと出た。
「おい!王女。一つ情報を教えておく」
「情報?何の情報ですか」
「王国に攻め入った、帝国反乱軍の残党の情報だ」
「あ~居ましたね。そんな奴ら」
「どうやら、反乱軍の一部を、王国に攻め入る準備として、
王国内に潜入させていたようで、今もその残党が残っているそうだ」
「はあ!反乱軍って、戦争好きのやばい奴らでしょ?王国内にそんな奴らが…」
「何時、事を起こすか分から/
ドカンッ‼
「!」
大きな爆発が起き、煙が上がる。
「遅かったようだな…」
「あっちは、公爵の屋敷がある方向…」




