表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

6話 結婚

雫は、大学を卒業して

迷うことなく、中学校の国語教師になった。

それと同時に一人暮らしを始めた。


大学で英二と別れてから

いい感じになる人が現れても

雫が好きになることは無かった…


雫は、希望通りテニス部の顧問になって

生徒の指導に励んでいる。

毎日、朝練に…休日には試合…

毎日忙しくしていた。


気が付くと…雫は24歳になっていた。


そんな時…雫の中学校に

転任で、一人の男性教師がやって来た。

歳は27歳。

結構、イケメンだ…

名前は、淳…


淳と雫が仲良くなるまでに時間は掛からなかった…

淳は優しくて…面白くて…誠実で…

話しやすい人だった。

最初に誘ったのは、淳からだ…


「良かったら、今度の休みにご飯でも食べに行きませんか?」

雫は、迷うことなく…


「はい。是非行きましょう」

と言った。


そうして2人の時間を重ねて…

いつの間にか、淳のことを好きになっていた。

そうではない…会った瞬間から好きだったのかも…


付き合って欲しいと言ったのも、淳からだった…

雫は嬉しくて、すぐOKした。


忙しい時間を縫って学校以外で会うのも大変だった。

なかなか会えないから、盛り上がったのかもしれないけど…

そんな2人のことを考えて…

淳は一緒に住もうと言ってくれた。


そして月日は流れ…


淳は、雫にプロポーズした。


でも、あまりに幸せすぎて…

雫は、なぜか不安になった。

本当に、淳と結婚していいのだろうか…

あまりに悪い所がない淳に…

なぜか…不安を持ってしまった。

だから…淳には


「一応、少しだけ考えさせて」

と言った。


どうしようかと考えている時…

久しぶりにテツが現れた。


「雫ちゃん、本当に久しぶりだね。元気だったかい?」


「うん、元気なのは元気なんだけど…実は彼にプロポーズされたの」


「良かったじゃないか。なんで迷ってるのかな?」


「あまりに幸せ過ぎて不安だし…彼のことが分からなくなって…」


「どういう事?」


「彼は悪い所がないの…それが不安で」


「そうか…不安に思うこともあるよね。分かった映像を見せてあげるよ」


そう言って、テツは映像を見せた。


結婚した場合…

喧嘩もせず…夫婦仲良く暮らしている様子だった…


結婚しなかった場合…

雫は、1人寂しく生活していた…


雫は、1人になるのが怖くなった。

そんな人生は嫌だ!

そう思って…結婚することに決めた。

それに…淳を愛していたから…


淳に結婚すると話すと…

淳は飛び上がって喜んだ…


雫と淳は、結婚式をあげて…

みんなに祝福して貰った。

淳の両親も、とっても良い人…

雫は、幸せに包まれていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ