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3話 クラブ活動

雫は中学生になった。

雫は、中学生になったらクラブ活動に入ると決めていた…

でも、どれに入るか迷っていた。

クラブ紹介をみたけど…

イマイチ悩む…

まず、運動系にするか、文科系にするか…

運動なら…テニスかな…

文化系なら…写真部に入りたい。


なんとか2つに絞ったところで…

テツが現れた。

テツは


「クラブ活動に迷っているんだね…」

「じゃ、これを見て」


と、いつものように映像を見せた。


テニス部に入った場合…

雫は、厳しい練習に疲れたのか…もう辞めたいと言っていた。


写真部に入った場合…

イキイキと写真を撮っている雫の姿が映っていた。


うーん

どうしようかな?

前に、テツさんの映像に騙されたからな…

厳しい練習でも、頑張れば上手くなるかもしれないし…

写真部も楽しそうだけど…


「テツさん、今回はもう少し考えてみるよ」

「ありがとう」


とテツに言った。


「オジサンに出来ることは、これまでだから」

「じゃあねー」


と言って消えていった。


雫は、決められず…

体験を受けることにした。

まず、テニス部の体験を受けた…

身体を動かすのはいいなー気持ちいい!

でも、やっぱり練習は厳しそう…

写真部には、優しい先輩が沢山いて…

先輩のカメラを借りて写真を撮らせて貰った。

でも、カメラを買ってもらわなきゃな…


うーん…

でも、身体を動かすのはすごく気持ち良かった。

テツの映像では、キツそうだったけど…

直感で…

今回は、嫌な印象を持った映像のテニスにしようと決めた。


それから、雫はテニスのラケットやシューズを買って貰って

テニスに入部した。

1年生は、球拾いと素振りばかりで…

正直、つまらなかったけど…

上手い先輩を見ていると…憧れるなぁ


2年生になって、少しずつ試合に出るようになった。

最初は、なかなか勝てなくて…

悲しかったけど…勝てた時は嬉しくて…

もっと練習をしなきゃって思った。


雫は、3年生になって

試合に勝ち進んでいた。

そんな時…スランプになった。

どんなに練習しても、なかなか点を決められなくなっていた。


あー!厳しい練習をしても上手くなれない…

もう辞めたい…


そう叫んだ時に、テツの映像のことを想いだした。

これだったのか…


テツさんの映像の通りに楽しい方に進めば良かったと後悔した。


でも、テツに負けたような気がして…

悔しかったから…

逆に、負けないと思って

練習をし続けた…


その甲斐もあって…雫は、県大会まで進んだ。

惜しくも準優勝となったけど…

雫の学校からは初めての快挙で…

先生にも褒められた。


よく分からないけど…

テツさんありがとう!


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