表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

This “something” need not be matter in the restricted sense.

全12曲は一曲を除いて日付順に並んでおり3曲を除いて一筆書きの日記とされている。


通常に解釈すれば、その移り変わる心象風景がそのまま映し出されていると考えられる。


各曲は長短あり9分の曲もあれば最後の曲のように1分という曲もある。また、その時点の音が封入されており様々な自然音と旋律により構成されている。


これらの曲の中には、まるで誰かと軽やかにステップを踏んで踊るような柔らかさを感じられる曲やあたかも隣でピアノを聞いているような息遣いが感じとれる曲もある。


ご本人のお言葉としては、呼吸のサンプリングはされていないとのことだが、本当に側で聞いている感覚になる不思議と寄り添う音楽となっている。


現時点において、既にこのアルバムが最も売れたアルバムとなっている。「彼」の一番売れた曲もこのアルバムよりは前向きかつ輪郭が鮮明だが、雰囲気としては非常に近い。


この曲は5分で特に何も考えずに作り上げたとする本人インタビューが正しければ、この方は考え過ぎて人の感性から外れるタイプなのかもしれない。


アルバムにも数字を用いたものがいくつかあるが、数字のみとなると本アルバムとコンピレーションアルバムのみになる。


おそらくこの対となるアルバムは、発売時期からすれば珍しい全てデジタルで作業が行われている。また、活動前期から中期にかけてのベスト盤といえる構成であり、このアルバムから3年後に「彼」は最盛期を迎え、最も売れた曲を作り出す。


この数字のみのコンピレーションアルバムに記載された唯一のオリジナル曲は、音楽に節を作るドラムの代わりに演説が使用されており、奇妙なリズムと綺麗な「怒り」に満ちている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ